さいとう・たかをのレビュー一覧

  • ゴルゴ13(120)

    ボスニア、レーザー、ハリウッド

    ボスニアで拘束された米軍兵士の救出作戦や、戦闘機を落とせるレーザー銃など、国際情勢や技術進歩を考えさせられる巻。
    世紀末ハリウッドではアメリカでのジャパニメーション人気を端に発するハリウッド映画離れなどが語られ、近代史の学習をしている気分になる。
  • ゴルゴ13(121)

    万全過ぎるアフターケア

    デューク東郷が受けた仕事に関して、ターゲットを排除しても解決できなかった場合のアフターケアが見られる作品です。
    特定の仕事人を消して欲しいという依頼で本人を消したあと、弟子とかが生き残ってたらどうなるか、という点で恐怖しかない。
  • ゴルゴ13(119)

    ダライ・ラマの後継を守れ

    ダライ・ラマが指定した霊童を守りながら、チョモランマを踏破しなければならないという超難度ミッション!
    その他、時限爆弾が仕掛けられた高層タワーの解除ミッションや、ゴルゴに似すぎて間違えられた男の受難など、緩急激しく楽しめる。
  • ゴルゴ13(114)

    感染爆発は人間の業

    コロナが5類に移行した現在、改めて読んで欲しいゴルゴの巻です。
    客船内で猿から感染が広がったエボラに対して、デューク東郷はどのように立ち向かうのか、という点が実に面白い。
  • ゴルゴ13(108)

    生き方を貫くための敗北

    第二次大戦中のロシア人部隊に関わる人物の暗殺を追うことでとき明かされる日本の暗部、ダメ芸術家を買収するデューク東郷、そしてG資金がとある場所に注ぎ込まれるという噂と香港返還に向けての国際情勢と、なかなかに層の厚いエピソードが盛りだくさん。
    狙撃という訳では無いが、ある意味ではデューク東郷の敗北かもし...続きを読む
  • ゴルゴ13(111)

    賛美歌を出す男に触れる者

    デューク東郷への接触方法である終身刑のマークに捜査官が迫るとき、「神」は何を行うのか。
    アクセス手段へ手を出す者の末路も面白いが、AI搭載の戦闘機による科学者の暴走を描いた話もなかなかに面白い。
    今のAIドローンに近いような内容なので、未来が見えていたとしか言いようのないため背筋が凍る。
  • ゴルゴ13(107)

    依頼人はネルソン・マンデラ

    南アフリカ、ネルソン・マンデラ大統領からデューク東郷へ依頼が告げられる、という衝撃のエピソード「力は我々にあり」が秀逸すぎる107巻。
    また、サッチャー前首相を狙う英国上位階級の暗躍を描く「円卓の騎士団」は今じゃあ絶対に描けない部類のエピソードなので、90年代前半のギリギリなコンプライアンスの熱さを...続きを読む
  • ゴルゴ13(106)

    ネットミームの例の話有り

    表題のオフサイドトラップは、過去の巻でも出てきたベストバンク(88巻)のまさかの続きなので、まずそのエピソードを読んだ上でこの本を開いて欲しい。
    また、ドラゴンカー〇ックスの説明をするミームでおなじみの、デューク東郷の血液からルーツを調べるエピソードも収録!
  • ゴルゴ13(85)

    人助け

    絞首刑のロープを銃弾で切り離し死刑囚を助けるシーンがありましたがゴルゴも銃で殺すだけではなく命を救う事もするんですね
  • ゴルゴ13(84)

    生物

    ゾウガメがとても貴重な生物らしいですけれども現在日本では熊の被害がとても深刻ですね。保護と駆除は紙一重ですね
  • ゴルゴ13(103)

    ジーザスVSゴルゴ13

    日本を売り払った男、黒い天使に警告を貰う女、そしてジーザスとなったAIにまつわる依頼をデューク東郷が撃ち抜く。
    パーソナルコンピュータやインターネットの普及により、AIという存在が一般にも少しずつ浸透してきた時代の作品ともあり、多少荒削りな部分はある。
    しかし、ビッグデータによる自己学習や、特定のキ...続きを読む
  • ゴルゴ13(98)

    ソ連からロシアへ人は変わらず

    ソ連崩壊後、表記としてはまだロシア共和国だった時代のエピソードや、テーブルゲームの大会に関係する狙撃、そしてアメリカでのイタリアンマフィアの抗争など、異様に濃い話が多いのでオススメ。
    珍しく依頼人に出された飲み物を飲むデューク東郷の姿も見られるので、地味にレア感がある。
  • ゴルゴ13(102)

    久々のトンチキSFバトル

    麻薬王の内紛や、隠された油田を巡る争い以上に、久しぶりに時代を先取るSFチックなロボと設備に襲われるデューク東郷氏。
    ただ、今の時代なら普通に再現出来るどころか似たようなの作ってそうで、技術進歩でフィクションがノンフィクションに覆され始めたといえなくも無い。
  • ゴルゴ13(100)

    祝100巻で強化イベント

    とうとう100巻まで到達したゴルゴ13の戦いに、毛沢東主義への暗殺や、まさかの強化イベントなど盛りだくさん。
    ここに来てゴルゴが扱う銃のアップデートとかいうターゲットにとっての最悪が発生したので、逆にシュールなギャグのようにも感じる。
  • ゴルゴ13(97)

    コソヴォやウクライナでの依頼

    ウクライナ独立や、コソヴォの内戦など、今なお燃え盛る地域でのゴルゴの仕事が描かれています。
    このエピソード達が91年に描かれ、それでもなお令和の時代でも国の争いが無くならないことに、人類は進歩しているのだろうかと過ぎる。
  • ゴルゴ13(1)

    マンガ界の金字塔

    マンガ界の金字塔。こち亀を抜き日本で1番巻数が多いマンガの第1巻です。
    最新刊と違い絵柄もゴルゴも違いがありますが、そこも含めて楽しめます。
  • ゴルゴ13(83)

    戦争

    ゴルゴは戦争の地に現れる事が多いですが軍人として活躍しても面白いのではないでしょうか?あるいはテロリストなどもよろしいのでは?
  • ゴルゴ13(93)

    湾岸戦争の空爆前の闘い

    90年代前半の仮想戦記とかでも良く使用された、石油関係の微生物を巡る戦いが盛り込まれているエピソードが秀逸です。
    石油を分解して燃料として使用できなくする微生物を作成した博士、並びに微生物自体の狙撃ミッションが、湾岸戦争の空爆時間をリミットとして設定している点が非常に面白い。
  • ゴルゴ13(94)

    久々のデイブ登場

    大人気キャラのデイブさんが久方ぶりに登場します。まぁ何時もよりは簡単な改造なので「できらぁ!」みたいにはならないので若干残念。
    狙撃教官の排除や、アンコールワットの盗掘組織の狙撃など、狙撃シーン自体はそこまで多くないのですが特殊なシチュエーションが多いのでワクワクできます。
  • ゴルゴ13(92)

    アジアの恥部が中心

    収録されたエピソードの半分が天安門事件に関連している、ある意味令和になっても消えぬ火種が世界を動かしていく難しい巻。
    欧州のEC(現EU)並びにアメリカに対抗するための東亜共同体は、今の時代から考えると何してんだコラ、という内容ではあるのだが、流石に30年以上前の世論だとこうもなるのか、という関心が...続きを読む