小田菜摘のレビュー一覧

  • 華は天命を診る 莉国後宮女医伝
    小田菜摘さんの作品は好きでいくつか読んでいます。恋愛要素が薄いお仕事小説。しかも古代中国の後宮が舞台。仕事に生きる女性も、家庭に生きる女性も、それぞれの悩みがあり労わりあい助け合うことができる優しい雰囲気でした。
  • 掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 弐
    前作に引き続き、面白かった!表紙がラノベっぽいのですが、意外と内容の濃い平安お仕事小説です。なかなか恋が進展しないのがもどかしいけど、ドキドキしつつ読んでいます。
  • 後宮の薬師(二) 平安なぞとき診療日記
    このシリーズ大好きです。物の怪だの呪いだのがはびこる平安京で、病の原因は何かと根気強く調査を続けるミステリー小説でもある。今回は不妊や障害がテーマになっており、道徳としても難しいテーマを考えさせる内容だった。
  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~
    平安宮中お仕事物語の最終巻。
    今回はミステリー要素はほとんどなく、恋も仕事も諦めない人生を選んだ伊子の大活躍で大団円だった。

    個人的ハイライトは二つ。
    伊子が赤痘瘡に罹った主上を看病する際、自分が主上を守ってみせると言い放つ姿。
    そして天敵、女宮を策略を持って追い詰める所。
    どちらも非常に男前でカ...続きを読む
  • 恋衣花草紙 ~白蓮の姫の物語~

    一気読み

    面白かったです!
    続き、ないのかなぁ。
    一本スジの通ったヒロインがカッコよかった!
    オススメです。
  • 恋衣花草紙 ~山吹の姫の物語~

    面白い!

    当時の政治絡みの思惑や、道徳観に翻弄される幼馴染の2人。
    想いを遂げる事が出来るのか、ハラハラしました。
    面白かったです。
    一点気になったのは、真子が内侍として出仕し、弘徽殿へ挨拶へ行った際、名前を名乗っていたこと。
    当時の女性は、名前は親や夫くらいしか知らなかったはず。
    ましてや、自ら名...続きを読む
  • 掌侍・大江コウ子の宮中事件簿
    平安あや解き草紙と似たようなシリーズだが、もう少し、低い位の女官の物語。
    場所は平安御所だが、読み応えのあるストーリー、キャラ仕立てもなかなかあじがあるし、風物や装束の描写も楽しい。漢字の多いライトノベルは大人でも楽しめる。続編が待たれる一冊。
  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~
    まあこのように終わるしかなかったかもしれないというおわりかた。このからんだ関係性は、全員死ぬまでややこしそうなので、作者はうまく終えられたと思う。でも、また書きたくなるのでは?とも、余韻を残して終わってるので再開するかもしれない。
    軽いノベルの割に取材がしっかりなされていて、読み応えがある本だった。
  • 掌侍・大江コウ子の宮中事件簿
    地味で平凡だけど手堅く仕事をこなして、と思っているはずなのに吸い寄せられるように事件の渦中に飛び込んでしまう。
    その勢いのよさが楽しい小説だった。

    時代設定が曖昧なのがちょっと残念なので、もし次回作がでたらすこしどのあたりの時代を想定しているのかがわかるような描写があるといいな、と期待している。
  • 平安あや解き草紙 ~この惑い、散る桜花のごとく~
    嵩那出奔!?伊子激走?
    女宮の怒濤の策略に立ち向かう伊子。

    自分達だけでは抱えきれなくなった事を見極めて、最適な人にSOSを発する事が色々な意味で大切なのは、今も昔もきっと同じ。

    迷いを吹っ切り、強欲と思われようとこれから自分が往こうとする道を定め腹を括った伊子は凛としていてカッコいい!

    今回...続きを読む
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~
    これはもう次を読まずにはいられない。
    次までしか出てないようだが展開がまだあるようだと欲求不満に悶えることになりそうだ。たかがライトノベルされど…
    読むなら揃えてから読むことを強くおすすめしたい。1巻読むごとに読み終わるスピードがあがってしまう。やがてくる空虚な終わりを恐れながらも。
  • 平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~
    筋立ては現代と変わらないが、平安朝の後宮の雅な生活が舞台なので、華やかな感じ。
    ヒロインの伊子のキャラがなかなか良い。
    人生のモテ期はいつ来るかわからない。油断せずに、女子よ、過ごすべし。
  • 平安あや解き草紙 ~その後宮、百花繚乱にて~
    平安キャリアウーマン物語
    いつの世も遺伝子上不出来な男子の周りでしっかりしている女子がいる。
    安定の平安小説。
    平安好きにはおすすめ。
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~
    軽いライトノベルだが好きな平安時代が舞台でとてもたのしめた。
    抑えるところはきちんと抑えて平安もどきにならずに安心して読める。シリーズ続けて読んでいきたい。
    この頃このタイプが流行っているのが喜ばしい。
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~
    お仕事ミステリーとはいかにと思い読み始めた。古典(後宮)の教養があれば謎解きしながら読めたのかなと。悪意を持って起きた事件ではなく、想いがあふれた事件ばかり。
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~

    敵が次々

    手強い敵となる女人が次々と出てきました。一人は降りたけど、最後の敵は意外と怖そう。きれいな決着にはほど遠いのですが、数巻引っ張るのでしょうか。一話完結的な進め方の方が好みですが、その分しっかりと爽快な仕返しをしてくれることを期待します。
  • お師匠さまは、天神様 やり直しの道は太宰府から

    太宰府が舞台

    太宰府が舞台なんて、嬉しいです。
    4、50年前の展示室って、どこもこんな感じでしたよ。
    言葉は佐賀か筑後の西の方みたいです。太宰府の神職や、お茶屋でこんな言葉をしゃべる人はいましたね。
    天満宮の社宅は寝殿造りばっかりでしたし、奈良なんかも同じじゃないかと思います。
    大阪の文系学者とメールを交...続きを読む
  • なりゆき斎王の入内2 ~その正体、さらにも言わず~
    一巻は無理やり登場人物の構成作ってる感じあったけど、なれてきた二巻では、暁の気持ちと、どうにもならない状況が読み手にわかり、いい感じできゅんきゅんさせられます。
  • 平安あや解き草紙 ~その女人達、ひとかたならず~
    伊子惑いまくり、揺れまくりのシリーズ第4巻
    色々な意味でかわしきれなくなって来た。

    尚侍として嵩那とともに後宮の様々な事件を乗り越え、帝と嵩那の人柄と気持ちを知れば知るほど、伊子の心の惑いも深くなる。

    そんな伊子に惑っているのかと問いかける嵩那。
    どうする伊子?
    立場を考えれば口には出せない気持...続きを読む
  • 【合本版】革命は恋のはじまり 全5巻
    甘ったるいご都合主義オンリーのラブコメ小説ではなく
    シビアな観点や心情、リアリティのある言動が多々あり、そこがこの小説の面白さを底上げしている
    勿論ラブコメなのでガチガチの感じではなく甘さも充分ある

    脱毛の話や閨房の話を初対面の男としたりする、なかなか他のラブコメ小説では見ない斬新さだった...続きを読む