I-IVのレビュー一覧
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「86」シリーズの最新作。初めてレーナとシンが一緒に戦う共同作戦ということで最初の三分の一は文字どおり”ライト”ノベル感バリバリなのだが、その後戦闘に入ってからはいつもの「86」の悲壮感と絶望感の効いたストーリーにはいっていくという「86」ファンの期待を裏切らない展開。戦闘シーンも巻を追うごとに読み...続きを読むPosted by ブクログ
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シンたちとレーナが再び出逢うまでの戦いを描いた後編。
うん、期待を裏切らない良い出来だった。
超長距離砲攻略戦の一部始終が描かれて、息つく暇もない戦闘描写と次々繰り出される戦術に思わずのめり込んでしまった。
すごいなあ。
シンを行かすためにエイティシックスの仲間たちの『俺にかまわず先に行け』的展開...続きを読むPosted by ブクログ -
うん確かに、これは大賞だわ。
第23回電撃小説大賞「大賞」受賞作。
国家の政策により人以下に落とされ戦場で戦わされる少年少女達とその政策に憤り彼らの力になろうとする後方支援官の少女の物語。
遠く離れた場所で顔を会わせることもない彼らが仲間の死や軋轢を経て次第に交流を深めていく様がなんともいい。
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続編だけど、1巻のラストとの繋がりを描いた物語なので、結末がわかってしまっている分面白さ(ドキドキ感)は半減するが、それでも面白さは失われていない。四巻が待ち遠しい。Posted by ブクログ
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くそう、私はこの話好きだ、めっちゃ好きだ! この国のあり方は幾ら何でもありえないけど、ページをめくる手が止まらない。ラストひとつ手前で泣き、最後の最後で本当に泣いた。出来過ぎ、蛇足、と言う人もいるかもしれないが、本当に、良かった、と思えた。それで満足だ。Posted by ブクログ
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会わないけど、ボーイミーツガール(笑)
文句なしの面白さでした。一気読みしてしまいました。
閉じられた世界で、外からの圧力にさらされ続けたら、きっと人は仲間内の弱者を強いたげだすのでしょうね。
背景が特に書かれず、既に追い詰められている現状から話が始まります。
退廃により終わりに向かっていく国の中...続きを読むPosted by ブクログ -
読むまでは完全別物なコメディ要素強めの漫画なんだと思っていましたが、思っていたよりも本編の設定というか要素を多く取り入れていました。ハチャメチャなギャグもありつつ、意外にもシリアス路線もしっかりしていたのがエイティシックスらしいです。
レーナは変わらずレーナだし、犬耳なちびシンは大変可愛らしくも、や...続きを読む -
いやあ、久々にヒリヒリと心がひりつく展開は、まるで一巻の頃のようだった。
連邦が内部から人の悪意や恐怖で崩壊していく様は、これはもう人類の滅亡が避けられないのではという焦燥を覚えさせる。
その中でユートとチトリの道行は哀しいけれど一つの救いに胸が熱くなった。
そしてあっと驚くラストの展開。
そう...続きを読むPosted by ブクログ -
特典掌編のまとめのようですが、私は読んだ事がないものばかり
だったので素直に楽しめました。
本編では見る事が出来ない皆の年相応のエピソードが微笑ましい。
個人的に好きなのは、シンの三つ編み。
編んでる様子も結果も見てみたかった。
香水バトルは設定など気にせずただ楽しむもの。
私もそうしました。
自分...続きを読むPosted by ブクログ -
シンやセオ、フレデリカが「足りない」と感じたので星一つマイナス。
個性的な新キャラが登場したり、楽しめたのはこれまでと変わらず。
無知がこれほど危険な行動に繋がるとは…
機会はあったのにも関わらず学ぼうとせず、努力せず、その自らの
行動の結果を最終的に全て他人のせいにして終える人生。
自業自得と思...続きを読むPosted by ブクログ -
なんか引っかかる文体があるけど、良かったです。
半分は過ぎてると思うけどまだ終わりそうでもない。
今回は、羊さんと一人の王の対比が考えさせられる。
エルンストは相変わらず脳内でアニメの声優さんの声でセリフを再生しているけどなんか合わない?不穏な感じじゃない…、声優さんがちゃんと演技してくれたの聞けた...続きを読むPosted by ブクログ -
登場人物増え過ぎて、挿絵あっても誰状態。戦闘シーンも自分の理解力無さ過ぎて読みにくい。初期は面白くて何度も読みかえしていたが、近年は流し見で終わってしまう。
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友人のオススメ。友人はアニメ押しだったが観られないようなので本で。
最初から読んでいてキツい設定や描写が続く。
不遇な境遇にも前向きに進もうとする少年たち。それの上にのんびり構えてる共和国市民。何とかそれに抗おうとする人。それぞれ少しずつ自分と重なる部分を感じる。
戦闘の描写がいまいち想像力がない私...続きを読むPosted by ブクログ -
読み始めてからも大分時間かけて読んだから忘れているところもあった。
こういうジャンルのノベルはあまり読んだことがなくて(戦争もの?)イメージはしづらかったのと、個人的に名前をファーストネームで呼んだり愛称で呼んだりとごちゃごちゃになってしまった。(これは日頃から本を読んでいないから原因は自分にある...続きを読むPosted by ブクログ -
色々な特典小説を集めた短編集。
副題の通り青春の一コマを集めたような作品が多い。
各キャラクターの誕生日シリーズとか^^思わずニヤニヤしてしまう。
誰かが誰かを想っている光景はやっぱり良いなあ。
そんな中、「杯に射す影」のありし日のスピアヘッド部隊全員での桜の花見の光景は今だからこそグッとくるも...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズを忘れてそうなところから読み返そうと思い再読。
この小説版は数年前に読んでいて、アニメも1年前に見たので今回はオーディブル版で聞きました。
オーディブル版の凄いところは読み手が上手すぎるキャラクターモノマネをしてくれる点で、特に女性キャラの演じ分け(+セオ)が凄かったです。
声優乗り移った...続きを読むPosted by ブクログ -
想定外…というか、このような内容のエピソードが本作で描かれる事を想像していなかったという意味で意外なストーリーとなっている今巻
物語当初においてエイティシックスとは迫害された弱者であり、それで居ながら誇りを抱えて無限地獄を戦い続けていた強者。86区を出た後は戦い続ける日々は変わらぬままに自分達を、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
第9巻にてエイティシックスの多くが戦争の無い世界について考えられるようになって、更にはレギオン停止への希望も見えてとかなり事態は良い方へ向かっていると感じられたのに……!
たった一日で戦局が引っ繰り返るってどういう事さ…。おまけにその方法が衛星軌道上からの攻撃だなんて……
本作は早い時点でレギオン...続きを読むPosted by ブクログ -
シンエイ・ノウゼンという子供が死神になるまでの物語プラスα。その為にシンが死に隣接した存在になるまでを描いているというより、シンエイ・ノウゼンを構成する欠片を纏めているといった印象を受けるね
だからこそ、ラストの帰結に繋がるのだろうし
シンエイ・ノウゼンは特別に不幸だったというわけでも死に惹かれ...続きを読むPosted by ブクログ