穂積のレビュー一覧

  • 式の前日 1

    良い映画を観た気分

    日向の隣には必ず日陰があるように、幸せの近くには必ずひっそりと淋しさがあるものだと思います。その幸せも淋しさも自然に描かれていて、大人な作品だと感じました。
    他にも穂積さんの作品があったら読んでみたいです!
  • 式の前日 1
    評判が良かったので買ってみました。もう、この時点で、ハードルは上がっていたわけですが、見事乗り越えたなぁーという感じ。
    どの作品もラスト付近で、ちょっとしたひねりが加えられているところに、ぐっときました。

    表題作(+巻末おまけ)と、2作品目が特に気に入りました。
    2作品目の「あずさ2号で再会」が、...続きを読む
  • 僕のジョバンニ 4
    いくみはあの後比較的早くに家を出たんですね。人生を授けるとまで言った友人が海外に行ってしまった後の彼の感情は想像できません。
  • さよならソルシエ 1

    中世のパリの画商と画家の物語

    絵画がテーマになっているだけあって、作画力がとても高い。
    当時の芸術の権威に抗う人たちのヒューマンドラマですね。
  • 式の前日 1
    おもしろかった。
    どれもだいぶ短いお話でうまくまとまってるなあと思ったけど、
    もう少し続きが読みたいなと思う話もいくつかあった。
  • 僕のジョバンニ 1

    天才の残酷さ

    主人公の手塚鉄雄は小学校五年生の男の子。
    海辺にある田舎町に住んでいる彼は幼いころからチェロを弾いている。
    その実力は同じように幼いころからチェロを弾いていた兄の哲郎が自分の実力に限界を感じて弾く事をやめてしまったくらいのレベルだった。
    しかし普段から練習づくしでケガをしてはいけないという理由...続きを読む
  • 僕のジョバンニ 5

    これも・・・

    休載中ですか。
    やっと大きく動き出して、次は6巻だ!と思ってたのに。
    青のオーケストラも再開したばかり・・・。
    面白い、クラシック漫画は数が少ないので、頑張って欲しい。
    待ってます。
  • うせもの宿 1

    あまり話に深みがない

    1巻まで読みました。

    消えたものが見つかる宿。色々な人が様々な理由でこの宿を訪れますが、何かどの話も、あっという間に探し物が見つかりそれぞれに解決します。

    各話とも、最初から読み進めれば、なんとなく結末が見え、読者があっと驚くような話の流れや、探し物を見つけた客のその後についての描写があ...続きを読む
  • 僕のジョバンニ 1

    震える

    私は映画『アマデウス』のような作品が好きです。鉄雄と郁未の関係がサリエリとモーツァルトのようで、何とも複雑な気持ちになります。
    大抵の人間は天才ではありません。鉄雄の心情に共感を覚えます。才能は欲しても手に入れることはできない。嫉妬と羨望。ぐちゃぐちゃになった感情を想像すると心が痛みます。
  • さよならソルシエ 2
    どちらが本来の、画家・ゴッホの人生だったのかは私はわからないけれど、どっちにしろ「炎の画家」の気質はしっかり持っていた人物なのだろうと思う。
    才能がある人間のその才能を目の当たりにした時の絶望とか哀しみとか嫉妬とか、弟のその葛藤を昇華させるほどの才能だったのだろうな、兄の才能。
    そして兄が憧れた弟の...続きを読む
  • 僕のジョバンニ 3
    鉄雄と郁実の再開ですね。鉄雄の留学の経緯を知っていても、離れていてもお互いがお互いを忘れなかっただろうし、なにかしらの執着もあるんだろうなと思いました。複雑ですね。鉄雄がチェロでどうしたいのかは、漠然とした目標はあるみたいですね。郁実はチェロでどうなっていきたいのだろうか、、、。
  • 僕のジョバンニ 5
    優しく穏やかに進む巻。
    皆川優。
    良いキャラ来たな。
    もっと濃く絡んで来て欲しい。
    ラストなんだけど、たかだか芸能事務所ごときが、
    天才を自由に操れると思うなよって展開になって欲しいな。
    だって郁未が欲しいのは、地位や名誉や金じゃないから。
    あと縁ちゃん、好き。
  • うせもの宿 3
    穂積さんのストーリーテリングには毎回引きこまれます。
    3巻目にしてようやく語られる女将さんと松浦さんの物語。
    ここにたどり着くためにオムニバス的な1巻があったのだなぁと思い、
    3巻を読んで、すごく丁寧に組み立てられてきた物語だと感じました。
    もう次回作が楽しみです。
  • 僕のジョバンニ 4
    苦闘から、仲間を得て伸びやかさを身につけつつある鉄雄。
    ライブのシーンでは、彼の表情や感慨はもちろん、
    観客の反応や店主さんのことばまで、
    いろんな要素が熱くて、また涙しそうになりました。
    絵の、物語の流れに巻き込まれる感じ。
    「ああ、穂積さんだな…」と思いました。
    一方、時代の寵児でありながら、孤...続きを読む
  • 僕のジョバンニ 4
    辛いこのお話で、割と明るい巻だった。

    「それを辞めないと、あなたは死んでた」は刺さる言葉だなぁ。

    このお話が少し長めに、今後も丁寧に語られますように。
  • うせもの宿 2
    さがしものが見つかる宿第2弾。前回は客人ベースだったのに対して、今回は宿で働く者たちのさがしものがメインになってた印象。やっぱり未練を残して死んだ人間が集まる宿だったわけだけど、1巻の最初の指輪ん失くしたサラリーマンや、ぬいぐるみの猫を探してた少年も実は亡くなってたってことなのかな。従業員のうせもの...続きを読む
  • うせもの宿 1
    無料アプリ。失くしたものが必ず見つかる宿、うせもの宿。子供の女将は私にはオバさんに見えた。一話完結だから読みやすい。仕事ばかりで妻への思いを忘れてしまったサラリーマン、ねこを探す少年。登山好きなお父さんの話はなんかゾクッとしたな。高校教師と生徒。最後のシングルマザーと息子のやつはやばかった。ちょっと...続きを読む
  • うせもの宿 3

    急展開

    三巻で一気に物語が進みますが、丁度良い流れ&長さなのかなぁと思いました。
    初めて作者さんの作品を読ませて頂きましたが、よむほどに絵の虜になってきました。
  • 僕のジョバンニ 1
    積読消費。
    相変わらず闇が深い……。
    主人公がチェロの天才、、、かと思いきや、それ以上の天才現る。

    けど、郁未の才能はなんかちょっと危険な感じがしますね。
    アメリカ人?の私生児だってことだけど、この先彼の出生の秘密がその才能に関連してくるのだろうか。
  • 僕のジョバンニ 3
    なるほど、そう来たか。
    チェロの才能では勝負出来なくて
    それでも鉄雄がどう向かうか気になってたけど
    鉄雄は作曲家になるのか。
    なりたいのではなく、演奏家としては郁未の才能に立ち向かえないからこその、無意識下での選択ではないのかな。
    でも演奏家としても諦めきれなくてチェロを弾き続けている。
    このお話の...続きを読む