細野不二彦のレビュー一覧

  • 太郎(TARO) 24
    不正な手段で世界チャンピオンの座についたホセは、太郎相手に勝てないと判断したのか、自らが怪我を負っているとして防衛戦を辞退する異常事態。
    暫定世界チャンピオンを決する戦いをイワンと組む方向に…。

    計算しつくされた攻め手で太郎からダウンを奪うイワン。
    片や意地と臨機応変な戦略で、イワンからダウンを奪...続きを読む
  • 太郎(TARO) 23
    イワン、太郎、ガルシアの過去・現在・未来が交わる。

    凄絶な過去、そして納得のいかない裁定でも再び世界チャンピオンへの歩を進めるイワン。

    前巻「サラリーマン兼業ボクサー」としての太郎のアイデンティティが失われるつく信退職に、円満退庫となる様あの渥美課長の尽力があったなんて…。
    そして太郎も判定勝ち...続きを読む
  • 太郎(TARO) 22
    ガルシアとの死闘を制し、日本チャンピオンとなった太郎。

    ガルシアが引退し帰国すると聞いて堪らず空港へ、そして太郎の父の犯した罪に縛られていた二人は…。
    取り敢えず、ガルシアとサンディの娘を、太郎に会わせられたのは是好。

    その後、東洋太平洋チャンピオン奪取、3連続防衛と果たし、世界チャンピオン・イ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 21
    森崎救出の際、大事な左拳を傷めてしまった太郎。
    臨月のサンディを入国管理局により強制的に引き剥がされ、迷走するガルシア。

    33年に一度の大流星群の夜に二人は壮絶な死闘に狂じる事に…。
    左拳の不調をガルシアに悟られた太郎は試合途中に左拳の骨が折れ、サンディが連行される際に側頭部を地面に打付けていたガ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 20
    韓国・白との死闘を制し東洋太平洋7位となった太郎。
    そしてかなり無理な減量の上でもKOで日本チャンピオン防衛を決めたガルシア。
    幼き頃からの因縁がある二人の直接対決がいよいよ。

    しかし2人のタイトルマッチとは別の処で暗雲が垂れ込め。

    森崎が何者かに攫われ、現在は一応は敵対者の筈の太郎を巻込むアポ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 19
    太郎とガルシアの各々の試合、韓国と日本の別会場で同日同時刻に開催される事に。
    太郎は、無知故に国際儀礼である国旗掲揚・国歌斉唱で不遜な態度でいきなり悪者に。

    片や元々悪役王者のガルシアは、素人目に見ても減量失敗が明白な状態で試合へ…。
    しかし、形勢不利を装いながら9Rでの逆転勝利、アポロのファラオ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 18
    太郎とガルシアの再戦、且つタイトルマッチを求める流れはもうどうにも止められる様な状況には無く…。
    熊田会長が出した条件は、直接対決の前にお互いに一戦を挟む事。
    これがなかなかの曲者な条件で、お互いにとって苦しい戦いになりそうな…。

    ガルシアは筋肉量増量による減量難。本来なら階級変更すべきだが、太郎...続きを読む
  • 太郎(TARO) 16
    深みに嵌まった若林あゆ。薄々悪い前兆は描かれてたけど、顧客預金の横領を犯してしまうなんて…。
    支店長も事を公にしない方向で進めようとする中、責任を感じ「結婚しよう」と言うが、魂が抜けてしまった太郎に寄り添われてもあゆは…。

    一方、因縁の相手ガルシアの所属する新世界ジムの経営母体が破綻し、プロライセ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 17
    メディアへの露出も増え、広告主&つく信の広告塔として役割も求められメジャーになっていく太郎。
    そして因縁の相手ガルシアも、日本チャンピオン&悪役&コメディー等々で認知度を増していた。

    アポロジム高塚も、ガルシアも、太郎も互いの再戦を望むが、熊田会長だけは否定的で…。

    タイガー柴田、サンディ、後楽...続きを読む
  • 太郎(TARO) 15
    自らの欲求を受容れない太郎に当たり散らし、尚且つ想いを焦してしまった若林あゆ。
    その想いは依存、見失った時の喪失感は…。
    怪しげな宗教紛いに傾倒していく姿は、救いが無さそうで…。

