【感想・ネタバレ】台湾の少年2 収容所島の十年のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

国民党のさまざまな、思想矯正施設、監獄を経験する。

火焼島、国民党が緑島と改名。美しい南の島。
ペラグラという病になる。栄養不足ビタミンBとタンパク質不足で太陽に当たりすぎるとこの病にぬり皮膚が痒くなる

中国共産党と戦い思想統制を行なっている国民党政権も、毛沢東、中共の、下放と同じ様なことをしていたのが興味深い。インテリ層、学生、教員、学者等が島流しされて、畑をしたり石割りをしたり豚を飼っていた。

監獄島に残る先輩からのアドバイス。振り返るな、振り返っちゃだめだ。
人生は続き、殺されてしまった仲間たちの分まで長く続いていくのだ。

0
2023年07月02日

Posted by ブクログ

第2巻は、無実の罪で逮捕された蔡焜霖が、激しい拷問によって自白を強要され、政治犯として緑島に送られ、そこで強制労働に従事させられ、「再教育」を受ける10年間が描かれる。全体に暗いトーンで描かれているが、時折入る見事なブルーが美しく印象的。

0
2022年08月18日

Posted by ブクログ

でたらめな白色テロによって長期間収容されたり殺されたり。国は違ってもやることやられることはそっくりだ。多様性を拒み平気で差別するくだらない人間にだけはなってはいけない。

0
2023年07月27日

Posted by ブクログ

台湾でこのようなことがあったのか。外省人と内省人の対立ということは聞いたことがあったが、十年にも及ぶ長期に無実の者をとらえていたなんて。漫画であるが、読むのが辛くなるような内容だった。

0
2023年05月29日

Posted by ブクログ

最初に三巻を読み、二巻目に入った。はからずしも、そろわずに読む順が逆になってしまったのだが、三巻目を読んでいたときに折に触れ白色テロという言葉が出てきた。何か不条理なものにまきこまれたのだな、ということは察した。だが、二巻を読んでわかったのは、どのような方向に社会が向かうとしても、一般の人の考え方がどうであれ、権力が移動すると抑圧はおこって、それが右であろうが、左であろうが、起きることはほとんど変わりがない。自由主義、資本主義社会が選択されたとしても起こっていたということにやはり、驚く。思想信条は外からみえない。しかも、相手が疑いがあると思えば無くてもあることになるのである。フランス革命や、人権宣言は、少数者の人権を守るための方策をこうじたけれど、日本ではそれは、戦争に負けたことによってもたらされた。つまり憲法である。実際を体験せずに人権を獲得した日本という国に不安を感じた。たぶん、ウクライナの戦争や、さまざまな亀裂は、権力のこういった用いられ方がなくならない限り繰り返されるのだろう。恐れは、混乱を増幅するだろうし、本当の意味での賢い選択をしないといつか後戻りができなくなる。そんな予感がした。

 

0
2023年05月14日

Posted by ブクログ

「ダニー・ボーイ」:歌詞には息子を戦場へ送る父親の心情が描かれていました タップダンス:1920年代のアメリカで生まれ、アイルランド移民とアフリカ黒人の民間舞踏が徐々に融合して生まれたダンススタイル。 りょくとう緑島(かしょうとう火焼島) 原始的なリズムとリズムは分かち難いもので 僕の自由と十年間の青春を奪った政府に感謝しないといけない?なんて馬鹿げてるんだ…。

0
2023年08月01日

Posted by ブクログ

罪を負わされ収容されていた10年間。
希望を見出すことができない状況下で、生き続けることのできる人ってどんなひとだろう。わたしが同じ立場になったら、心も体もすぐに負けてしまいそう。

台湾でほんの数年前に起こった出来事なのに、とても昔のことに感じる。収容されている方がご存命のうちにもっと声を聞いておきたいと思った。

20230624

0
2023年06月24日

「歴史・時代」ランキング