小田島恒志のレビュー一覧

  • ピグマリオン
    オードリー・ヘプバーン主演のマイフェア・レディ、オリジナルが劇であることは知っていたけど、原作(?)を読むのは初めて。こんなタイトルだったのか。
    映画とはちょっと違う、イライザたちのその後も興味深い。
  • ピグマリオン
    オードリーヘップバーン主演の映画、マイフェアレディの原作。映画は恋愛ものとして楽しんで観たが、実は奥深い内容だったことを知り原作を読んだ。
    イギリスには、アカデミーという、国家に準ずるような機関が発音や文法を統一した過去があり、現在もそのような慣習が存在し、差別につながっている。つまり、正しいとされ...続きを読む
  • ささやかながら信じる心があれば
    心に沁みた1冊。
    自分の生き方や宗教について考えさせられる。
    著者は『モーリー先生との火曜日』を書いた人だった。
  • ささやかながら信じる心があれば
    しばらく宗教から距離を置いてきた著者「ミッチ・アルボム」。
    幼い頃よく通っていたユダヤ教会のラビ(宗教的指導者)から
    ある日突然「自分の葬式で君に弔辞を読んで欲しい」と頼まれる。

    信仰心を忘れかけていた自分にラビはどうしてそんな大役を頼んできたのか?
    断る事もできず、仕方無く弔辞の題材を見つけるた...続きを読む
  • ピグマリオン
    実は映画のマイ・フェア・レディは見ていない状態。映画マイ・フェア・レディとは結末が違うらしいが、本書の流れは納得感あり。こんな扱いでは、求婚してくる青年がいるのにわざわざオジサンと結婚したくはならないだろう。
    変身前のイライザなど、かなり汚い?言葉遣いで前半はちょっと読みにくいかも。英語版ではいった...続きを読む
  • ピグマリオン
    著者本人がはっきり言っているとおり、この主人公二人が結ばれるって展開はなさそうに思える。そもそもこの男は相手を人間として尊重してませんよ。
  • ピグマリオン
    マイフェアレディの原作だが、結末が異なる。映画やミュージカルは見たことが無いが、解説や後日談を読み、こちら(原作)の結末のほうが納得できるなと思った。
  • ピグマリオン
    バーナード・ショーの戯曲。
    20世紀初頭のイギリス。言語学(音声学)者のヒギンズ教授が賭けをする。強烈な訛りのある貧しい花売り娘、イライザに、6ヶ月で上流階級の話し方を教え込み、貴婦人を作り上げてみせようというのだ。つまり、教授は話し方こそがその人の人となりを作り上げると考えている。このあたりは階級...続きを読む
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」
    入試問題を紹介するための本ではなく、設問を使った著者のエッセイ。
    試験問題として、出題者に何を解答すると評価されるのか?
    筆者がなぜ、この問題を選び、何を伝えたいか?
    自分は、この問題に何を思うか?
    そうやって読み進んだ。
    結構アタマがうごいたw
  • ピグマリオン
     20世紀初頭のロンドンを舞台に、上流階級で言語学者である男ヒギンズが教養を身に着けていない花売り娘イライザに特訓を施し、上流階級の夫人として通用するような女性に育て上げようとする話。
     あらすじだけ見ると谷崎潤一郎『痴人の愛』や田山花袋『蒲団』を連想するのだけど、この物語はこれらの小説のような自ら...続きを読む
  • ピグマリオン
    古典ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の原作として名高い戯曲。本書は2013年に石原さとみ主演で上演された舞台の脚本用に翻訳したものをベースにしている。「マイ・フェア・レディ」とはラスト近辺の雰囲気が大分違うものになっている。「マイ・フェア・レディ」のエンディングに以前から強引さや不自然さを感じて...続きを読む
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」
    突拍子もない「お題」に対し、ああでもないこうでもない、とひねくり回し続ける力、一応のロジカルな説明をつける力、できるだけ多面的に考えることのできる力、一片のユーモアを溶かし込む幅の広さ、といったことに気づかせる本。
  • ピグマリオン
    幸か不幸か、舞台も映画も見たことがないので、素直に原作を読めたと思う。音声学者としては天才的なヒギンズが、貧民街に住まい花売りで日銭を稼ぐ、恐ろしく訛りのきついイライザに対して、最後まで彼女の心情に理解を示さない嫌な男として描かれているので、この原作の結末は至極当然だった。
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」
    ライバルおフランスの大学入試資格試験バカロレアの2018年哲学の設問は 1.人文系 文化は我々をより人間的にするのか? 2.経済社会系 芸術に無関心であることは可能か?3.理系 欲望は我々が不完全であることの証拠なのか?だそうです。哲学はバカロレアの必須科目で初日に設定され試験時間は4時間らしいです...続きを読む
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」
    きっかけは、本屋さんで平積みしているのを見つけたとき。面白そうだと思いながらも、「積読が他にも溜まっているから」と言い聞かせていたけど、結局ガマン出来ずに、いそいそと購入。

    買ったは良いけど、ネックなのは「翻訳物」ってところだなあ…。と思いながらも、最近の翻訳物は読みやすいようにも感じるし、買う前...続きを読む
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」
    非常に興味深いですね。

    こんな問題が日本で出されたら「珍問」「奇問」で非難殺到、大炎上確実。でも、この様な問いを繰り出す真の目的に鑑みると、こういう“頭の柔らかさ”“教養の深さ”を確かめるには、こういう手法なのかなと思います。

    これが、歴史ある先進国と、東洋の訳の分からない島国の差なのかも。

    ...続きを読む
  • ピグマリオン
    『マイ・フェア・レディ』を知らずに読み進めていたのだが、とにかく面白かった。古典作品でこんなに笑ったのは初めてかもしれない。話の展開や登場するキャラクターたちの魅力のなせる技か、よく考えると腹立たしく感じそうなことも気にならなかった。終わりはとても現実的でハッピーエンドとは毛色が異なるけれど、大変身...続きを読む
  • ピグマリオン
    ショーが(後日談での弁明を含めて)この話で言いたかったことをざっくりまとめてみると・・・

    ①女性(イライザ)にとっての創造主(ピグマリオン=ヒギンズ)は絶対的であり、強い関係性を持つ対象としては続くが、恋愛対象とはなりえない。

    ②ピグマリオン効果(期待による学習・努力は実る)は存在するが、女性(...続きを読む
  • ピグマリオン
    読みやすかった。ピグマリオンってタイトルがしっくりきた。映画見てみたいけどなんでタイトル変えたのかなあわかりづらいからかしら。
    イザベラに対する扱いって男性陣の性格とかいうよりもなにか時代背景的なものを感じたんだけどどうなんだろう、少し知りたくなった。お芝居だから表現できる作品かなとも思った(文字で...続きを読む
  • ピグマリオン
    映画を先に観ていたので、場面を想像するといつもオードリーヘップバーンが出てきてしまう。
    物語の結末は意外であった。
    私としては映画版のほうが好みである。
    台本形式(?)だが、思いのほか読みやすかった。