    銀メダルを低く言われ、且つ森崎の件もあり、高塚の選んだ策とは「ガルシアの自ジムへ勧誘」。
    これは後を引きそうな…

    ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 14
    世界チャンピオンのスパーリングパートナーの内の1人に選ばれた太郎。
    森崎の横にいた男(高塚)の事でモヤモヤもあり、何とか集中しようとする太郎に対して「あたしとボクシングのどちらが大事か」と世界を目指して戦う男に行ってはならない言動をしてしまうあゆ。
    つく信では、融資先の不渡り騒動。
    ガルシアとサンデ...続きを読む
  • 太郎(TARO) 13
    不良債権回収担当の上司である渥美課長とは遣り取りに、ストレスが溜まり目に見えてセンシティブになる太郎。
    そんな太郎を心配しつつも、どうしても己の欲情を優先してしまうあゆ。
    つく信を退職後、連絡先も交換できなかった森崎。(←この辺りは掲載当時の時代感を感じてしまいます)
    連絡を取る事も出来ずモヤモヤの...続きを読む
  • 太郎(TARO) 12
    因縁の速水卓との試合、その本番になっても自分を見失ったままラウンドを重ねる太郎。
    遂には会長から「タオルを投げる」と言われ、縋る様に固辞する太郎。
    そして、オーソドックスからサウスポーに変化した太郎は、死闘の末に速水をマットに沈める事になるのだが…。
    それは、憧れの花形青児からの独り立ち。父の件も併...続きを読む
  • 太郎(TARO) 11
    タイガー柴田の言い放った「眠れるパンチ」
    太郎にも会長にも心当たりはあるも、そこに踏み出す事は無謀な賭けと会長は考える。しかし、勝つ為には必要と判断し秘密特訓を開始するも、試合に向けてのピリピリの精神状態は太郎を追い詰め…。
    一方、太郎の事を少しは考えられる様になったあゆ、姿を消した後も太郎の心の中...続きを読む
  • 太郎(TARO) 10
    従姉の杏子に恋慕の情を悟られたくないと思いつつ、煮え切らない想いを抱える速水卓。
    亡きアンジェリーナの面影をサンディに重ね、侵してはならぬ領域に踏み込むガルシア。
    憧れの花形青児の軌跡を追いつつ、今のままではチャンピオンはおろか次戦の速水卓にすら勝てないと独り悩む太郎。
    そんな太郎を、自分本位な愛情...続きを読む
  • 太郎(TARO) 9
    注目度が今までとは異次元となった試合で、死闘の末にKOでの勝利を捥ぎ取った太郎。
    試合前には我が儘を言いながら、負けを祈り、血を見て怯え、勝った途端に掌返しで擦り寄る女・あゆは、どうにも好きになれないキャラ…。
    負かした相手は、引き分けの因縁がある速水卓と同じジムの所属で…。
    また、同日同会場でガル...続きを読む
  • 太郎(TARO) 8
    副業厳禁な勤務先のつく信にバレる事を恐れながら、プロボクサーとしての活動を続けてきた太郎。
    その意向など顧みられる事も無く、4連続KOの期待の新人としてテレビの電波に乗ってしまえば、もう隠れ過ごす事は叶わず。
    好奇の目や、約款の下に蹴落とそうとする者、そして肉体的な誘惑を仕掛けてくる同じ支店の女性・...続きを読む
  • 太郎(TARO) 7
    太郎がプロボクサーである事を役職にチクると言って脅してくる松本。
    そんな松本を、隠れた資産家と目される米本さんの件に巻込む太郎。
    太郎の次戦の相手は堀内、負ければ次はないと考え、つく信に電話をし…。
    様々な思いの交わった試合に挑む太郎は…。
  • 太郎(TARO) 6
    太郎の勤めるつくし信用金庫も大手ではないとは言え金融機関、融資が焦げ付けば返済を迫る必要もある訳で…。
    返せる当てがあるのに滞納する相手には筋を通して真っ直ぐ向き合える太郎だが、借り手の他界により負債を相続等で返したくても返せない相手には強く出る事が出来ず…。
    一方、ガルシア、タイガー柴田、花形青児...続きを読む
  • 太郎(TARO) 5
    信用金庫での仕事は荒波に翻弄されつつも、乗り越える兆しを見せつつある太郎。
    ボクシングでもといきたい処だったが、ガルシアに言われた「欠陥」の真意を図りかね、とうとう大阪の新世界ボクシングジムに赴く太郎。
    ガルシアは言葉では伝える気は無いが、引き下がらないならスパーリングで身体で教えると言い…。
    理解...続きを読む