垣根涼介のレビュー一覧
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『君たちに明日はない』第5弾。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
『トーキョー・イーストサイド』 老舗化粧品ブランド『コフレ』のエリアマネジャー・まりえ。
大手化学メーカー『ワコウ』に買収され…
『カネボウ』と『花王』かと。
鐘紡自体を知るだけに、なんとも…
結...続きを読むPosted by ブクログ -
君たちに明日はない3。
リストラ請負業社『日本ヒューマンリアクト』・村上真介。
リストラなのに暗さはない。
みんな、次の一歩を自ら決めて、踏み出している。
『ビューティフル・ドリーマー』 夢想家もしくは虹を追いかける人。
英会話学校教師・優子、居場所を探し続ける。
『心のままに生きよ。そうすれば...続きを読むPosted by ブクログ -
2007年刊。退職召喚のアウトソースを生業とする30代男性主人公。なにやら、いけ好かない主人公かな…と思いつつ読み進めていくと印象が大きく変わって行くように書かれていて面白い。仕事的にかなり心気臭く泥臭い、殺伐とした内容だなぁと思いつつ読み進めるが、様々な登場人物の置かれた上記・視点で描く事で泥沼に...続きを読むPosted by ブクログ
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クビ切り面接官のお話かと書いてあったので人事や法律のお話かなと思ったけど、働く人への応援小説でした!
個性豊かな人物がたくさん出てきて、ワクワクします。
人生の半分以上を占める『労働』とうまく向き合うきっかけになりそうな小説!Posted by ブクログ -
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト』の面接官・村上真介。
百貨店外商部の稼ぎ頭の女子社員、女性恐怖症の生命保険会社の係長、消費者金融のイケメン店長、新潟の旅館の女性従業員…
あまり真介の出番はなかったような…
それぞれが自分で考え、自分が選んだ道へ。
リストラの話なのに、全然暗さを感じない...続きを読むPosted by ブクログ -
リストラ請負会社で働く者を主人公にしたシリーズものの3作目。退職を提案されることで皆、最初はショックを受けるも、これまでの自らの仕事への向き合い方やこれからの人生を考えるきっかけになる。今の会社に居続けるか、覚悟を持って新しいことにチャレンジするか、その選択の背中を押してくれる作品。4編どれも面白か...続きを読むPosted by ブクログ
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君たちに明日はないのシリーズ最終本。
今まで他人の退職を促してきた真介が、今度は自分の将来を考えることになる。人との出会い、それが一期一会てあろうとも、その人達と関わり続けてきた彼の人柄が滲み出る。
年上の彼女とはその後どうなるのかも気になる。Posted by ブクログ -
著者、垣根涼介さんはバイクや車、音楽にかなり精通していることがわかる。
いろんな業種の内部事情が垣間見れるのも楽しみの一つ。
世の中の8対2の法則も面白い。例えば国民には5%の富裕層と、高給与所得者を含む15%の小金持ち、そして残る80%のなんとか生活している層に分かれる。
パレートの法則と言って、...続きを読むPosted by ブクログ -
直木賞作家・垣根涼介、初読み。
リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト㈱』で、リストラ対象者の面接官を担当する村上真介。
真介は、リストラ対象者のこれまでをじっくり調べて、どの選択が幸せかを考えて、対象者を導こうとしている。
対象者も、人生を振り返り、どうすればいいかを考えている。
陽子も、...続きを読むPosted by ブクログ