加藤諦三のレビュー一覧
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『あとがき』に、『この本は、「不可避的な運命」にどう対処するかの本である。 人生の修羅場をどう切り抜ければいいのかと考えた本である。』と、ある。
『残念ながら人間は、「苦悩の中に成熟し、苦悩において成長する」のであり、・・・』
『自分の心の奥深くにある無意識から目を背けて、今の表面的な意識に固...続きを読むPosted by ブクログ -
『人間の心に悩みの渦を巻き起こす原因はたった一つ。 それは、「人は、自分の心がわからない」ということです。 ・・・・・
ではなぜ、人は自分の心がわからないのでしょうか。 本書では、このことを皆さんに伝えていきたいと思っています。 ・・・・・
まずは自分の心の本当の姿に向き合うことからスタート...続きを読むPosted by ブクログ -
人生は幸せになるようにプログラムされてない、不幸だと嘆く裏には何もしなくても幸せになれるはずだという錯覚が存在する。これに気付かず過ごしてきた人が、これを受け入れ努力してきた人と比べて劣等感を持つ。
意識レベルでは「苦しみたくない」と思っていても無意識レベルでは「苦しみたい」と思っているケースが多...続きを読むPosted by ブクログ -
おすすめに出てきたので、購入。
読みやすく、個人的に内容が入ってきやすかった。
学びが多い一冊だった。
不安を取り除くことが幸せな生き方に繋がるという内容で、不安を取り除くとはどういうことか。不安とは、ということが書かれている。
レッスンとあるが、ワークはない。
しかし、こういう人がいたと、例...続きを読むPosted by ブクログ -
いい人ぶっちゃうし、相手の機嫌を取ろうとしちゃうので読んでみた。
成長期の周囲の関わりに関係があったのか。
・親なり周囲の人が、自分の言いなりにすることで安心しようとしていた。
・あとは、酷いことを言っても誰も庇わなかった。
・そんな環境の中で自分を守るために、相手の機嫌を取って攻撃されないように...続きを読むPosted by ブクログ -
理想の子育てや理想の人生なんてない。子育ては難しいんだ、生きることは難しいんだ。みんな苦労しているんだ。
だから何とか生き抜こう、というメッセージ。
ちょっとしたアドバイスがあったら、少し楽になれるかもしれない。
一助になれば、と本文は綴る。
石田ゆり子さんが、旅行に持って行くというこの本。ワン...続きを読むPosted by ブクログ -
端的に言うと、もっと他人に興味を持てと。自分のことは忘れて、職場の仲間のために何ができるか?に夢中になれば、うつ病は治ると。
個人的にはもううつは治ってるのですが(元々うつ病未満だったので)、予防という観点で、参考にしたいと思う。Posted by ブクログ -
加藤先生の本にはいつもなるほどと思うのだが、今回のこの本では「敏感性性格」の記述について、目からウロコだった。
さらにちょっと意外だったのは、「自分でどちらか一方に決め込んでいこうとしないこと」「2つの自分を楽し」むこと、などといった提案が、割と最初の方に書かれていることだった。そのせいか、他の加藤...続きを読むPosted by ブクログ -
加藤先生はその著作の中で、幾度となくご自身も「5歳児の大人」であったことを認めていて、この本でもそれが出発点になっている。だから、他の著作よりも主張がより明確に伝わってくるように感じた。折に触れて読み返していくようにしたい。Posted by ブクログ
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幼少期に親から愛情をもらえなかった人は悲しい。自分のことを愛していないから、その感情が投影されて他人を愛せない。他人を疑う、憎む。まず、自分には幼児的な甘えが満たされておらず、それを他人に求めてしまうということを認める。そして、そんな幼児的な自分を知り、自分を大切にしよう。Posted by ブクログ
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幼児期願望が満たされなかった人=愛情をもらえなかった人。大人になってからも母親と他人の区別がつかず、愛情を求め続ける→周囲といざこざ、常に余裕がない。
幼児期願望が解消されないで大人になってしまった事実を受け入れる。そんな自分は他の人とは違うということを受け入れる。幸せは人それぞれの周囲に対する解...続きを読むPosted by ブクログ -
『周囲の人を見て、今日すべき事をひとつひとつしていく』
『大切なのは、自分が相手にしてあげたことも、相手からしてもらった事も覚えていること』との事。
私、してあげた事結構忘れてます…それって結局自己満足なんじゃないかと思っていて、私がしたいからしている。したくない事は極力しない。よって、お礼を言わ...続きを読むPosted by ブクログ -
体は成人でも精神は5歳児の男女がこの世の中に紛れ込んでいる。その5歳児に振り回されて不幸になってしまう人がなんと多い事か。精神の成長が5歳で止まってしまった原因の殆どは、幼少期の環境に有ると言う事がこの本の主旨だ。私の周囲にも思い当たる節が有り、「あるある」と納得しながら読ませて貰った。
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私はまず、5歳児であることを認めなくてはいけないと思う。というか、今回この本を読んで、改めて心理的に大人ではないんだなって思った。
今までは、いい子でいなくてはいけないという強迫観念とありのままの自分でいてはみんなに受けいれてもらえないっていう思いがあった。それに、みんなから嫌われたくないと思って...続きを読むPosted by ブクログ -
加藤諦三さんの著書を何冊か読む内に、文章の書き方のリズム感なるものを感じて、今回も分かりやすく、興味深く読めた。
うつとは何か、どの様にして発症するか、等、知り得た。それは、世間のうつ病者へのイメージと違いすぎる。
うつ病者の周りの人々が読んで、うつ病者に寄り添うのに大いに参考になると想う...続きを読むPosted by ブクログ -
人の成長過程から生まれる心の問題など、多様な人間心理を説明してくれています。
自信が持てない原因についても、弱者側と強者側を通して描かれており納得のいくものでした。
私の気にいった一文を書かせて頂きます。
この人たちは、まず対人関係を変えることから出発するのがよい。些細な失敗であなたを嘲笑し続ける...続きを読むPosted by ブクログ -
不安をしずめて、幸せになる積極的な解決方法
目標や自分の信念を信じること
好きなものを見つける
主体的な価値を見つけること
素直であるということは現実否認をしないこと
幸運の扉はなぜから生まれる
自分の不安になぜと問うこと!Posted by ブクログ -
子供の頃の経験が、今の自分を作っているので思い出して見る機会になると思います。私の場合、母親が支配的であったように思います。こうあるべき、こうしたほうがいい、違う、と言われた記憶が蘇ってきます。他人に好かれるためには要求に答えることで、そうしないと誰からも好かれないので頑張るしかないと思っていました...続きを読むPosted by ブクログ