岡崎京子のレビュー一覧

  • ヘルタースケルター
    見たことあるような設定とか事件とかいろいろ出てくるのですが、これ90年代の漫画なんですね。そう考えると、予言的だったりするのかも?
    んーでもやっぱり現代の刺激に慣れすぎてるのか、予想外の展開は特になかった。。おちは、えーそこか!ってなるけど。ほんとは続きがあったんでしょうね。そっちが気になるかな。
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  • ヘルタースケルター
    対照として登場するこずえちゃんが眩しい。
    けど、悲劇はくりかえされるんですね
    女の子にとって、やっぱり美は大きなものさしやからね。
  • ヘルタースケルター
    原作者の感性、表現力が凄まじい…天才と言われるのも分かる。でも、作品全体を占める暗い、人の心の闇を抉ってくるようなシーンの連続が、作者のとてつもない表現力と相まって、心の闇を抱えている読者にはかなり読んでいてキツイものがあると思う。

    私は寝る前に読んでしまい、冗談じゃなく悪夢を見た。
    読む人を選ぶ...続きを読む
  • pink 新装版
    二階堂奥歯の推薦図書と思えば容易に想像はつくのだけれど、エッチなシーンも全然感じない、何とも気持ち悪く後味の悪いハードな作品だった。ワニ可愛いのに可哀想。ユミちゃんも可哀想。後味は悪いんだけど、嫌いじゃない。でも、もう一度読むことはないかもな…。
  • うたかたの日々
    胸を睡蓮に脅かされる、という病が美しい。
    対処法の睡蓮を脅かす為に、部屋に花を飾り続けるというのも。


    死亡予定の通知→それが届いたら何でも無料で好きな事ができる
    というのはよく聞くけれども、
    誰が最初なんだろう。
  • ヘルタースケルター

    とても1990年代のものとは

    思えない。20代男だけど、
    この漫画が、沢尻エリカの綺麗さや濡れ場で注目を集めたことが悲しい。
    この絵じゃなければとても読めないような内容だと思う。

    雀は孔雀になれない 日本人の若者はこの言葉をよく考えた方がいいと思う。

    うまくいい表せないけど、とにかくすごい漫画

    女性の外見ば...続きを読む
  • うたかたの日々
    哀しい物語だった。
    病気とかお金とかプライドとか、どうしようもない救いようもない感じ。

    それが、芸術的・詩的に描かれていた。
    哀しいけれど、美しく思えた。
  • 岡崎京子未刊作品集森
    「木を見て森を見ず」あるいはその逆もあるけれど、一旦迷い込んだら、それが一体どういう構造でどんなふうに影響し合っているのかよくわからない。自然だけでなく経済も人間の感情も、ある一点のそれだけ眺めて観察しているのは時に楽しいこともあるけれど、思いがけず翻弄されていることにふと気付くことがある。やってら...続きを読む
  • うたかたの日々
    不思議な話。シックが本屋でパルトルのスウェーデン語版を見つけて鼻血とよだれを出すところで、ぞっとした。
  • ヘルタースケルター
    連載終了が1996年。バブル崩壊後だが、バブルの余韻が残っていた時の作品だったのですね。知りませんでした。特殊な業界の特殊な人のお話のようで、途中まで面白みを感じませんでしたが、後半から話に広がりが出てきて、「なるほどね」と思いました。でも、映画は行かないだろうなぁ。
  • マジック・ポイント
    おしゃれと正直のかたまりです。ふわふわ、ざわざわ。どの作品でも読み返すたびに思う。いまをどう描くかな、と。回復を心から願いつつ。
  • ヘテロセクシャル
    短編+散文集。
    両親が突然、熟年離婚――で、
    間近に迫った私の幸せな結婚をどうしてくれるーっ!
    と、バタバタする「うまくいってる?」や、
    その対極に位置するような、というか、
    岡崎ワールド的には“例によって例の”と
    枕詞を冠していい「コレクター」など、
    バラエティに富んでいて楽しめるが、
    マンガ作品...続きを読む
  • うたかたの日々
    原作のない、普段の岡崎京子のほうが好き。
    ロマンティックより、現代のひりひりした方が。。。
    とはいえ、内容は面白かった。

    原作は未読ですが耽美的で、フランス的。
    死亡通知人という仕事。
  • 私は貴兄のオモチャなの
    吐き気がするほど痛い恋の話。振られても振られてもどんなに乱暴にされても好きで仕方ない。意地になっている部分もあるんだろうけど離れられない。どうしてこの男がいいのかな?とも思うけど理屈じゃないんだろうな。
  • 岡崎京子未刊作品集森
    一番好きなマンガ家。交通事故以来、全てが止まった中、今年、未刊(未完)集が発売。
    表題作の「森」は三話しか収録されてないけど、タイトル通りの手触り。
    日常で誰かが迷いこむ。そこから抜け出せるのか、どんな景色を観るのか。森に入るのではなく、森の入口の木を教室から見つめているあたりが、90年代の岡崎京子...続きを読む
  • 岡崎京子未刊作品集森
    いつになったら賢い女の子になれるのでしょうか?
    中学生の時、岡崎作品に登場する欲望に忠実な、だからといってハッピーではない女の子たちに、憧れた。
    もういつのまにかその女の子を上回るだけ生きてきちゃって
    みんなが羨む幸せだけが欲しい人にはお勧めできません。
    あとがきをいま読んだ。レビューって、こういう...続きを読む
  • 岡崎京子未刊作品集森
    なんでまたここんとこコンスタントに出るようになったんだろ。
    とりあえず「ここから先」がまだ無いことによって生まれたチルドレンは多いはず。

    まさに森だ。
  • 愛の生活
    岡崎京子いわく「愛したいけれど愛せない人達の生活」。

    夜逃げした林家三太、彼が転がり込んだ先の桜田兄妹が動き回る物語。三太を捨てた六歳上のOL、その結婚。桜田兄を捨て金持ちと結婚した山口桃枝が起こす三太の自動車事故、あるいは妊娠。過去から連なる桜井妹の偏質的な兄への愛、暴走。


    軽快な人間関係を...続きを読む
  • うたかたの日々
    私は少しだけ鼻についてしまった

    原作がない岡崎のが好きだからかなあ。
    でも何度も読み返してしまうのだけど。
  • UNTITLED アンタイトルド
    「万事快調」「恋愛依存症」「ロシアの山」「お散歩」を未定稿のまま収録。


    相変わらず分かりにくいけどなんか捨て置けない岡崎京子の世界。
    万事快調はこれで完結しているのかしら?もうちょっと続きが読みたいなぁ。