【感想・ネタバレ】一夜―隠蔽捜査10―のレビュー

同じキャリア警察官の主人公「竜崎」と、幼馴染「伊丹」の物語。
とにかく「竜崎」のキャラ設定が秀逸!万事の『原理原則』に忠実で、しがらみの多い警察機構の中、ただひたすら『正論』『理屈』を武器に超合理的に全てを進めていく姿が痛快になってくると、あなたは立派な「竜崎」ファンです。堅物過ぎてヤな奴なのは否めませんが、対照キャラの「伊丹」が、それだけじゃないことを読者に説明してくれます。
的確な判断と部下への指示。こんな上司なら一生ついていきたいっす(かなり堅苦しいけど)。
ドラマ出演者が形容したのは「警察版 半沢直樹」。主人公のキャラは全く違えど、組織内の権力争いとスッキリする読後感は確かに似ているかも。1巻ごとの完結ですが、続巻も読みたくなること必至!そして続巻も期待以上です。(書店員・ラーダニーバ)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

隠蔽捜査シリーズ、このシリーズ好きなので…
竜崎部長のブレないところとか。

今回は、事件に関連して作家が登場します。
純文学とエンタメ作家は、友だちなのか仲間なのか。
ものを創り出すという事、ファンになるという事。

竜崎の息子が大学に通う意味が見出せず、苦労して入った東大を辞めたいと言い出すが、息子に対して放ったエンタメ作家、梅林賢の言はなかなか深いものでした。

梅林が話す作家業についての話も興味深く、一割の法則で言えば、今野敏氏は0.1%に該当するのでしょうね。

小説も音楽も興味がない竜崎、そんな人を宇宙人か?とつい尋ねた本部長も人間味あっておもしろかった部分。

このシリーズ、竜崎部長のキャラで成り立ってるところも大きいと思ってますが、事件解決の間の対人関係がこれまた良いのです。今作はいつもよりほのぼの感があって楽しく読みました。

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2024年03月24日

匿名

購入済み

相変わらず

このシリーズのファンです。捜査の解決に向けて、引き込まれていき、最後まで読むのが止まらなくなりました。相変わらず、周りを惹き付けながら事件を解決していきました。読後感はよかったです。

#共感する

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

隠蔽捜査シリーズの第10作目の「一夜」
面白かったです♪
今回の事件の舞台は小田原です。
竜崎刑事部長がだんだんと人間らしくなってきました^_^
神奈川県警本部長が竜崎刑事部長のことをファンを作る側なのではと、実は私も竜崎刑事部長のファンの一人です。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

大好きなのでもう無条件で★5でいいか!の★5です

まぁ、相変わらず事件の中身はね
うんまぁどうってことないですよ
でもそこじゃないですから!
そこじゃないですからぁあ!

竜崎がなんか喋ってるだけでいいんです
ファンてそういうことですから!
そういうことですからぁあ!(もういいわ)

とにかく竜崎+妻冴子、竜崎+伊丹の場面がついつい笑みがこぼれる微笑ましさ
なんでしょうか

そして今作は今野敏さんの作家としての自虐がすごいw
作家なんて儲からないとかどんな売れっ子作家でも世間的にはそこまで有名じゃないとか

今回登場したミステリー作家の梅林賢は元々アクション小説書いてたらしいんでめちゃくちゃ今野敏さんが投影されてる感じ

今野敏さんて普段こんな感じの人なん?と想像してそれもなんか楽しかったです

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

ストーリーは誘拐事件から始まる。犯人からは何にも要求は無い。話しが進むうちに他の地域で殺人事件が発生!更に主人公の息子の大学を中途退学問題が、さてそれをどう解決するのか?著者の腕前が?充分楽しめた!

