現状をあらためて自覚させられました。考えさせられる。
それとは別に、ストーリー展開が秀逸でエンターテインメントとしても秀作と言ったら、不謹慎だとお叱りを受けてしまうでしょうか。
でも、この手の問題に関心のない人でも読んで損はしないと思うので、あえて教科書ではなくエンターテインメントとしてもお
...続きを読む勧めしたい作品です。それで関心を持つきっかけになれば、なお有意義かと。
欧米先進国のペットショップでは生体の犬猫は売っておらず、里親紹介や相談・フードなどの周辺グッズ販売・トリミングなどのサービス・ショッピングモールの集客を目的とするサロンとしてのショップの運営などで収益をあげているという話は聞きますよね。
日本もそういう形にもっていくにはどうしたらいいのでしょう?
ペットショップでの生体販売を法律で禁止する著名運動? 保健所で殺処分を待つ動物が全て救われるように保護団体に寄付? まずは、動物を家に迎えようと思い立った人がペットショップではなく保健所やアニマルシェルターを訪ねるようにするための周知徹底・SNSでの拡散? それによって収益の減ったペット業界は潰れるしかないの? ペットショップに行政などと連携して収益をあげつつ動物愛護の旗振り役となって存続してもらうためには、私たちはどんな活動に参加したらよいのでしょうか? 難しいですね……。
先ずは考えて一人一人が今から行動するしかないのでしょうけれど、何をどう始めたらよいのか 私には まだよく分かりません。
今後この作品の中で、そのヒントをもらえたらなと期待しております。
まずは、この作品をこおいう問題の発生し得る全ての国の全ての人に、ペットの有無を問わず読んでほしい。