名称未設定さんのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
リアルさが伝わってくる点が良い
本作を読む前に、いしいさや『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』(2017)講談社 を読んだ。こちらも、JWの信仰を幼少期から強制されていた女性の元信者の体験談に基づく漫画だが、このいしい氏はJWの活動は半ば嫌々やっていたようである。対して、こちらの『カルト宗教信じてました。』の筆者は10代・20代の頃は信仰心が随分強い信者であったようだ。加えてバプテスマも受けていて、ガチの信者だったようだ。
私も中1のときにバプテスマを受けて高校の頃までは集会に通っていたガチの元信者だが、さすがに25年もやり続けたこの筆者には負ける。むしろ、それでよく辞めることが出来たと感心できる。
ネタ -
ネタバレ 購入済み
男の願望丸出し系ではない
なんか勘違いフェミニストのおばさんなどは、この漫画を男の願望丸出しとか書いて批評していますが、そういうレビューしちゃう人たちはそもそもちゃんと読んでるのか怪しいですね。
描写や表現はサイコホラーというかサスペンスに近いですし、設定は家族や仕事、学校の問題が前景化したシリアスなものですから、男性の願望を体現した作風という批判は全く当たらないでしょう。
ただし、ストーリーは現実的ではないかもしれません。とは言え、そもそもフィクションに対して「現実性ガー」とかいう批判をし過ぎるのも如何なものかと思います。確かに、ファンタジー系ではなく日常系の作品なので、ある程度現実に接近したストーリーは -
ネタバレ 購入済み
よくある元二世の体験談だが良い
私も JW 元二世だが、ネット上にはこの手の元二世の体験談はありふれている。
特に目新しい情報は描かれていないが、漫画として(そして電子版として)出すと言う部分には新規性があるので、そこは評価できる。
他のレビュワーも書いているように、作者の育った家庭はかなり狂信者度が高い方かもしれない。
私の親はここまでではなかったし、はっきり言って尻を叩かれた経験は私は殆どない。
こういうのはもっと古い世代の JW がやってたことだと思っていた。
しかし、作者は私よりも年下(たぶん作者は2019年現在で20代くらい? 私は30代半ば)らしく、下の世代でもまだこんなレベルのことやってんのかよエ