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

お馴染み竜崎刑事部長の静かな活躍は、相変わらず面白い。
小田原で人気小説家が誘拐されるが、身代金の要求もないまま事件は膠着してゆく。
そんな場面に出てくるミステリー作家はまるで著者を思わせ、誘拐事件に新たな視点を加味してゆく。
犯人は半ば過ぎに予想がつくのだが、動機や証拠をどのように竜崎が積み上げていくのかが読みどころとなり面白い。
このシリーズは癖になってしまう。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

何故か分からないけど読み始めると止まらない。買ったその日に読み終えた。今野さんの小説の主人公は自己評価が低いというかズレていて、周りの評価が高かったたり、周りから愛されていたり、他シリーズの安積さん、樋口さん、そしてこのシリーズの竜崎さん、皆んな好き。

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2024年02月12日

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大好きなシリーズの新刊。人気作家が誘拐され、並行して起った元作家の殺人事件を神奈川県警刑事部長竜崎伸也が追う。そんなにヒネリのない警察小説(今回も狂言の匂いがプンプンしていた)だが、いつも主人公の竜崎の魅力にやられて全作品を読んでいる。シリーズ10作でマンネリ気味だがそれもよし。

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2024年02月06日

購入済み

隠蔽捜査10

隠蔽捜査はどの巻を読んでも竜崎さんの、ブレない、媚びない、端的な物言いで気持ち良い。またそれを周りは変人扱いしていたが、今では上司からも部下からもあつく信頼されている。不思議な魅力でたまらないです。警察捜査を描いた話なのに血みどろの死体が出て来ないところも魅力

#スカッとする #憧れる

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2024年01月29日

購入済み

隠蔽捜査10

今回もほぼ完璧な内容。ただ、推理ですぐに気づく点に登場人物が気づいたのは後の方だったので、竜崎なら気づくのに、とか、小説だと与えられる伏線からその線しか思い浮かばないが、現実だとその他色々な状況も合わさるからなぁとか思いながら読んでいた。最後の終わり方が秀逸。竜崎が段々と人と関わり合って変わっていくのか見て取れて嬉しい。しかし、まだ刑事部長。早く本庁に復帰して欲しい。

#アツい #深い #憧れる

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
ストーリー自体は単純だったが、キャラが立っていた回だった。

息子の邦彦は相変わらず親に心配しかかけない困った野郎だな。しかし、最後に邦彦が作家に話を聞く場面が印象的で良かった。考えなしに大学に入ってもいい。4年間立場が与えられるのだからどう過ごしても自由だ。ここが説得力があって良かった。

あとは竜崎が警察に入った動機も面白かった!伊丹をコキ使ってやりたかったと。

あらすじ
有名作家が誘拐されたかもしれない。作家の友達である梅林が捜査協力すると申し出て、竜崎が応対する。一方、家庭の方では邦彦がポーランドから帰り、大学を辞めると言い出す。

誘拐捜査は、有名作家本人が無事に保護されたことで終結し、実行犯も逮捕されたが、犯人が一人での犯行が難しいことや、作家の方が記憶が明確な点に違和感があった。事件はやがて他の事件と繋がっていく。

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2024年05月13日

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竜崎は今回も竜崎らしくて好きなんで評価は悪くないが、竜崎の周りの警察官がちょっとあほ過ぎるのはマイナスだな。別に怪しげな小説家のアドバイスなくても気付くよね、今野さん・・・

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2024年04月17日

購入済み

ストーリーの緊迫感は…

安心の展開力ですが、登場人物全般に大人しさを感じました。
主人公の常識に周りの人が慣れてきたようです。

#じれったい #切ない

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

今野敏待望の隠蔽捜査シリーズ最新刊の本作ですが、さすがの面白さでしたね!
原理原則を重んじる主人公の竜崎を中心に、今回は、ある著名小説家が誘拐される事件を追うことになるのですが、その事件の真相のたどり着く先に何が待ち受けているのか?という展開が早く、あっという間に読み終えてしまうほど、ストーリーに熱中しました!
また、事件とは関係ありませんが、竜崎と息子の進路の向き合い方もなかなか深くて良かったです!

