勝海舟のレビュー一覧
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半藤一利氏が座右の書として推されていたので手に取ったが、確かに抜群の一冊だった。人生の中で何度も読み返すことになると思う。
私を捨て、公のために大きく考えることを突き詰めれば、誠を貫くというシンプルな生き方に行き着く。小賢しい知略は小さな利や目先の毀誉褒貶を得ることはあっても、国家百年の計の前には...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の勝海舟に関する知識は「咸臨丸でサンフランシスコに行った」,「西郷隆盛との会談で江戸城の無血開城に合意」ぐらいしかなく,維新後の表舞台での活躍もないため,印象が薄かったのだが,すごい人だ,この人は.僕は自分の不明を恥じているところである.貧乏旗本に生まれたが幕府に登用され,何度も幕府を頸になりな...続きを読むPosted by ブクログ
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勝海舟先生が、維新後30年たった明治の政治や経済、将来の日本について軽妙洒脱なインタビュー形式で語っている。30年、100年先の日本の将来のために命をかけた勝海舟の揺るぎない信念に感動すら覚える。
特に西郷隆盛の偉大さとは対象的に明治の政治家のだらしなさを嘆いているのが印象深い。Posted by ブクログ -
勝海舟の回顧談。
語りの内容はどれも生き生きとしており、参考になる。
やはり時代の転換点に生きた歴史証人の語りは面白い。
以下、面白かった点
・理屈と実際は別物である事(航海術を学んでいる際に危険な目に合った経験より)
・交渉は相手の人物を見て対応する事が重要である事。
・人生の上がり下がり...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史を動かした「偉人」の証言か、ただのクソジジイの自慢話か、どちらにせよ勝先生の魅力がいっぱい詰まった談話集です。近年、編者の改変や捏造が明らかになったりしてるので、発行時期等は要確認。Posted by ブクログ
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★★★★★★
基本、人にお勧めしたい本をレビューしているので、私のはどれもが★4つか5つなんだけど、これは5つどころじゃなく、10個でもつけたい気分。
勝海舟のエッセイ集(実際は周りにいた弟子筋の聞き書き)だが、日本人みんなが読めばいいのにと思う。少なくとも、政治家は全員読むように!
勝さんは話が...続きを読むPosted by ブクログ -
幕末好きな私は、20代の頃、勝海舟が尊敬する人物のひとりでした。
その勝海舟が語る、周囲のいろいろな人物などについての考察。
幕末好きにはたまらんでしょー!
それに、なんでか元気が出てくるので大事にしてる本です。Posted by ブクログ -
お酒の席で会社の偉いおじいさんのすごい昔話を聞いているような感覚があり、楽しく読めた。
ただ、後半は「最近の若者はダメだ」という感じの説教臭い話が多く、ややうんざりする部分もあった。Posted by ブクログ -
明治維新時の幕臣、勝海舟の晩年の語録。
明治30~31年頃(勝海舟73~74歳頃)に赤坂氷川神社傍の勝邸において、弟子たちが聞いた回顧談をまとめたものと思われる。
「・・・人間に必要なのは平生の工夫で、精神の修養ということが何より大切だ。いわゆる心を明鏡止水のごとく磨き澄ましておきさえすれば、いつい...続きを読むPosted by ブクログ -
当時のことを、当事者の言葉で読めるという時点で面白いのですが、
それもあの勝先生の言葉ですからひとしおです。
胆力だとかよく言いますけど、こういう人物は最近見かけませんね。
「大事に当たって国家の安危と、万民の休戚とを一身に引き受け、そして段々呼として、事を処理するような大人物は、今の世に何人ある...続きを読むPosted by ブクログ -
勝海舟についての本。
坂本龍馬、西郷隆盛などの明治を切り開く時代が好きなら、勝海舟という人物も知っている人は多いだろう。
坂本龍馬と西郷隆盛を繋げた人物とも言われている海舟だが、その考えは「近代国家」をヨーロッパで実際に観た男のスケールの大きく、軸がしっかりした考えがあった。
この本を読み終え...続きを読むPosted by ブクログ -
維新後30年、赤坂氷川町の勝邸にて晩年の勝翁が語った談話録。
勝海舟といえば小学生の頃に伝記を読んだり、司馬遼太郎の龍馬伝などでまぁ、知識はあったと思っていたけれど。その器の大きさ、先を読む慧眼ぶり、そして死をも恐れない剛胆さ。あらためて天下の大事を成した人物というものの凄さを知りました。また人物...続きを読むPosted by ブクログ -
Kodama's review
『人材というものが、そうかってに製造せられるものなら造作はないが、世の中のことは、そうはいかない。人物になるとならないのとは、ひっきょう自己の修養いかんにあるのだ。けっして他人の世話によるものではない。』
(10.6.12)
お勧め度
★★★★☆Posted by ブクログ -
フォトリーディング&高速リーディング。勝の私見集だと思って読めば参考になるし面白い。小栗上野介とはライバルだったので、どう評価しているか興味があったがそっけなく書いてあるだけ。ある意味やはりと言った感じ。Posted by ブクログ
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赤坂の氷川神社は、勤務先の以前の事務所近くにあり、年始のお参りに行ったこともあります。この近くに住まう勝海舟の晩年の語録を集めたのが、この本です。
江戸で生まれ育った勝の言葉は、平明で物事の核心を良く押さえています。一方、時勢や雰囲気といったものに飲み込まれることなく、客観的に物事をとらえることが...続きを読むPosted by ブクログ