とよ田みのるのレビュー一覧

  • 金剛寺さんは面倒臭い 4
    ギミックの効いた熱血恋愛漫画、第4巻。
    モノクロからカラーへシームレスに移行する第17話。五人の物語が五段のコマで並行して進められる第18話。ゲームブックの要領で一話の中にパラレルワールドを作る第19話など、漫画表現として面白いエピソードが多い。
    第20話「未来は今」では、語りが自在に時間を超えるこ...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 4
    人間は美しい。今、読んでる全ての漫画の中で最も美しい漫画。「死にたい」のお話は一生忘れないようにありたいと誓った。
  • 金剛寺さんは面倒臭い 3
    めっちゃ、キュンキュン来ます
    この感想を読んでくださった方を不快にさせてしまうかも知れませんが、冗談抜きに、トキメキすぎて、吐いちゃいそうです
    いえ、極端な話、感動が極まりすぎて、吐いちゃうほどの感動に襲われる漫画に出逢えるのは、漫画読みとして幸福な事じゃないんでしょうか
    そう考えると、作者であると...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 3
    変わらずハイテンションな第3巻。
    第14話「EVIL DEAD」の、上下二段で描かれた演出が面白い。同話で樺山仁愛(ヒトナ)が「慰み」という言葉の意味を問われ、「胸の隙間に優しいものが詰まることさ。」と答えるセリフも素敵。
  • 金剛寺さんは面倒臭い 2
    「楽しいこと増やして
    怖いことは僕達の
    本編とは大きく
    関わりの無い物語に
    しちゃいましょう。」

    ナレーションの決め台詞(「だがこれはッ 本編とは大きく関わりの無い物語であるッ」)に込められた意味を、主人公のひとり・樺山プリンが鮮やかに回収する第2巻。
    ふたりの恋愛に関係しないものは、たとえそれが...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 1
    地獄が認知され、そこから来た鬼たちが人間と共存している世界。心優しい鬼の少年・樺山プリンと、共感能力が極端に低く、それでも正しく生きたいがために理詰めでものを考える少女・金剛寺金剛との初々しい恋愛模様を描く、という不思議な漫画。

    「山口貴由のような勢いがある」と友人に薦められたのだけど、確かに息も...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 1
    直球の煽り文とメッセージ、および変化球なマンガ技法とが共存しているのが特徴的な甘酸っぱい青春マンガ。勢いに一気に引き込まれる。
    3巻まで読むと胸焼けすることもあるが、一見の価値は大いにあり。
  • 金剛寺さんは面倒臭い 3
    ハイテンション(ナレーションが)・ラブストーリー。
    今回は「チッスはミサイルに勝った」である。

    世界は素晴らしい。
  • とよ田みのる短編集 CATCH&THROW
    金剛寺さんで興味を持ち購入。「女の子がくるくる回ってるシーン…どこかで見たことあるな」と思ったら昔サンデーで読んだやつだった。この時点で相当ロマンチックだったのに内容もロマンチック。どこかのレビューでも見たけど言葉を教えるシーン、沁みる。
    FRIP-FRAPが1番好き。
  • 金剛寺さんは面倒臭い 2
    確実に、読み手に血を吐かせに来ている、質の高いラブコメ
    『僕と君の大切な話』や、『贄姫と獣の王』に匹敵する、と言っても、反対意見は出ないんじゃないか、と私は思っている
    上手く言えないのだが、「普通」や「当たり前」の事が、突飛な表現を織り交ぜつつも、地に足が付いたストーリーで、柔らかくも、鮮明に描いて...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 2
    前の巻とけっこうイメージが変わっていて、「漫画というメディアで無邪気に遊び尽くす」ステージを早くも既に過ぎたというか、「ここから、どこまで"遠くへ辿り着けるか"」の、ある種シリアスな挑戦が始まった身の引き締めを感じる第二巻。たぶん、多くの方がこのマンガを読みながら感じ取っている「ある大きな予感」が、...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 2
    相変わらずヤバい。1巻のテンションをほどよく維持しつつ、少し伸び伸びとした第2巻。

    過去作「ラブロマ」の素朴で素敵な風景や人間関係、同じく「タケヲちゃん物怪録」の激しく勢いのある会話や人物造形は健在。

    そして個人的に作者の一番の特徴である、紋切り型とでも言えそうな「よくある」シーンを派手に切り取...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 1
    正直、最高すぎる、そんな浅い感想しか出てこない
    とよ田先生が、至高のラブコメを描いてくれる青年漫画家であるのは、『ラブロマ』で完膚なきまでに叩きのめされているので、重々承知しているが、まさか、こんな重い一発を貰うとは思ってなかった
    まだ、読んでいない人に忠告するが、この(1)は表紙から予想する甘さの...続きを読む
  • 金剛寺さんは面倒臭い 1

    あぁめんどくさい!w

    とよ田さんワールド炸裂の面倒さなんだが、それが良い!
    「ラブロマ」ファン必読。
  • 金剛寺さんは面倒臭い 1
    久々に首尾一ッ貫、1から100まで狂ってる大怪作の爆誕。天才・とよ田が生まれ持った作風で「手に入れている」、一種の免罪符をバンバン使って漫画というテクノロジーで マジメにふざけ尽くす大実験場、エリア51! 向いている先こそ違うけれど、こうの史代の圧倒的な自由さに通じるものがあるかも。そしてほんとに甲...続きを読む
  • タケヲちゃん物怪録 7
    見事な大円団
    人と妖怪の絆を描いた漫画として、これ以上ないはっぴーえんど
    当然、この『タケヲちゃん物怪録』も殿堂入り
    真っ直ぐに強い心を育てながら生きる事、絶望の中に希望を見つけるコツ、本当の幸福とは何か、を学べた作品
    その気になれば、もっと話を膨らませ、長々(ダラダラ)と続ける事も可能だっただろう...続きを読む
  • タケヲちゃん物怪録 7
    妖怪(東西混合)大戦争(笑)ラストまで一気に盛っていった最終巻でしたね。姫ちゃんが好きでした。ちなみ一番ツボったのは「筋ゴリが泣くのかよ!!」一番笑えました。…光ある限り影は消えない。でもたくさんの幸せを貰い、知ったタケヲちゃんなら大丈夫でしょうね。別れはさみしいけれど妖怪達は何時だって「見えない」...続きを読む
  • タケヲちゃん物怪録 6
    桜の天邪鬼やコロボックルと今回も良エピソードで素敵です。巻末のペン画応募自分も応募して先生困らせてたみたいですいませんでしたw 最終章突入とからしくて楽しみでも有り寂しくも想います
  • ラブロマ 新装版 5
    ラストから2話目がおそろしく駆け足になってしまっていて、『えぇ~!! こんなにいい作品だったのに、もったいなさ過ぎる!!』って絶叫しながら読んでいたのに、最終話があまりにも、あまりにも予想外で、見事すぎて泣きそうになってしまった。よい作品であった……。けれど後ろから2番目の話だけは、やっぱり好きにな...続きを読む
  • ラブロマ 新装版 5
    結婚生活が長くなった今だから、より胸にしみる作品。相手のために、自分はどれだけの時間を、思いを、差し出しているだろうか。ひたむきに相手を愛する星野くんと根岸さんが、本当にステキだ。