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2024年03月24日

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今回はいつにも増してよく動く刑事部長。行方不明者が見つかった時、友人作家とプロデューサーはもう波乱あると思ったが、片方だけ当たった。回収しない伏線という高度な技術か。

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

隠蔽捜査シリーズ10
いつもながら安心して読めるのが良い。途中で事件の真相の見当はついたが動機が分からなかったです。
最後のワクワクする竜崎さんが良い。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

刊行を待ちわびているシリーズの一つ。
神奈川県警刑事部長の肩書きが板に付いてきた竜崎伸也。
今回は、小田原で起きた誘拐事件の捜査本部に出向き、その手腕をいかんなく発揮する。
誘拐の被害者が作家だというので、竜崎は推理作家の梅林賢を捜査本部に招き、彼の推理を検討する。
事件が膠着していると、世間に誘拐のことを発表しろという犯人からの要求が。
事件の真相は、読者には中盤で予想がついてしまう。
しかし、このシリーズは謎解きよりも、原理主義者ともいえる竜崎のキャラと彼の周りの警察人たちとの関わりが楽しみと言える。さらに、竜崎の家族ー奥さんと息子と娘ーとのやりとりも見逃せないひとつ。
今回は、息子の邦彦が東大を中退したいと言い出す。その解決に竜崎が繰り出した手は・・・
まだまだ続きそうなこのシリーズ、次作が出るのはいつだろうか。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

軽く読めて楽しいのだが、流石に10になると隠蔽捜査のプレミアム感も内容も薄くなってきたような。今野さんファイト!「文学性や芸術性は狙って書くものじゃない。そうした行動や思考の記述の上に自然に香り立つもの」竜崎「自分のことや身辺のことを書くなら日記と変わりませんね」ハードカバーに辿り着くのに苦労した?今野さんの本音?読者としては、大衆文学とか純文学、エンタメとかの区分意味ないが出版社の賞レースか…。「人生なんて一夜もあればすっかり変わってしまうこともある。その逆。本当にやりたいことがあれば一夜でそれを手に入れることができるかもしれない。勝負は一瞬。だから、時間を無駄にできる間はしてればいい」

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2024年02月19日

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待ちに待った隠蔽捜査シリーズの10作目。
今作は何もかもが予想通りに展開していくので、そう意味では刺激の少ない淡々と進むストーリーでした。
お馴染み、キャリア幹部同士の足の引っ張り合いもなく竜崎の思い通りに進む所も物足りない。
しかし面白いんですよね。竜崎の一挙手一投足を追いかけるだけで満足できるのが隠蔽捜査ですね。

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2024年02月06日

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ネタバレ

シリーズも10冊目となるともう最初の頃とだいぶ変わる気がする。といいたくなるほど最初の頃のキレッキレだったイメージがなんだかぼやけた気が。人に揉まれて変わったと言いたいのか、あるいは。
大学の時間を無駄にできる期間(猶予期間)のありがたみはホント、その通り。もっと遊んでおけばよかったし、色々とやっとけばよかった。。。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

有り得ない設定だと思ったけれど、登場してくる作家の言葉には著者の本音が含まれてるんだとも思う。好きな作家もアイドルも「いません」と答える竜崎に竜崎らしさを感じた。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

大好きな竜崎伸也シリーズだが、本作は粗しか見えずあまり楽しめなかった。事件の構図が単純過ぎる割に、文量だけ多くイライラし、そんなの小説家の見解聞く前に警察でわかるだろうことばかり。短編小説でもいいぐらい。良かったのは事件解決後に竜崎が息子を連れて小説家に会いに行く件ぐらいか。本当の本当にそろそろネタ切れか。

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2024年04月08日

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隠蔽捜査シリーズ第10弾ということもあって、メインキャラの設定には安心感をもつものの、今回の事件はオチが見えていて意外感も主人公の凄さもあまり感じられなかった。むしろやりたい仕事の道に早く進むか、東大生を続けるかどうかという息子のエピソードの方が印象に残った。
タイトルの「一夜」は一夜城、たちまちに起こりうる変化のように読んだ。
24-5

