山下和美のレビュー一覧
-
わかるようでわからない「ランド」とこの田舎の村との関係。
杏とアンと同じような関係が大和さまにも???
想像通りなのか、その上を行くのか・・・。
うーーーん。
そして、人ってやっぱり身勝手で恐い生き物だ。Posted by ブクログ -
どのようにして近代化の進んだ外の世界と混ざり合っていくのか。テーマはそんなに新しいものではないけど、細かい設定がしっかりしているおかげで、あまりダレずに読み進められています。ただ、よほどの展開がない限り、長々と続いていくのはちょっと…っていう予感がないでもないですが。Posted by ブクログ
-
「不思議な少年」の最新刊.
こういう物語の世界はありそうで無いというロマンがあって,いい.
人の人生について,漫画でありながら深く考えさせられるのが,この漫画の良いところ.一つ一つは読み切りではあるけれど,このリズムもまた心地良い.Posted by ブクログ -
未来に起こり得る戦争、について考える時間が増えている。
人は恐怖の対象を駆遂するものに付き従う。
本書のなかのセリフだが、戦争にいたる過程で大衆のこころをひとつにするのはこの真実じゃないだろうか。
戦争は起こるもの、ではなく起こすものなのだから。Posted by ブクログ -
penの漫画特集で気になった作品。閉ざされた”この世”と、最後で少しだけ明かされた”あの世”とをつなぐ物語。因習にまつわる内容で、そんなに目新しく感じるところはないけど、何となく先の展開が気になる。絵の雰囲気も好きだし、コマ割りもいい感じだし、とっかかりとしてかなり楽しめました。Posted by ブクログ
-
すごい。村の因習により運命を分けた双子の娘二人、アンと杏。全篇を覆う獣臭いおどろおどろしさと鷲につかまって飛翔するシーンの気持ちよさ。物語は終始スリリングに進んで驚きの展開を迎える。今後どうなるのか予測不能のすばらしさ。Posted by ブクログ
-
一巻の話はどれも好きなんです。読んだあと、胸に残る余韻がたまらない。
人の生き様は、そう簡単に善と悪に割り切れない。ちょっとしたことで、読み手が受ける心象が変わるのが不思議。Posted by ブクログ -
華子とお葬式に行く話は反則。電車の中で泣きそうになった。
あと、文学部教授とまじめで不器用な学生の話も良かった。豪徳寺のショパン、奥さんのピアノ……この巻のエピソードは柳沢教授のいいところが詰まっている。Posted by ブクログ -
これまでの中で格別にいい話が集まっているように思える。柳沢教授の蔵書を狙った空き巣、世津子の臨時担任、元ヤクザの老人、そして柳沢教授の弟・次郎。どの話も印象深く、そして感動的ですらある。Posted by ブクログ
-
『リアリズムの追求に上手下手はありません』という言葉にハッとした。人は皆様々な形で学び、生きている、幸せなことだ。今回も一番を選び難い話が沢山詰め込まれている。Posted by ブクログ