木村泰司のレビュー一覧

  • ゴッホ
    ゴッホの激動の人生が見える伝記

    最愛の弟、テオとの関係に時折涙が出そうになった。
    癇癪持ちで、家族から距離を置かれてしまうようになっても兄を支え続けるテオとそれに答えようと悶えるゴッホ..
    最期に弟を想い、自ら命をたった兄。
    それに続くように亡くなる弟。
    有名で精緻な表現をする偉人な反面、不器用な...続きを読む
  • 人騒がせな名画たち
    歴史や時代背景を丁寧に書いてくれているので、
    名画が人騒がせかとかよりも本の内容がおもしろかった。 
  • ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡
    良書。

    ・カミーユ・ピサロは印象派の「みんなのお父さん」的な存在。

    ・学生時代ともに陰キャだったセザンヌとエミール・ゾラは親友となるも、成功したゾラはパリピに変貌し、生涯陰キャなセザンヌとは疎遠になってしまう。

    ・何度見てもゴッホの自画像には狂気を感じる。帰宅してこの絵が飾ってあったらオシッコ...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

    美術の知識がない私からすると、あまりお目にかかったことのない作品の解説が多かったのですが、その背景にある歴史が自身の知っている教養と結びついたことで絵の捉え方が変わりました。
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    美術史の概要を把握できた。これから美術館や展示に足を運ぶ際、どのように鑑賞すればいいかが少しわかり、一つステップアップした感覚だ。
  • 人騒がせな名画たち
    美術が万年3の私でも楽しく読めました!

    教養として絵画を学びたくて手に取ったのですが、美術館などに行きたいと思うきっかけになりました!
    絵画をまだ何も知らない人、あまり興味ない人にオススメです
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    古代ギリシャの時代から20世紀初頭まで、歴史をたどりながらその様式が広まり、受け入れられるようになったあらましが浅く広く記されている。
    前書きの鼻につく感じで若干身構えたが、本編は流れも整理されていて理解しやすかった。
    現代美術が扱われていないことと、文中に出てくる作品の一部が収録されているもののモ...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    まさかのフルカラー。絵はすべて高画質で印刷されており、目を近づけて見ても細部までじっくり観察することができる。ページをまたいで絵が印刷されている箇所も多いが、本を十分に開いて鑑賞できるよう製本されているのも好印象である。著者の木村氏の上品で明快な文章に加え、細々とした内容(アトリビュート等)は表にま...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートは知っている ルーヴルに学ぶ美術の教養
    絵画の「見方」「感じ方」ではなく「読み方」を解説した一冊

    作品からさまざまなメッセージや背景を読み取るにはもっと勉強が必要だなと感じた
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    古典的美術(宗教画、寓意画、神話画、風俗画、風景画、静物画)の見方が一気に変わりました。今までは、味わうという感覚でしたが、実は理解する、ものであるという面白さを知りました。
    また、一枚の紙にどういった登場人物、物、風景をどういう論理で収めていくか、どうか見合わせるか、ストーリーを構築するか、等、ビ...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    「美術は見るものではなく読むもの」

    西洋美術の変遷を時代ごとに追いながら
    その様式の特徴だけではなく時代背景や人物像を
    紹介してくれるおかげで多くの学びがある一冊。

    芸術好きなら聞いたことのあるアーティストの名前が沢山でてくるが、一人ひとりポイントを抑えて簡潔に説明してくれるおかげで、自分の知識...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    絵画を「読む」という観点で書かれた本。
    当時の出来事、政治、経済、人々の傾向など社会と関連させて絵画作品や画家についての知識が得られる一冊である。
    絵画作品は宗教との繋がりもあるため、当時の宗教的な情勢も含めて知識が得られた。
    ただ作品について知るのではなく、当時の社会背景も知ることで今後より深く絵...続きを読む
  • 人騒がせな名画たち
    なんと言っても、名画がカラーで載っている! これだけで買い。
    西洋絵画の見方をやさしく教えてくれる。まず、絵画ジャンルのヒエラルキー。
    歴史画>肖像画>風俗画>風景画>静物画

    この歴史画の中に、宗教画と神話画・寓意画が含まれていて、2章を割いて解説がある。
    この本を読む前に、古事記の本や神話につ...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    名画をより深く観たり鑑賞するために、その名画を「読む」必要があると言う。時代背景や書かれているものの意味など、知ると数倍楽しくなりそうです。特に近代絵画以前の絵画鑑賞の見方がガラリと変ります。お勧めの1冊です。あとがきで「後期印象派以降の近代美術と現代美術に関しては、その基礎である古典芸術を把握した...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    美術の知識は全くないような状態で読みましたが、中学の美術の授業でも、この本のように歴史的背景と結びつけて教えてくれていたら、もっと早く美術の魅力に気づけていたのではないかと思います。
    中学だとまだ日本史しか学んでいない段階なので厳しいのかもしれませんが。
    特に中学校で学ぶ理系以外の科目は、なぜなのか...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    聖人や神々を見分けるためのアトリビュート(持ち物)

    プリマヴェーラは寓意画。歴史画の中で寓意画が最も高貴とされる。

    カンヴァセーションピース(団欒肖像画)

    オランダ風俗画
    教訓的メッセージ
    水差しは純潔を示し、楽器は性行為を示す

    雅宴画、ロココ絵画

    ファーストネームで呼ばれることは、美術史...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    中学校での歴史の授業から機会なく生きてきた人間には、大変素晴らしい世界美術史の教科書になった。
    著者のあとがきの通り、この知識だけでもある時と無い時では、551の蓬莱並みに、世界で出会う美術館の見方と理解が違う。
    20年前に読んでいたらと悔やまれるが、これから頑張ろう。
  • 人騒がせな名画たち
    読書記録です。

    「怖い絵」から著者の作品にハマってます。同じ絵でも観る視点が変わるだけで、こんなにもいろいろな意味を持つのか…と毎度感心させられるので、ワタシ的にはいつも高評価なのです。
    電気もガスも無い、今では考えられないぐらい不便な時代に時間(人生)をかけて「画布に向かってなぜこの絵を描いたの...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    まさに探していたドンピシャの本。
    ヨーロッパ旅行中に美術館に行っても「きれいだなー」とか「解説を読んでその気になる」を防げる本。

    もともと聖書とコーランを買って読み解いてから美術館に行こうと思っていたのですが、この本一冊で十分。

    他のイメージを読む、とかでも勉強していたのですがこちらのほうがわか...続きを読む
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養
    絵画を、歴史画、神話画、肖像画などのジャンルごとにわけて解説する。美術史をひろく捉えるにはうってつけ。ただ、西洋とくに西ヨーロッパに偏っていることは否めない。