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

シリーズの中では、だいぶクオリティが低い感じがする。筋立ても無理くりだし、何といっても主役の竜崎の発言のレベルが低くキレも感じられない。えっ、こんなにもアホな人だったのという感じ。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

隠蔽捜査シリーズ、本編10作目。

今回は竜崎がミステリ作家とタッグを組む!何だかいつも変った人と相棒を組まされる碓氷刑事シリーズみたい。しかも、相棒役のミステリ作家さんがどうしても今野敏先生ご本人がモデルのように思えて、アハハ、、、(苦笑)ってなってしまった。
事件の方は多少どんでん返し的な展開ではあるものの、何となく予想はついてしまっていて、そこに行き着くところまでがまどろっこしかったかな、、、。竜崎さんのことだから、最初からすでに展開がある程度読めていて、でも着実に解決までの手順を踏んでいくっていうのは、らしいっちゃぁらしいんですけど。もう少しパンチのある事件だったらもっと面白く読めたかな。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

『隠蔽捜査』の竜崎伸也シリーズも、もう10作目。
このシリーズ。大好きだから末永く続いてほしい。
ただ、初期数作での超合理主義、泰然とした竜崎より大分丸くなった、というか、一般的になってきたように思う。
おなじみのキャラとの会話は楽しいけれど、何か物足りない感じがした。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

隠蔽捜査シリーズ第10弾

小田原に住む有名作家・北上輝記が誘拐され、帳場に詰める竜崎。

犯人からの接触がほとんどなく、目的もはっきりしない事件。

北上は無事解放され、犯人も逮捕されたのに、事件の全容が見えない。

警視庁管内で起きた殺人事件を巻き込み、事件は意外な方向へ向かう。


途中で読めてしまいました。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

せっかく東大に、色んな過去を乗り越えて入ったのに…と思ってしまう親心。親じゃない人の言葉の方がすんなり入っていくものなのかしら、お父さん、竜崎さんなのに。殺人の理由としては浅いような、その世界で生きる人にしか理解できない感情なのか…凡人には理解しがたかったです。竜崎さん、伊丹さんのキャラ、2人のやり取りは安定。竜崎さんのマイペースに貫く姿勢は鉄板でした。

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

シリーズ第10作。
著名な小説家の誘拐事件。竜崎は、被害者の知り合いだというミステリ作家の助言を得ながら捜査を進める。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

今野敏のこのシリーズもマンネリか?
いつものキレやサエがない。このままだと、次回から読むリストから除外したほうが良いとさえ思える。この作家の緊張感か漂う小説をを読んでみたい

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

竜崎ってこんな人だったかな?

丸くなったというか尖ってないというか、愚にもつかないことも口に出すようになっている。

人に揉まれて、人間らしくなったってことかな。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

☆3つ、という感じでしょうかね。原理原則の竜崎さんも、いくらか柔らかさが。いつも感じる最後の早足加減も今作もなかったようで、良い意味でらしくないシリーズ10でした。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

シリーズ第10弾。

発売されると聞いただけでワクワクする作品なのだが、今回はちょっと微妙。

竜崎の言動に回りも慣れてきたのか、対峙するようなキャラもなく、事件に首を突っ込んでくるミステリ作家・梅林の存在も軽い。事件の真相も途中から薄々見えてしまう。
次巻はもっとヒリヒリする展開を期待したい。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

隠蔽捜査シリーズ。

小田原で発生した有名作家の誘拐事件、同時期に東京で発生した殺人事件、それぞれの詳細が明らかになっていくとミステリーの謎が推理できてしまいました。
ということで、ミステリーとしては凡庸な内容なのですが、竜崎のぶれない言葉がメインだと思います。
ミステリー作家は準レギュラー確定かな

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2024年02月08日

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