桐生操のレビュー一覧

  • 美しき殺人法100
    読書録「美しき殺人法100」3

    著者 桐生操
    出版 角川ホラー文庫

    p62より引用
    “それこそ無数に愛人をつくり、領民たちは、
    「一区ごとに愛人がいるのは、侯爵さまの平
    等政策だろう」と、皮肉をいうほどだっ
    た。”

    目次から抜粋引用
    “花びら
     悪魔の軟膏
     殺人旅行
     癌カクテル
     三段斬り...続きを読む
  • やんごとなき姫君たちの饗宴
    ヨーロッパの有名な女性たちと食事の関係。美食家ばかり。トリュフ、フォアグラ、キャビアの話が良かった。
  • 世界極悪人大全 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て
    残虐な独裁者、暴君、ペテン師、猟奇的殺人者…。数々の『極悪人』極悪エピソード。
    人間は一面では語れないとつくづく思う。面白かったです。
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠
    「何読んでるの?」と聞かれ、慌てて「ヨーロッパ史です!」と答えた記憶がある。
    ボーイズラブ、というよりかは、ゲイ・男性の同性愛の歴史を追った物といったほうが、正しいかもしれない。
    とにもかくにも、生々しかった。
  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ
    政治のため駒にされ、処刑台の露と消えたうら若きジェーン・グレイ。学もあり優しく穏やかで敬虔なプロテスタントであった彼女の、あまりにも儚い一生。
  • 美しき殺人法100
    だいぶ前に読んだけれど、すごく心に残ってる。
    今も幾つか思い出すことがある。

    美しいかどうかはわかんないけど。
  • 世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学
    死があるから愛もあるという論点で史実を結びつけていくマジメで壮大な歴史本。
    神戸の少年Aを遥かに超える性的異常者。フランケンシュタインの著者の悲劇的運命。イギリス海軍大佐スコットの死に臨む姿勢に表れた人間の尊厳。ハワード・ヒューズの晩年の虚しさなどが特に印象に残った。心の深さというのは本人にも解らな...続きを読む
  • 世界極悪人大全 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て
    目次

    Ⅰ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 近・現代編
     
     毛沢東
     スターリン
     フアン・ペロン
     ヒトラー
     マルコス大統領
     アミン大統領
     ポル・ポト
     フセイン大統領
     
    Ⅱ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 古代~近世編
     
     ドラキュラ公
     カラカラ帝
     ティベリウス帝
     チェーザ...続きを読む
  • 美しき殺人法100
    殺し方ごとの短編が延々と連なっている形式で、順番には外国の古いもの→新しいもの→日本の古いもの→新しいもの、の順だったよう。

    字面だけで体が痛くなってきそうな記述が多いが、よくもまあこんなにも様々な同族殺しをここ数百年から数十年の間にやってきたものだと感心してしまった。人間の好奇心と残忍性の果て、...続きを読む
  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ
    ジェーン・グレーの置かれた境遇、歴史的背景はよくわかったが、悲劇さが実感しにくかったのはなぜだろう・・・。
  • 世界悪女大全 淫乱で残虐で強欲な美人たち
     副題「淫乱で残酷で強欲な美人たち」とある。14章に分類された悪女が登場するのだが、次回は副題にある女性たちを更に掘り下げた本を期待したい。この本はガイダンス程度の内容である。
  • やんごとなき姫君たちのトイレ
    タイトルどおり、シモのお話。
    ヴェルサイユ宮殿にはトイレがなかったとか、
    優雅に思えるフランス革命以前のフランス貴族たち、めっさ臭かったとか。

    終始そういう話題です
    トイレの話。
    娼館の話。
    お風呂の話。
    ファッションの話。
    女性週刊誌みたいで面白かったです。

    歴史のこぼれ話がお...続きを読む
  • 美しき殺人法100
    題名のとおり古今東西あらゆる殺人方法が100通り書かれてる。

    もう少しトリック寄りなものかと思ってたけど、拷問の紹介も多かった印象。
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠
     「同性を愛する」という精神と行為は、古代から存在する。原始宗教としての行為であったり、快楽の一環であったり、精神的な繋がりを強固にする目的であったり、一つの文化であったり、当人の生い立ちに起因するものであったり。

     古今東西の「記された歴史」から選出された、「少年を愛した人々」を綴ったアンソロジ...続きを読む
  • やんごとなき姫君たちのトイレ
    歴史の記述から漏れるこうした生理的な側面が重要なのかもしれないという視点に賛成。ただ、欧米、ヨーロッパに偏りがちなのと、参考文献が末項に掲載されてはいるが、文中での出典が明確でないのが残念。解説はすばらしい。どの程度まで本当かはわからないが、むかしのひとの「トイレ」「風呂」「化粧(美容)」のすさまじ...続きを読む
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠
    そこまで時流に乗って金稼ぎしたいのかねぇと眉をひそめるタイトルだが、そこに乗っかってしまった私がいう筋でもない。
    内容は安定。
    同性愛をめぐる通事的な説明。
    欧米の作家たち。泣けるぜ。
    日本の男色道も別の章を立てて。
  • 美しき殺人法100
    桐生さんらしい本でした~。
    殺人法って100もあるんだ~。
    しかも、みんな狂ってる!!

    今まで桐生さんの作品を何冊か読んできてるから
    そんなに驚きはしなかったけど、
    昔の人って、なんであんなに狂ってたのかな~??
    今じゃ考えられない殺し方だよね~。
    それが昔じゃ普通だったのかな?

    宮崎勤や酒鬼薔...続きを読む
  • 美しき殺人鬼の本
    猟奇殺人鬼、大量殺人鬼、人肉供食鬼、毒殺鬼、女独裁者といった部類訳の中で、歴史的に有名な人物をピックアップして大まかに述べている。具体的な内容はあったりなかったり・・・・本当にこんな人がいたのかと自分と同じ人間であることが恐ろしい。残酷なグリム童話などそういった類の小説が好きな人は好むである桐生さん...続きを読む
  • 世界史怖くて不思議なお話
    『歴史とは、了解された嘘である』

    ってことで、様々な歴史上の偉人の
    裏側というか異説を集めた話しの小ネタ本。

    歴史ってのは物語だから、色んな妄想を
    膨らませられるから飽きないんですよね。

    本としちゃ平凡な出来です。
  • 世界性生活大全 「愛」と「欲望」と「快楽」の宴
    18世紀の性風俗事情が知りたくて読んだけど、真新しいものはあまりなかった。本を気楽に読みたい時には丁度良いかも。