いしいさやのレビュー一覧
-
他宗教も含め、宗教育ちの2世、3世にはとても共感できる内容だと思います。宗教という正義で子どもの自由を奪う親の在り方に疑問を持てる読者は、ある意味『正常』なのではないでしょうか。
歪な世界は今も確かに隣り合わせで存在し、『教義=絶対正義』で育つ子どもが本当に幸せなのかを考えさせられます。
宗教育ちの...続きを読むPosted by ブクログ -
私は創価学会の三世でした。
エホバほど厳しくないですが、クリスマスはなく、初詣も行ったことありませんでした。
座談会や少年部に行かされ、御書を学び、試験もありました。
会合の受付(白蓮)をやらされ、決意発表をさせられ、新聞啓蒙や、公明党支援、学校で新聞が持ち物だと聖教新聞を持たされたり、京都の修学旅...続きを読む -
私も JW 元二世だが、ネット上にはこの手の元二世の体験談はありふれている。
特に目新しい情報は描かれていないが、漫画として(そして電子版として)出すと言う部分には新規性があるので、そこは評価できる。
他のレビュワーも書いているように、作者の育った家庭はかなり狂信者度が高い方かもしれない。
...続きを読む -
ずっと前から気になっていた本でした。
今回購入し、全編読んでみて感じたことは一言で言うと価値観の喪失です。
価値観とは、潜在的にも本来は自分で決めるものだと思いますが、作品の中では全てが「エホバ」によって左右されている。これが洗脳の始まりなんだなと強く感じました。
宗教を否定する気はありませんが、本...続きを読む -
少し関わり合いのあったおかあさんがクリスチャンでまさにこういうおかあさんで、他人の私でも地味な圧を感じて怖かったことがあります。そういう「圧」の描写がものすごく的確。ここにかかれた宗教はカルトなのでもちろんですが、パッとみはいい親御さんのはずが実はめっちゃ毒親、という人間を深く描写されてる良作だと思...続きを読む
-
自分もカルトと呼ばれるキリスト教信者の家で育ちました。
エホバでは無いし、完全なカルトではない!と思ってたけど
この漫画とあまりにも似ていてゾッとしました。
私は半分は足抜けしてる状態ですが、家族はまだ
全員ドップリ浸かっています。
「兄弟姉妹」とか「火曜の集会」とか「サタンよねー」と...続きを読む -
この作品に出てくる全く同じ宗教で幼少期~二十歳までの人生を自分も送りました。
本当に経験した事は全く同じです。
応援団ダメ。騎馬戦もダメ。校歌・国家もダメ。
漫画ダメ。友達から貰ったものは相応しくないもの(またはサタンの影響受けるから)だから捨てる。
だからクラスでも浮く。次第に友達もいなく...続きを読む -
自分の知らない世界を知ることができて、おもしろかったです!
絵もシンプルでとても見やすいです。
でも、最後が尻すぼみ…。
「えっこれで終わり???」って感じで、中途半端で物足りなかった。
母親に反抗してからの話をもっと詳しく丁寧に書いて欲しかった。
「ここからおもしろくなりそうだ!」って期...続きを読む -
私も母親がある宗教に入っていた時期がありました。
中学に上がる頃、他の信者から(この時初めて会った)集会に誘われ行ったところ、なんともまあ気持ち悪く異様な空間でした。
数回は仕方なく参加していましたが、どうにも耐えられなくなり、誘われても断り続けていたらいつの間にか声をかけてこなくなったのでホッ...続きを読む -
同じ体験をしてたから読んでてすごく辛くなった
でも描いてくれてよかったと思います
どんなに説明してもたぶんこの辛さは世の人たちには理解できないと思う
二世の子の辛さが分かるのは二世の子だけ
同じエホバの証人二世で苦しんでる子たちがいっぱいいると思うから
そういう子に届けばいいなと思う...
た...続きを読む -
色んな意味で興味深かった。信仰の自由ってあるんで一概にこういうのが良くないとは思わないんだけどその他の自由が許されない(決してそういうわけではなさそうだけど)というのはちょっとね。
後そういう判断が不十分な子供に押し付けるのはやっぱり理解できないところがあるかなと。
こういう仕事をすると関係者にはき...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルまんまの内容で、その宗教の価値観や日常が興味深かったです。
知らない世界を垣間見れるという点でも貴重な1冊!Posted by ブクログ -
本の内容自体は興味深かったし、
読んでてすごく面白かった☻
信仰の自由はあるけれど、
子どもに強要するのはな〜て、、。
子どもにも決める権利が平等に合って
本人の気持ちを大事にしてあげるべき
なのではないかなって思った。Posted by ブクログ -
自分の親は新興宗教を毛嫌いする人だったので、どちらかというと偏見が強い。だから本当にわからない。
子供のためだ、子供の意志で集会に連れていくのだというが、子供が拒否できるはずがないだろう。
母親が好きで嫌われたくないと思うのは当然ではないか。
長じてその支配から逃れられたとしても、幼い頃から刷り...続きを読むPosted by ブクログ -
子供は親を選べない。
神、仏、悪魔、信じることは自由。正しい教えだから子供に教えたい気持ちは分かる。
しかしサラッと自然に子供に強要するのは如何なものか。Posted by ブクログ -
辞める時にお母さんが、おかしくなるとかがなくて逆に凄い。自分で信じて入ったからかな?
これを機に色々な宗教のこんな話が出てこないかな?
と思う。 -
エホバから脱出できた作者の幼い頃の話。
エホバって悪質で(その家の子供にとって)不幸な宗教だったんだなぁってのがわかる。児童虐待で摘発できないのかな?
脱出してもまとわりつく罪悪感を振り払うためにわざと罪(禁止されていること)を犯さなければいけなかったって悲しいことだな。Posted by ブクログ