岡崎京子のレビュー一覧
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数年前、たしか下北沢の中古CDや本がおいてある店で100円で売ってて、
帰りの電車の暇つぶしに読もうと思って買ったのですが、そのときはまさか
直後に井の頭線の中で衝撃をうけて度肝を抜かれている自分がいるとは思いもしませんでした。そんなマンガです。
暇つぶしなんて、大変失礼しましたー!
どれもすごい...続きを読むPosted by ブクログ -
歪んでいて不器用でいびつな愛の形、短編集。
岡崎京子じゃなかったら読後感がさぞ悪くなっていただろうと思う。
小気味よくて口元がフフッと緩む感じ、だけどもだけどテーマはSEX・愛・暴力。
ロック!Rock!69!Posted by ブクログ -
私はこれを読むと「私って変態だなぁ」と思います。
暴力は大嫌いなのに、これは何度も読み返す。
モヤモヤ感ハンパない。
教えてあげないよ!ジャン!(笑)Posted by ブクログ -
小作品4つ。もれなく愛に暴力がついてきます。
「それはお兄ちゃんが愛を大切にしなかったからよ。愛をてきとうにあつかうから仕返しされてるのよ」(『でっかい恋のメロディ』)「あたしの体自由に使っていいよ。愛とか好きとかいらないっす。オモチャにしていいよ。犬になってあげるっす」(『私は貴兄のオモチャなの』...続きを読むPosted by ブクログ -
姉弟三人の話をそれぞれの立場から描いた短編『万事快調』と、『ロシアの山』『恋愛依存症』など諸々の短編。
うつくしく、そして心に突き刺すようなリアル。
事故直前の作品をばらばらに詰めてあるので寄せ集め感はあるものの、岡崎京子の漫画のエッセンスが濃密に詰まっていると思う。
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美しくて悲しいお話。ボリス・ヴィアンの原作も読んだですが、描写素晴らしいんですが、文字だけで読むと多少くどくてくたびれます。絵画にして見れるのが嬉しいですね。ピアノカクテルとか。Posted by ブクログ
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気付かないフリをしておきたい、そうすればぜんぜん平気。そう思っているはずの些細な感情の揺れ・痛みを、目の前に突きつけられた感じがした。そういうことをリアルって呼ぶんだろうか? 過ぎていく日常の中に、リアルはたくさん詰まっているのだなあと思った。生きるために、私たちはどれだけのリアルを黙殺してきたんだ...続きを読むPosted by ブクログ
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うたかたの日々の漫画Ver,であり岡崎京子の作品では一番好きなもの。いや、一番は別かもしれないが。こちらは原作よりもさらさらと描かれた、荒さを残すような痛ましさ。Posted by ブクログ
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岡崎京子の漫画はどれも同じ空気が漂っている。どこか冷静な視点が必ずあって、その視点が冷静に状況を語る。場面は浮ついていてもナレーションはいつだって冷静という。満たされない何かを描くので、この人に敵う人はいないと思う。(05/10/30)Posted by ブクログ
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ボリス・ヴィアンの同名の原作を岡崎京子先生が漫画にしたもの。「世界で一番悲しいラブストーリー」の名を冠するだけあって、静かで悲惨で綺麗な雰囲気の漫画です。人を好きになることの幸せと悲しさが一気に流れてくる話。原作の小説がやや読みにくいのでこちらの漫画を先に読むのもいいかもしれません。Posted by ブクログ