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時価十数億の伝説の名器が、若き女性ヴァイオリニストの凱旋コンサート会場から消えた!巨大な密室と化した超満員の音楽ホール。犯人の驚くべき手口とは?華麗な音楽ミステリー集。
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Posted by ブクログ
音楽を主軸においた連作短編集。多彩な読み味で、ミステリの面白さやコミカルな人間関係、そして崩壊と幻想的な余韻など作品によって異なる印象がなんとも楽しい作品でした。 特に『レゾナンス』は緊迫感と盛り上がり、そしてラストの風景が美しく、大好きです。
音楽(クラシック)知識があまりない自分にとってはめちゃめちゃ内容が難しかったけど、表題作は面白かった! 「ワグネリアン3部作」も1作目が個人的には好き。
音楽専門用語多めで100%理解は出来なかったけど、知識が無い前提で読んでも一様楽しむ事は出来た。 表題作については最後の方に明かされる犯人の大胆で上手く計画立てられた犯行方法が面白かった。 その後に3つの短編集(正直面白かった)。音楽知識無視でも全部最後のオチがビシッと決まってて読んだ後気持ち良...続きを読むかった。 最後のレゾナンスについてはヴァイオリン用語があまりにも多くて殆ど理解出来なかった。
【収録作品】ストラディヴァリウスを上手に盗む方法/ワグネリアン三部作 1 或るワグネリアンの恋/ワグネリアン三部作 2 或るワグネリエンヌの蹉跌/ワグネリアン三部作 3 或るワグネリアンの栄光/レゾナンス 面白いのだけれど、私には専門的すぎて、流し読みの部分あり。
芸術探偵シリーズは、正直謎解きを楽しむというより蘊蓄を楽しむことをメインにしてるので、表題作のトリックも「そんなん音楽に詳しくない素人に見抜けるわけないわー!」とはなりませんでした。「へ〜バイオリンってそうなの〜へぇ〜」と感心しきりに徹することができる私は、すごく優等生な読者だなァと思います(作文)...続きを読む。 表題作もいいんですか、個人的にはワグネリアン三部作が面白かったかな〜。 ワーグナーってあれだよね…タンホイザーとかワルキューレとかジークフリートみたいなアレでしょ…年末によくEテレとかBSで見るヤツ…位の知識しかない私でも楽しめました。オチが小気味良くて軽快。深水作品お馴染みの芸術への愛を感じられて満足できる連作です。 千住博さんの著作でも感じたけど、特定の分野の芸術を、その芸術の表現方法ではない文章という手法で説明して、なおかつ興味を抱かせるって、すごいことなんじゃないかなあって思うんですよね〜。 ◎ストラディヴァリウスを上手に盗む方法…時価数十億のストラディヴァリウスがコンサート会場から忽然と消えた!容疑者は観客とオーケストラの団員達に絞られたが、懸命の捜査にも関わらずストラディヴァリウスの行方は杳としてしれない。果たして、犯人はどこにバイオリンという決して小さくない楽器を隠したのか?そして、芸術探偵が犯人を指摘した驚くべき方法とは? ◎ワグネリアン三部作…ワグネリアンを自称する男はクラシックに毛ほども興味のない恋人をワグネリエンヌに仕立てようと奮闘し、/熱烈なワグネリエンヌの女はワーグナーへの愛ゆえに就活をことごとく失敗するもその愛ゆえに最高の仕事を見つけ、/3名の選ばれしワグネリアン/ワグネリエンヌはマニアックなクイズ番組でワーグナーの知識を競い合う。 ◎レゾナンス…深水先生の処女作。冒頭から瑞々しさ爆発←←
音楽的に為になる三つの作品からなる短編集。 表題作ではヴァイオリンのことが、「ワグネリアン三部作」ではもちろんワーグナーのことが、そして最後の「レゾナンス」では純正律と平均律の違いが、上手く物語に組み込まれていて面白い。
表題作は音楽ミステリとして驚愕のトリック&謎解き法だった。いろんな意味ですごい。ワグネリアン三部作はマニアすぎて楽しかった。オタつながりで別の作家さんの『不機嫌な姫とブルックナー団』というブルオタの本を思い出した。
薀蓄シリーズのファンには、待望の新刊と言えるだろう。海埜と瞬一郎のコンビが登場する表題作を始め、全編音楽の薀蓄に彩られた作品集だ。 「ストラディヴァリウスを上手に盗む方法」。国際コンクールで優勝した、気鋭のヴァイオリニストを招いたコンサート会場から、忽然と「名器」が消えた。居合わせた海埜と瞬一...続きを読む郎が、消失の謎に挑むという表題作。いわゆるハウダニットだが、なるほど、音楽素人には、こんな手口は盲点であった。 僕に名器の良し悪しはわからないだろうが、ストラディヴァリウスという名と、億単位の価値については聞いたことがある。だからこそ、名器にそんなことするんかいっ! と仰け反ってしまった。瞬一郎がいなかったら、まんまと逃げられたのか。 三章から構成される、ワグネリアン三部作。ワーグナーの熱狂的信奉者のことを、ワグネリアンと呼ぶことは知っていたが、僕がぱっと思い浮かぶワーグナーの楽曲といえば、「ワルキューレの騎行」くらいか。そんな僕には、到底理解できたとは言えない内容だ。それでも、面白かったと断言できる。 そもそも、これら3編の初出は、日本ワーグナー協会の研究誌であるから、対象読者は筋金入りのワグネリアンばかりなのだが、ワーグナーへの愛に溢れているのは、ただのミステリー読みにもわかるし、初心者を排除しようとはしていない。薀蓄が面白いかどうかは、その分野への愛があるかどうかに左右されるのだ。 ある意味、本作中最もすごい「レゾナンス」。一言で言えば、ヴァイオリンを習っている主人公の、高二の冬の体験談であるが、途中から結末は見え見え。おいおい、どうしてやめないんだぁぁぁ!…と、予想通りの事態に。しかしなぜだろう、これはこれで美しいような気がしてくる。彼はその後、どうなったのだろうか…。 深水ファンの多くは購入済とは思うが、普通のミステリファンにも手に取ってほしい。これぞ深水黎一郎という、大満足の作品集だ。
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ストラディヴァリウスを上手に盗む方法
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深水黎一郎
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