山本直人のレビュー一覧

  • 電通とリクルート
    戦後の日本の広告を牽引してきた電通とリクルートをあげ、それぞれの特質(共通点と違う点)に注目しつつ、戦後の人々の「消費のあり方」がどう変わっていったかを分析した本。

    主張したい点はわかりやすかったのですが、若干議論が発散する点もちらほら。
    しかし、全体としてはうまく整理されていて、広告や消費につい...続きを読む
  • 電通とリクルート
    昔、博報堂にいた人が書いた本。前書きに書かれているとおり、広告のことやタイトル2社のこと、というよりは人々の欲望の作られ方、のような内容。全体的に過去の振り返りが主。これからのことについてはほとんど書かれていないが、今起こっていることも、しょせん、過去の繰り返しであることが、逆に良くわかる。
    電通に...続きを読む
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    2014/7/12 意味のある広告は存在する。どう作るかはマニュアルはないし、保証はできない。しかし、webならやりようがあるんじゃないか。進むべき道は間違えてないはず。
  • 電通とリクルート
    ・発散志向広告と収束志向広告

    ・広告の役割の一つ → 辞書(意味)の書き換え

    ・情報誌を高収益ビジネスとして実現するためには寡占化が必要

    ・消費者自らが「買う理由」を欲している
    ・優秀な売り手は、多くの迷える客に対して「理由」を上手に提供している


    '広告は、夢を見せても夢への道のりを教えて...続きを読む
  • マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法
    買う理由をつくるには?

    →マーケッターは優れた疑問を持つセンスを磨き、自分だったらこうするのにと考え続ける
    ポジショニングでの自社の位置はお客さんが決めるため、自己満足にならないように気をつける
    インサイト、消費者心理の洞察が設計を決める
  • 電通とリクルート
    2011年6月初版
    山本直人 著
    ==

    日本の戦後情報産業史を、広告という領域でそれぞれ異なるアプローチで拡大させてきた電通とリクルートに焦点を当てることで、整理した一冊。

    そうかそういう整理も出来るかーという意味では、
    ありそうでなかったアプローチなのかもなあと思い、
    いろいろと面白く読めまし...続きを読む
  • 電通とリクルート
    情報に期待し過ぎていた自分に気が付いた。情報が多いからといって最適な選択肢や幸せは約束されない。あくまでも決断は"これまで積み上げてきた自分の価値観"に則る。
  • 話せぬ若手と聞けない上司
    本書の視点をそのまま鵜呑みにするのは危険だが、こういう若者の考え方も一面としてあるだろう、と参考になるところ多々あり。身近にいる若者と照らし合わせながら読むと、なかなか読み物としても面白い。
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    特に最後のほうの記述、「心の豊かさ」を強調し物質的な豊かさを否定しがちな風潮に対する異議申し立ては、心から同意する。
    物質的な豊かさを否定する人は、「心か物か」という誤った二者択一に陥ってしまってるんだ。僕はむしろ、心を豊かにする必要条件として、物の豊かさがあるように感じている。

    あとは、机上の空...続きを読む
  • 世代論のワナ
    "〜世代"のレッテルをはがし、「共通する何か」を発見し、それぞれの状況を踏まえて、違いを認め合おう。

    情報過多になって、情報レベルで思考停止。メディアのベースが広告にあるというのも、ゆがみを生じる原因なのか。
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    テレビ偏重がかげり始めた最近の広告事情などについて紹介している本。山本氏の本は文章がこなれているし、嫌味がないので読みやすい。ただし、「○○というのはご存じだろうが……」的な言い回しが何回か出てきて、そこがマーケティング門外漢の身としては気になった。知らないっつーの! 副題の「入門」ってことは、門外...続きを読む
  • 世代論のワナ
    世代の語られ方に興味があった時に出会い購入。50代半ばの今時の若者は…という安易な括り方にフラストレーションを感じ、バブル経験の無い私たちがどんな風に捉えられているのか知りたいと思っていたので面白く読めた。偏らない着目点や、ライブドアの踏み絵などわかりにくい40代と30代の間にある差などは勉強になっ...続きを読む
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    120314
    マーケティングは売るための知恵。植民地のないアメリカで。少子高齢化、本物志向、代用品文化。ブランド力。愛着、考える手間が省ける。多品種化。分衆。未婚者の増加、男女雇用機会均等法。記憶に残す。タレント起用。情報受動型と情報検索型。広告費6兆円、テレビ2兆円。
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    マーケティングっていうよりもPR、特にテレビCMの話に終始している。
    第4章、「効くCM」の話が参考になった。また消費者心理からのアプローチもしており、ただ著者自身の経験で語られているだけでないところがよい。
  • 世代論のワナ
    世代論って、ラベリングを通じて思い込んでるからか、それをなくして考えるのが難しい。思考の起点がない感じ
  • 世代論のワナ
    【本】山本直人『世代論のワナ』。コミュ力は意思の疎通だとか情報の伝達ではなく、「共通する何か」を模索すること。前者はコミュニケーションの結果でしかない。大家族のような家庭的な職場が今の閉塞感を打ち破るかどうかは分からないが、不毛なレッテルの張りあいはもうやめよう。
  • 電通とリクルート
    (summary)
    電通=発散志向型広告、リクルート=収束志向型広告と比較の視点を持ちつつ両社は相互補完的な役割を果たしながら消費者/労働者である同一の人に様様な影響をもたらしてきたとしている。ネットの浸透により広告は一つの情報ソースの一つとして組み替えられ再整理されたため、憧憬を生み出すことが困難...続きを読む
  • 話せぬ若手と聞けない上司
    若者が理解できない上司世代向けの本。
    無駄なこともしてみるということが大切という点が印象に残った。
  • 売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門―
    難しい話は殆どなく身近な話が多いので疲れているときでも普通に楽しめました。(まぁ難しそうな本は買わないのですが。。。)色々な宣伝の裏にある作者の思いや狙いなんかが紹介されており、話のネタ帳としても活躍しそうです。特に、「やっぱりプレステだよなぁ」という宣伝をしたドリキャス湯川専務の話とかなかなか面白...続きを読む
  • 話せぬ若手と聞けない上司
    大手広告代理店のH報堂出身の人のお話だけあって、内容は面白いんだけど、う~ん。

    「若者は、こういうものなので、理解しましょう」という一本調子なので少し退屈。

    「いまどきの若手は、 努力 すれば何でもできると思っている。だけど 努力 してもできない世界を知らない。だから脆い。」

    という部分...続きを読む