松本次郎のレビュー一覧

  • 革命家の午後
    短編集。最後の1本だけビッグコミック・スピリッツで、他はマンガ・エロティクスF掲載。
    絶妙なストーリーテーリングの表題作と「砂漠の魔女」が好き。
  • ウエンディ
    松本次郎の漫画では一番好きです。
    まさにピーターパンシンドロームが招いた悲劇というか喜劇というか
    作者曰く「描いていた頃ちょっとおかしかった」らしいですが、むしろそのカオスさがいいのかも。
    何時もながらに女の子が魅力的。
    カッター使いのティンクが大変可愛らしい。危なそうに見えて結局いい子なのよね
  • ゆれつづける
    松本次郎短編集。

    ほとんどの話にエロ描写があるので、苦手な人は気を付けたほうが良いかと。
    どの話も松本次郎独特の世界観で描かれていて面白い。
  • ゆれつづける
    IKKIにて『フリージア』連載中の松本次郎氏の短編集。ハードボイルド坂田がお気に入り。作品中の絵も味があるけど、表紙とかの気合い入った絵はゾクゾクします。基本的に妄想っぷりがよいかと思われます。。
  • ウエンディ
    1巻完結のファンタジー。世界は現代とネバーランド。終わり方が結構スキです。あれはやっぱピーターなのか。
  • 地獄のアリス 6
    アリスをめぐるアラモの戦いを描いた最終第六巻。
    シュウの狂気は暴走しついに一線を越える。どこか薄っぺらい理想を語るケンジは絶望的な現実に何を思う?
    そして戦い抜いたシュウを迎えるアリスは?

    人の間で生きる苦しみ(狂気)と、一方でその意義を問いたかった作品だと思うが、シュウ自身も自覚していたように、...続きを読む
  • 地獄のアリス 1
    少し違う世界/少し壊れた世界/少し残った人々/それから少し壊れた人々。

    荒廃した世界で悪党狩りをしながら暮らす凄腕スナイパーの少年シュウと人造人間(セルロイド)アリス。ある日偶然助けた女性マキルダに誘われ、生き残った人々の集うコミューンへと。そして動き出すちょっとブラックなSEX & Violen...続きを読む
  • 地獄のアリス 3
    少し壊れた凄腕スナイパー少年シュウの過去が明らかになる第三巻。
    流れ者の盗賊団のオトリ役として働くシュウは、砂漠一のスナイパーである父ヒカルから、"何もやるな、何も考えるな、何も見るな"と絶対服従を強いられていた。そんな中、コミューンの食堂に働く売春婦ヨーコとの関係を通して、徐々に今の自分や周囲への...続きを読む
  • 地獄のアリス 2
    シュウの容赦ないスナイプが炸裂する、少し壊れたSEX & Violenceブラックコメディ第二巻。
    調子の悪いアリスを修理に持っていたシュウは、かつての悪党狩りの残党から襲撃を受ける。それはやがて思ってもいなかった大騒乱へと発展し。。。
    人形屋で血液(オイル)を交換したアリスの様子にも変化が。
  • 地獄のアリス 5
    シュウが連れていた人造人間アリスに隠されている新しい水源地の情報をめぐって争いが起こる第五巻。

    アラモに戻ったシュウとアリスは敵襲に備えた準備を進める。それはママゴトのような家族ごっこの日々でもあった。アリスタイプ人造人間の秘密も明らかに。
    誰もが狂気を抱えて少しずつずれたコメディは続く。
  • 地獄のアリス 4
    死をもってつぐなえ/すばらしいせかい

    盗賊団の一員だったシュウは改めて自分たちの生業の現実を認識する。自分の罪と親しい人の死、狂気と理不尽に満ちたこの世界に絶望し、遂にスコープの先を支配するスナイパーとなる。
    シュウの叫びがこだまする、ブラックな第四巻。
  • 女子攻兵 解体新書

    良い

    次元世紀2011、新東京都市では異常な兵器を使った戦争が行われていた。兵器の名は女子攻兵。 世界観説明、女子攻兵各機種の詳細データ、用語解説、 描き下ろしイラストも収録。
  • いちげき (1)
    江戸終期に農民から武士へと転身する男たちのプライドを描く。農民たちが武士になるといえば新選組だけど、この物語は江戸が舞台なので新選組母なしの端々に出てくるぐらいで登場はしなかった。

    話の構成が上手く、刀を握ったことのない農民の主人公がサムライとなり、人斬りとして葛藤していく様が手にとるようにわかる...続きを読む
  • いちげき (3)
    粗野な剣豪、伊牟田の意外な内情が掘り下げられる巻。
    境遇だけ見れば彼のほうが正義の主人公っぽい気もするが、何だかんだと募金活動を楽しんでやっていたようなので、人の恨みを買うのは自業自得か。

    殺陣や撃剣の面白さはあるものの、歴史物や江戸人情物としては少し情報量が物足りないので星3どまり。これから盛り...続きを読む
  • いちげき (2)
    初陣が終わり、今後の課題が見えてくる巻。
    各所で策謀がめぐらされているけど、主人公たちとはまだ交わらない様子で、全体像が見えてこないので少しもどかしい。
  • 善良なる異端の街
    フリージアがとても面白かったので、購入してみました。独特のブラックユーモアでいっぱいの短編集でした。
  • いちげき (1)
    幕末チャンバラ。ありがちな新撰組モノでなく農民がいきなり必殺隊みたいな扱いをされる展開。仲間を含めて人の死に方がかなり惨いが引き込まれる。
  • 地獄のアリス 6
     鼻水が出た。
     ネタバレ全開、いつのまにか最終巻が出ていたのだと吃驚する。

     中二病が抜け切っていない餓鬼んちょシュウが本当に殺人者になり戦争を開始し、自分は狂っていないと頑なに信じ込むケンジはとうとう黙っていられなくなって戦争を仕掛け、シュウに返り討ちにされる。
     照準スコープを通して、エリカ...続きを読む
  • 地獄のアリス 6
    最終巻。
    好きなことだけやって生きてほかのことなんて全部拒絶して、変わりたくないし変わらない閉じた世界。
    そこから出てきてやっぱり戻っていったみたいなお話かな。
    外から見ると可哀想で、でもうらやましい気もするんだ。

    …まあ、誰しも部分的にはそういうとこってあるような気もするなー。
  • 女子攻兵 4巻
    ちょっとストーリーが見えてきたかも。
    相変わらず狂ってるけど、言ってることはシンプルなんだよな。
    多分。