20-25巻を読んだ。
スコットランドでの全英オープン、ヨーロッパでの試合を終えて、沖田は全米プロ選手権に参加するためにワシントンにやってきたが、愛した女、リリィの死のショックからまだ立ち直れずにいた。
色々な人の助けを借り、少しづつ持ち直し、雨天サスペンデッドなどもあり、3日目に持ち直し、最終日、
...続きを読むウォーレン・スコットとの一騎打ちの優勝争いとなる。いくつかの幸運といくつかの不運の中、沖田は戦い切るが、残念ながら優勝はのがしてしまう。
この作品の時代設定は、尾崎将司の全盛期の頃である。日本人プロが、海外で、特にメジャーの大会では全然勝てない時代であった。
当時から比べると、今は男子では松山、女子では更に渋野などがメジャーで優勝をし、時代は変わったと感じる。
それはゴルフに限ったことではなく、野球で言えば野茂が、サッカーで言えば中田がパイオニアとなって、多くの才能ある日本人プロスポーツ選手が海外に挑戦するようになった。
本作品の原作者の坂田プロは、海外で日本人が普通に活躍することを期待してこのストーリーをつくられたのだと思う。現実は、坂田プロの望まれるようなことになっていることに気づく。