磯田道史のレビュー一覧
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万葉集研究の泰斗と気鋭の日本史学者二人の知的な対談。取り止めのない内容だが大いに楽しめる。
話があちこちに飛ぶからこそ面白い。こういった知的な対談というのは実に良い。特に語源から日本人の思想を語るところは実に興味深い。わざ+はひ、さき+はひ。Posted by ブクログ -
そうかー、浜松東照宮はパワースポット認定されたんだな。歴史的な証拠の書状を集めるのは大変そうだ。文系でもお金はかかるんだな。こまごましたうんちくがPosted by ブクログ
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大河ドラマの影響で、様々な徳川家康関連本が出版されていますが、テレビ番組等で活躍する著者がこれまでと異なる視点から家康の戦略を述べた一冊。
著者の視点は明確で、冒頭で次のように述べています。
○家康は、三河の弱小大名であったのに、なぜ・どうやって天下を手に入れ、しかも260年も続く、政権を築けたのか...続きを読むPosted by ブクログ -
徳川家康にあまり興味がなかったが
暗闇を逃げる時に左右のお供の刀につばをはいて
後日それを証拠にその家来にお礼をしたというエピソード面白かった
吉田松陰の顔が5代目圓楽師匠に似ていたというのも驚きでした。ずっとキツネ目の細面を想像してました。
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徳川家康の生涯から何を学ぶか、それを書いたものは色々とありそうだが、実はなかなか難しいテーマだ。あまりにも時代が違うことや、さまざまな研究が進んでいることなどがその理由である。しかし、この本は、多くの資料をあげて、うまくまとめている。家康が武威を掲げ、信頼を得ていったことなどが説得力を持って述べられ...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。当時の士族の生活の細部が描写されていて、リアリティが感じられた。このような話を今の教育現場ですれば歴史好きな子ども達が増えそうだ。Posted by ブクログ
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日本で起きた、地震、津波、噴火、台風、洪水、土砂災害、感染症、の歴史を知る。
未来の予測はできないが、起これば戦争よりも多くの死者が出てしまう自然災害。
1855年の安政江戸地震で浅草、本所・深川あたりは多くの家屋が崩れた。
1923年の関東大震災では、10万人以上の死者を出したが、墨田区だけで火...続きを読むPosted by ブクログ -
変化に対応出来なければ、いずれ滅びるという著者の意見に、現代でも同じだと、歴史から学んだ。
江戸から明治の転換期に存続することは、至難の技であったろう。Posted by ブクログ -
歴史とは5W1Hを調べて因果関係を考える学問。
日本に住んでて日本の歴史を知らないのは恥ずかしい。一般教養として教えるべき学問で、そこから興味があることを深掘りすればよい!Posted by ブクログ -
私達はこの方たちの未来にある。私は頑張れてますか?社会も大地も変わってしまったけど磯田道史先生は古を掘り起こし人の在り方、大地の棲み方を示してくれてると思いましたPosted by ブクログ
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磯田道史氏のエッセイ集。築山殿の本当の呼び名をさがすとか、いろいろと面白いことが書いてある。古文書から考えたことを綴っているが、出典も明記してあって、好感が持てる。歴史のエッセイでは、司馬遼太郎のものが良いと考えているが、司馬遼太郎亡き後、それを継ぐのは磯田氏かましれないと思った。Posted by ブクログ
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加賀藩の御算用者、猪山家の家計簿を発見した磯田先生がその時代の武士の暮らしや習わし、生き方を分析する歴史探検ができる本。
武士の身分故に交際費が高くついて実はめちゃくちゃ貧乏なのに、自分より懐のあったかい草履取りより偉そうにしていなければならないなど、身分と裕福さには関連性がないという事実が面白い...続きを読むPosted by ブクログ