里見蘭のレビュー一覧

  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    内容(「BOOK」データベースより)
    僕の自殺未遂。母の死。失われた“あの日”の記憶。ひきこもり続けて、もう四年。父が、家に傍若無人な赤ん坊を連れてきて、僕の生活は、無茶苦茶になった。でも、生きる目的は復活。

    漫画チックな表紙で少しひるみながらも、あらすじがどうにも気になって購入。
    所謂ニートが、...続きを読む
  • ミリオンセラーガール
    どストライクでした!

    本に惚れ込み、それを売る人たち。
    そこに関わるすべての職種
    すべての立ち位置から
    本を作り 売ることの何もかもが
    描かれている おそらく稀有な一冊。

    その人たちがお仕事、日常の中に抱える
    ジレンマ、苦悩、反発、哀しみ、喜び、
    一体感、達成感、ときめき、愛惜……

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  • 大神兄弟探偵社(新潮文庫nex)
    天才的な頭脳を持つリーダーと、ピンチを救う小道具、何故か探偵と協働する警察と、名探偵コナンばりの展開を見せるアクションエンターテインメント。
    事件はかなり非現実的だけど、まあ面白かったからいいか。
  • 誘拐サーカス―大神兄弟探偵社―(新潮文庫nex)
    本屋に二巻目がなかったからとばして三巻目を。一巻目よりは面白かった気がする。相変わらずの鏡市の先読みスキル。ちょっと現実味がないけれどそういうものだと思って読む分には楽しい。
    カゲロウが割とあっけなく死んだのが惜しかった。土壇場で物語が急スピードで進んでくのも相変わらずな気がする。次巻があるとするな...続きを読む
  • ミリオンセラーガール
    失恋と失業。二十歳の女性・沙智は、不幸のどん底に。そこでアパレルで働いた知識を活かし、ファッション誌の編集者になろうと一念発起し、出版社に就職することに。
    配属されたのは販売促進部。本に興味のない沙智は、上司や他部署のスタッフ、また書店員達からあまりの無知に呆れられるが、書店での研修や、無名の作家の...続きを読む
  • ミリオンセラーガール
    アパレル業界からファッション雑誌の編集に転職を希望するも、業界の知識ゼロなのに販売促進部に配属された女の子の話
    業界の知識がゼロなので、同じく何も知らない読者層にもわかりやすい
    書店や編集視点の作品はあるけど、販売促進や流通システムの視点で描く作品は珍しいかな
    書店研修の部分では書店あるあるも紹介さ...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    想定外の掘り出し物。家にも帰らず、喫茶店に寄って久々の一気読み。ミステリとしても、心温まるエンタメ小説としても楽しまさせていただきました。都合のいい部分はあるが、それでもいい。
  • 誘拐サーカス―大神兄弟探偵社―(新潮文庫nex)
    え!?続きはどうなっちゃうの……?

    と、巻末まで読んだあと久しぶりに次の巻の心配をしてしまいました(;゜゜)
    ので、次回作に期待をこめて。


    (次回作あるならば、意外と普通に冒頭から黎が復活していそうだけれど)
  • 小説L DK 柊聖’S ROOM(2)
  • ミリオンセラーガール
    アパレルショップをリストラされた沙智は心機一転、ファッション誌の編集者を目指して出版社へ入社するが、配属されたのは販売促進部…どこそれ?なにする部署?…とお話が進んでいく。個性豊かな周りの人物に囲まれ、無名作家の小説をミリオンセラーにせよ、と命令され必死に奮闘する沙智。
    本当に登場人物が個性豊かに描...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    夏の文庫フェアで見かけて買ったやつ。まぁくんダメダメすぎてちょっとイライラしたけど、ちゃんと成長してて良かった。赤ん坊の表現が多彩すぎる!笑 あ~そういう問題に持ってくのね…ってオチ。 不妊のツラさ、出産の大変さも描写されてたので、読みごたえがあった。
    章ごとに語り手が違って、理解するまでに時間がか...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    すごく面白かった。
    独特な言い回しが多用されているが、鬱陶しくない演出。
    人物相関が少しこんがらがってしまい、もう一回読まなきゃだめだなーと感じてる。
  • ギャラリスト
    日本画の最後の巨匠の作品がクリスティーズで安くオークションにかけられる。ここから物語は始まります。
    画商と絵画投資ファンドの駆け引きがメインの物語ですが、そこここに近代までの著名な画家が出てくるので、絵に興味があれば一層楽しめます。
    バブル以降の日本の絵画業界の話も出てきて、モデルとなった画商や作家...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    あかちゃんの面倒をみるって大変!ってことじゃなく、引きこもりの青年があかちゃんを育てることでしだいに… なんてありきたりの話でもない。それ込みのミステリーなんですね。終盤、えーっ!そっち?って思いましたよ(笑)
  • ミリオンセラーガール
    2014/7/18宝塚book 1stで購入。
    なんだか、「書店ガール」に似ているような気がします。書籍の流通が分かって興味深い。
  • 大神兄弟探偵社(新潮文庫nex)
    ”大神兄弟探偵社”里見蘭著 新潮文庫nex(2014/10発売)
    (イラスト:スカイエマ)

    ・・・美術館から時価20億円の絵画が盗まれた。学芸員に容疑が掛かるなか、その妹と親しい大学生・城戸友彦は力になりたいと、神楽坂の路地裏に佇む探偵事務所を訪れた。慇懃無礼(いんぎんぶれい)な青年所長が提示した...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    複雑な家族関係で紡がれるミステリー。最後は急ぎ足で伏線を回収しているので、ややわかりにくい部分も。
    ただ再読すれば意味がわかってくる。
    産まれた来た子にはなんの罪もない。純粋無垢なタカヤの描写は、思わず微笑みながら読んでしまった。
    ミステリーとしてはなかなか。「親孝行したくなる!」という帯は過剰だと...続きを読む
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    赤ちゃんとその子を育てるハメになった主人公の成長物語かと思ったが、それだけではなく、本格ミステリーとしても完成度の高さ。
    よくある書き方ではあるが、身構えずに読んだので、びっくりの展開。
  • さよなら、ベイビー(新潮文庫)
    まず惹かれたのが、赤ん坊とひきこもりというミスマッチ。

    感想から言うと。
    面白かったです。
    で、ちょっともらい泣き。
    でも内容紹介にあるような「痛快青春ミステリー」ではない様な。
    少なくとも私のイメージとは違いました。

    「赤ん坊タカヤの母親はどうした?」という謎(?)はありますが、
    どちらかとい...続きを読む
  • 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ
    古本屋さんで何度か目にしていて気になってはいたけれど、なんだか手が伸びなくて。
    ブッくじのクーポンがあったので買ってみた。
    もっと早く読めば良かったなぁ。

    ミステリーと本の作品はやっぱりいいね!

    今回は、カフェ兼古書店の話。
    そこに来るお客さんの謎?をおすすめの本を紹介して解決すると言う話。
    ...続きを読む