昨夜は次に読む本を選ばず、寝床ではいしいひさいちの4コマ漫画を
読んでから眠った。
今朝、出勤前にどたどたと書棚の前を物色する。あぁ、選んでいる
時間がない。こんなことなら昨夜、じっくりと選んでおくのだった。
そして、積みっぱなしの本の一番上にあったのが本書。これでいいやっ。
と掴んでバッグに突
...続きを読むっ込んだ。
失敗だった。いや、本書の内容が…ではない。通勤電車の中や、派遣先
の休憩室で本書を読もうとしたことが…だ。
口元が引き攣る。それを抑えようとすると今度は頬がピクピクする。
いかんっ。どうやっても笑いを抑えられないっ。
本書で繰り広げられているのは「本人術」である。イラストレーター・
南伸坊が、政治家から芸能人、スポーツ選手まで本人になりきって
写真に収まっているのだ。
正直、第一印象では「似てない」と思う人もいるのだが写真に添えら
れたコラムを読みながら(これも本人になりきっている)写真を
見続けていると、あらあら不思議。段々と本人に見えて来てしまう
のだ。
恐るべしっ!南伸坊!!いくらイラストレーターだとはいえ、自分の顔に
までイラストを描いてしまうとはっ!
あのおにぎりのような顔(失礼!)が、松田聖子になったり、浅田真央
になったり、ヒラリー・クリントンになったりしちゃうのだ。これは
「笑うな」という方が無理である。
好きなのはダライ・ラマ14世と櫻井よしこ。もう今日1日で何度見返した
ことか。
どのページを見ても面白いんだけど、人前で読むという過ちだけは犯し
てはいけないと思いました。反省。