竹内淳のレビュー一覧
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元々理数系の人ならシュレディンガー方程式の感覚はつかめると思うが、量子力学の全ては網羅してないので注意。
解析力学の観点が説明ないが、ハミルトニアンが少し出るだけで、多分わざと説明してないと思う。
シュレディンガー方程式を、運動量、エネルギー保存則、波動関数、複素関数の微積分だけで導いているのは理解...続きを読むPosted by ブクログ -
マクスウェル方程式の4個の説明が他の本と比べて一番理解しやすい。
マクスウェル方程式は高校で習う公式と対比したり、積分公式から図を使って説明してるのがとても素晴らしい。
同じシリーズの相対性理論では、マクスウェル方程式を積分形式から微分形式を導く過程で、積分公式を小さな空間で考えるだけです、という説...続きを読むPosted by ブクログ -
特殊相対性理論のポイントは、ローレンツ変換とミンコフスキー空間の二つを抑えれば理解できるとわかった。
マクスウェル方程式が相対性理論の観点では自然に共変である説明に1章を費やしてるがこの部分が、相対性理論の応用として理解できてよかったPosted by ブクログ -
非常にわかりやすいです。
行間も少なくタイトル通り高校数学程度の知識で読めて素晴らしいです。最初の一冊にオススメです匿名 -
幾何光学と波動光学を手際よくまとめた良書。
決して難しい数学は使われていない。
カメラなどのレンズの設計の仕組みについて学べた。Posted by ブクログ -
今回も高校数学を使い倒して、複素関数の肝を丁寧に解説してくれている。
章末の人物記も興味深い。
数学的なトピック選びも絶妙。
数学書への誉め言葉としては似つかわしくないが、「うまい!」としか言いようがない。Posted by ブクログ -
フーリエ変換がとてもイメージできるようになる本.そもそもラプラス変換を習った時に「なんでe乗して積分するとs空間いったりきたり出来るん?」など思った.フーリエ変換とラプラス変換の間の説明は本書ではあまりないけれど,
・一般振動を表すのに基本振動であらわしたいと思ったんだよー
・一般振動だけじゃなく周...続きを読むPosted by ブクログ -
土日で読み切りました。
学生時代は応用数学の講座で習いましたが、計算に明け暮れるだけで、何の役に立つかまではわかっていなかったと思います。
この本のおかげで、よく理解できました。
ラプラス変換まで解説してあり、良かったです。Posted by ブクログ -
理論を構成する多くの事項や、理論が構築された時代背景など、かなりいろいろなことが書いてあります。
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重力波の観測のニュースに沸く中本書を手に取ることができた。特殊相対性理論についてわかりやすい解説で一気に読めた。しかし重力波について詳しく知りたければ更に一般相対性理論について学ばなければならない様子。きっとその際にも本書で学んだ知識が大切な基礎になると思う。Posted by ブクログ
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仕事上統計学は必須だが、ほとんどよく理解していないと思っていたので、高校数学の知識で読める本書を手に取った。相変わらず素人にわかりやすく数学的に難しいところは端折っているのでスラスラと読めた。とはいえノートを作って数式をまとめるなどの作業は必要になるが苦になるほどではない。
t分布とビールのギネスと...続きを読むPosted by ブクログ -
高校電磁気学の体系がいまいち掴めないでいたので、読んでみました。
高校電磁気学で学ぶ、クーロンの法則や、電磁誘導、右ねじの法則などが、マクスウェル方程式の式に対応している様を見せてもらうことができます。
マクスウェル方程式の4つの式と、ローレンツ力を学べば、高校の電磁気学の回路以外の部分はだいたい理...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズはいつも明快に理解できる(つもりになることができる)。大学の教養でシュレディンガー方程式に振り落とされたことが悔しくてそこから読み始めて出版年代が古い順に読み進め、やっと線形代数にたどり着いた。そうしたら最後にまたシュレディンガー方程式の話になって、学問はつながっているもんだと再認識しま...続きを読むPosted by ブクログ
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フーリエ変換てなに?のレベルで読みましたが、今回もまたわかりやすくすらすら最後まで読めました。今後より専門的なものを読んでみようという気にさせてくれます。Posted by ブクログ
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高校数学で大学の学部レベルの物理を解説してくれるこのシリーズは、とても記述がわかりやすく、今回も最後まで読み通せました。しかし、カルノーサイクルのあたりでちょっと他に気を取られてしまい、理解が浅いまま進めてしまったため、消化不良な感じが否めませんでした。しかし、それはこちらの個人的な問題であり、クリ...続きを読むPosted by ブクログ
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大学の教養課程で跳ね返されたシュレディンガー方程式を理解したくて手に取った。1回読んだだけで全部理解したとは言い難いが、あの時の講義が自分の専門にいったいなぜ必要だったのか、やっとわかった(遅い!)。Posted by ブクログ
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非常にわかりやすい。同じ著者のシュレディンガー方程式に比べると数学的にも話を追いやすい。高校で物理選択の理系だった方なら通読に苦はないと思う。Posted by ブクログ
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粘性による応力(206p)の説明が分からない。それ以外は理解できたが、このシリーズでは珍しい。後は満足。Posted by ブクログ
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「ユニタリ行列」や「エルミート行列」で線形代数が嫌いになった人こそ読むべき本。共役複素数に混乱させられたこれらの行列も、改めてみると実に綺麗に整理されていることが実感できました。数値計算や和算、量子力学との関連トピックスも扱っているのが面白い。Posted by ブクログ
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量子力学・量子化学全体から見ればほんの入り口といったところなんだろうけれど、量子数やパウリの排他律・レーザやトランジスタへの応用にまで触れているあたりが凄い。これから大学の理工系学部に行く学生が読めば、基礎科目の見通しが良くなること間違いなし。Posted by ブクログ