森沢明夫のレビュー一覧

  • 本が紡いだ五つの奇跡
    本が紡ぐ物語ってどういうこと?と思ったけど、
    編集者、小説家、ブックデザイナー、書店員、読者の5名の物語が繋がっていくお話だった。
    お話が進むごとに時間も経過していて、それぞれの関係性が変化して行く様も面白かったし、ひとつのお話を軸にしてこんなにも交錯していくものなんだなぁ、と本の持つ力を感じた。す...続きを読む
  • エミリの小さな包丁
    主人公が25歳?っていうぐらい割と幼く見えた。けれど、お祖父さんはそんなエミリに包み込むような優しさで接してくれている。カサゴ、美味しそうだな〜、自然に囲まれたところで釣りをして、釣った魚を捌いて食べるなんて贅沢。美味しいものを食べると、自然と泣けてしまう感覚に共感した。お祖父さんの「神様は自分自身...続きを読む
  • 大事なことほど小声でささやく
    身長2mはある見た目はこわもてでマッチョなオカマのゴンママとスポーツジムで筋トレを通じて知り合った仲間たち。
    典型的なオネエ言葉で話すゴンママはスナックひばりのママであり、いつも相談される側の人。人の気持ちを読み取り、明るく的確なアドバイスをしてくれる。そんなゴンママだって時には孤独や淋しさと戦うこ...続きを読む
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    登場人物が皆『さよならドグマ』を読み「ひとりではないんだ」と思えたように、読後ホッとしてしまうような、そんなやさしいお話でした。

    自分でも不思議なんですが、「どうしてこんなところで?」と思うところで何度もジーンとしてしまいました。このお話は自分にとってまさに『時分』だったのかもしれません。
  • 大事なことほど小声でささやく
    Audibleにて。
    全六章から成り立つ、笑いあり涙ありのストーリー

    舞台は、身長2メートル超のマッチョなオカマ・ゴンママを中心に、個性的な仲間が集うジムと、ゴンママが経営するスナックひばり。

    それぞれの章で異なるメインキャラが登場し、その人物の視点で物語が展開する。

    マッチョなオカマがバーを...続きを読む
  • キッチン風見鶏
    ほっこり。
    森沢さんのお話はやっぱりあったかい。
    戦争を共に生き抜いた2人のストーリーに涙した。
    きらきら眼鏡、読まないと!
  • プロだけが知っている 小説の書き方
    小説を書くコツがQ&Aで丁寧に書かれている
    大御所級の納得出来る小説を書いても無名だと世に出れないという言葉も心に突き刺さった
  • ロールキャベツ
    大学生の就職に向けての青春小説。少し恋もありで展開が早く読みやすい。チェアリングはやってみたい。続編が楽しみだ。
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    『夏美のホタル』、『エミリの小さな包丁』、『キッチン風見鶏』に続く4作目の森沢作品。一冊の本に纏わるそれぞれの立場から描かれた連作小説。

    生きていくことは、楽しいことばかりではなく誰しも一つや二つ、大きかったり小さかったりする蟠りを抱えていると思うけれども、その蟠りを取っ払って、前向きに歩んで行こ...続きを読む
  • キッチン風見鶏
    とてもいいお話だった〜。
    森沢さんの作品はどれも温かくほっこりしていて大好きです。今回も偶然本屋さんで見つけて
    買うつもりがなかったけれど表紙の爽やかさに惹かれて買ってしまった本なので、ちょっとわくわくしながら読み始めました♪ 笑笑
    でも、いや〜出会えてよかったと思えるような
    素敵なお話で、私にとっ...続きを読む
  • エミリの小さな包丁
    とても温かい気持ちになれる、すごくいい作品だった。
    口数は少ないけど、一言一言が胸に沁みてくるおじいちゃんの言葉と優しさが私の心まで浄化させてくれる。この余韻にしばらく浸っていたい。
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    しっかり読んだ。津山さんの回からじんわり来ていて、涼元は文章でも嫌な感じだったけど本音があって見直せたから結果全員良い人って事。津山母と健太郎父と繋がってたのもいいし、親子って良いものなんだなあーって自分には全く無いもので正直羨ましいんです。ラストの荻原浩とごっちゃになって間違えていて、あー昔の作品...続きを読む
  • エミリの小さな包丁
    星6つ付けたいくらい、大好きな作品になった。
    魚を釣ってさばいて食べる、野菜をご近所さんからもらって食べる、、人間が生きる上での原点のような行為は、人の心を落ち着かせる。最後のエミリは、まさに凛としていたように見えた。
  • ミーコの宝箱
    両親を知らず、祖父母に育てられた主人公のミーコ。彼女の人生と人柄を彼女の周囲の視点で描かれています。

    祖父がミーコに伝えた
    『ミーコの目は、何のためについていると思う?』
    『毎日、小さな宝物を見つけるためだよ』
    ということが物語の軸でもあると思う。
    そして、ミーコは決して他人と比較をしない。

    ...続きを読む
  • 大事なことほど小声でささやく
    晴れ時々笑い所により涙なかなかの作品でした。登場人物によってエピソードがあって、もたつき感がなく良かったです。実写化されたら見てみたい作品でした。
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    優しく温かい作品。
    森沢さんの作品読むの初めてだけど、言葉が素直に入ってくる。あっという間に読み終えた。
    人に勧めたくなる一冊。
  • エミリの小さな包丁
    都会での辛い生活から逃げ出した主人公の女性が、15年も会ってもいなかった、海辺の田舎に住む祖父の家で、心の再生をしていくストーリー。

    自分の人生は、他人からの評価ではなく、自分自身が決めて生きていくものですが、人はどうしても周囲の声や評価に心が傷つきやすいもの。

    でも、自分の内面と向き合い、自分...続きを読む
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    人生は一度きりなんだし。なるべく好きなことをたくさんやって、わくわくする気持ちをたくさん味わって、それでいいんじゃないか?とのフレーズにうなずけた。
    そんな気持ちで日々を過ごしたら、自分で自分を応援しているみたいでわくわくしそう。
    誰かに支えられ、誰かを思いやることの積み重ねが人生だと私は受け止め、...続きを読む
  • 本が紡いだ五つの奇跡
    とても良い物語でした。
    いろいろな年代に対して背中を押してくれる優しい本でした。
    涙腺が弱くなったおじさんには外で読んではダメな本でした。
    飛行機の中で危なかったです。
  • かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便
    とてもとても温かい気持ちになる、今年ナンバーワン!の本でした。たまちゃん、たまちゃんの周りのたくさんの人がみんなまっすぐで、温かく、心から人って素敵だ、と思う内容。