深水黎一郎のレビュー一覧

  • 最後のトリック
    自身の書いたものが他者に読まれると健康を害するという被害者の特殊な体質がキーになっているが、ちょっと無理があるような気がする。

    うーん。不完全燃焼。
  • ミステリー・アリーナ
    ひたすら多重解決多重解決多重解決……といった感じでストーリーはほぼないに等しい。ミステリー小説を「トリックを解き明かすゲーム」として摂取できる人ならおもしろいだろうといった感じ。私には少し合わなかった。
    ただあれだけの量の解決を用意するのは相当な技術が必要だろうし、ランキング1位も納得。
  • 最後のトリック
    読者が犯人、というフレーズになんじゃそら、という思いで読み始めた

    物語の枠の中を見つめるようにストーリーを追い始めて、どういうトリックで自分が犯人にされてしまうのかワクワクしながら読み進める
    後半、その枠の中の人物がくるりとこっちを向いたように話しかけてきてからが面白かった

    読者が物語の中に引き...続きを読む
  • 犯人選挙
    企画として面白そうだったのでぜひリアルタイムで投票に参加してみたかった。

    けれど、正解となる結末がないのは読後感として物足りなさも感じる。
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪
    物証を完全に消し去り、完全犯罪を成し遂げるための裏ファイル。 春夏秋冬、4人の容疑者、犯人は一体どこでミスを犯したのか? 

    タイトル通りの倒叙ミステリであり、物証が無ければ逮捕されないという前提の下でお馴染み海埜刑事と容疑者の戦いが繰り広げられる。 単なる短編集で終わらないのが深水さんらしいけども...続きを読む
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ
    芸術探偵・神泉寺瞬一郎シリーズの一作目。 エコール・ド・パリの画家に魅了された画廊の屋敷での密室殺人を描く。 
    目を惹くのはあちこちに散りばめられた芸術論だろう、この絵画にまつわるエピソードを楽しめるかにどうかが問題だ。 そして芸術家ゆえに展開される推理劇は芸術に興味なくても瞠目することだろう。 深...続きを読む
  • ミステリー・アリーナ
    クローズドサークルで起こった殺人事件を推理せよ!! 大晦日の大イベント「ミステリーアリーナ」、ミステリ読みの自信家たちが早押し推理大会を披露する。 幾重の推理の果てに辿り着く真相とは、そしてこの祭典の目的とは? 奇才の放つ衝撃作。

    これは尖ってるわ。 ラストのハチャメチャは好みが分かれそうだけど深...続きを読む
  • 最後のトリック
    気付いたら犯人にされてしまった。 完全に「読者を犯人」にするために書かれた小説である。 一連の超能力の件も今作のトリックが分かれば狙いが分かってくる。 中々に面白い試みではありますが最終的にはどうしてもSFチックになってしまうのが残念。
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法
    音楽専門用語多めで100%理解は出来なかったけど、知識が無い前提で読んでも一様楽しむ事は出来た。

    表題作については最後の方に明かされる犯人の大胆で上手く計画立てられた犯行方法が面白かった。

    その後に3つの短編集(正直面白かった)。音楽知識無視でも全部最後のオチがビシッと決まってて読んだ後気持ち良...続きを読む
  • 最後のトリック
    最初は普通に穏やかに話が進み、犯人も何も死人もいないが、後半からあれっ、と不安な感じになる。
    それが、もう騙されていたと気づくのは最後になる。
    確かに読者が犯人である。

    内容(「BOOK」データベースより)
    「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―...続きを読む
  • 最後のトリック
    読者が犯人? 読んでるあなたが犯人になっちゃう! 驚天動地なトリックを体験しよう #最後のトリック

    ■あらすじ
    小説の創作に不振を喘いでいたミステリー作家に一通の手紙が届く。なんと「読者が犯人」を可能とするトリックを高額で売りたいという内容だった。
    当初は疑心暗鬼の彼だったが、そのうち彼の手紙を待...続きを読む
  • ミステリー・アリーナ
    推理小説を読んで犯人を推理するテレビ番組のお話。
    なので、問題の小説と、それを推理する解答者たちの時間軸を行き来する。
    テレビ番組なのに問題は小説という事で、叙述トリックをメインに推理されていくが、解答者が現れては、次の問題文でそれが否定されていくので、15通りの推理、その根拠を全て把握するのは至難...続きを読む
  • 最後のトリック
    読者が犯人…?まぁ確かにそうだけど…面白かったし、引き込まれました。でも期待した分、犯人というには少し弱く感じたかな。すごく特殊な自殺って感じがしました。読者が犯人というテーマで書くにはこれくらいの設定がないとダメなんだな。
  • 最後のトリック
    読者が犯人、、、なるほどねーって言うのが感想。
    どうやって読者が犯人になるのかな、、、と読み進めて、最後の手紙でそう言う事か、と納得。
    面白い!っと感動する感じではなく、ナルホド、そう来たか、と言う感じ。
  • 最後のトリック
    引っ張って引っ張って、
    中盤からようやく話が動き始める。
    ように見えて、実は最初からじっくりと
    話が進んでいる。
    「読者が犯人」
    カルロスを殺した誠一も、いち読者として自分が書いていた文章を読んでいたという点で、犯人であると思った。
  • 最後のトリック
    読み手が犯人になるというのはたしかになかったった発想だった。 でも途中の話がどうしてそれにつながるのかはいまいちわからなかった。
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム
    野球バカとは…をあらゆる方面から教えこまれます笑。私的には 6 「生涯徒爾」オススメ!
    結婚したんだー!と思ったけれど、落ちが良き。短編で読みやすかったです。
  • 最後のトリック
    ★3.0

    『犯人は読者』
    …に繋がない気がしつつ読み、届く手紙、友人や家族との会話、訪れる研究室…さらにどう繋がって、私自身が犯人になるのか、とにかく先が気になる面白さはある。

    トリックは賛否両論なのだろうと推測。
    驚くか、なるほどね、となるか、そんなものか、となるか。
    という解釈はできたので一...続きを読む
  • 最後のトリック
    真ん中ぐらいまでは、話が見えず、しんどい感じ。後半、盛り上がり、伏線回収と、忙しくなりますが、個人的には、もう少しハラハラドキドキしたかったです。
  • 犯人選挙
    大学生が共同生活を送っていた「大泰荘」で密室殺人が起こる。
    その犯人は、読者の投票で決めるという読者参加型の小説です。
    斯く言う私もトリックを考えて投票しました。
    こういった企画はミステリー好きには嬉しかったです。