山下和美のレビュー一覧
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初めの方は単なるおとぎ話と思いますが、読み進めると、とても深みのある内容だと徐々に気がついてきます。そこで初めて、この物語の奥深さが分かります。名作です
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裏事情がだいぶ明かされてきて、主催者側の過去も描かれるに至り、だいぶ面白くなってきました。いかにして、このまやかし世界が壊されていくのか。今後の展開が楽しみ。Posted by ブクログ
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中世と現代が併存する世界の物語。そこに超常的な力を持つものも加わり、物語はますます混迷を深めていく。双子の杏とアンも再会、お互いを認識する。どう形容してよいかわからない作品だが、とにかく魅かれる。Posted by ブクログ
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道路を歩く時は常に右側、夜9時就寝厳守、ある意味ストイックな経済学者・Y大教授柳沢良則の日常を綴った作品。
最初の数巻は教授のカタブツさを笑い飛ばすエピソードが主体でしたが、徐々に教授のピュアな目を通して様々なキャラクターの生き様を描くハートフルな路線に変わってきました。僕の愛して止まない1作です...続きを読むPosted by ブクログ -
柳沢青年やお父上、華子ちゃんにヒロミツ君と各キャラクターが存分に魅力を発揮している12巻。脂が乗り切っていますね。
一話一話が今読み返すにつけ懐かしいのですが、一番のお気に入りは「コンプレックス」。雑誌掲載時には、最後のページの柱に「今、九谷の口から熱い思いがほとばしる!」とか何とか煽り文が入って...続きを読むPosted by ブクログ -
「5年目の質問」の浜田さん、「また出会った2人」のサンティーニ、「桃太郎のいる風景」の桃太郎君、そして「飛行機男」における若き日の教授。
出会いが人を変えていく。その力強さと、素晴らしさと、そして切なさがぎっしり詰まった、「柳沢教授」のなかでもとりわけハートフルな1冊です。
なかでもサンティーニ...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和20年編の終わり。
アレンもかい巻の少年も決して一人ではなかった。
この世でもっとも興味深いものは「人の心」。
そして、人間は変われる!
心に響く1冊である。Posted by ブクログ