げみのレビュー一覧
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初めて読んだ作品です。
太宰治作品はあまり縁がないが縁ある作品が女性主人公多し。太宰治って女性の視点が上手いのか?情緒のある物語でした。
妹の、薄命が故の望みをこんな形で手紙に認める気持ち、そこにある恥じらいや欲望。姉の妹の不憫さを思いやる気持ちと姉としてのプライドや羨望。いろんなものが滲み出ている...続きを読むPosted by ブクログ -
父親が葬儀会社の代表、母親が喫茶店の店長の下に生まれた兄妹が、兄が喫茶店店長、妹が葬儀会社の代表を引き継ぎ 残された人を癒す場所を提供するのだが、ある日喫茶店の店長である兄が頭に腫瘍があって急に倒れ、命の危機に瀕する 。 動揺する妹と、葛藤とリハビリに取り組む兄の姿を描いた物語です。Posted by ブクログ
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あれ?森鴎外の文体好きかも
はい、13おネエとなる森鴎外+げみの『高瀬舟』でございますよ
『高瀬舟』にはいろいろ語りたくなるポイントがあるんですがめんどくさいのでガッツリはしょりますw
一応「考えさせられますね」とかそれっぽいこと書いておこう
で文体です
あれ?森鴎外ってこんな感じだったっけ?...続きを読むPosted by ブクログ -
先に読んだ芥川龍之介『蜜柑』に続いて、今回もげみさんの挿絵。『蜜柑』と違い、『月夜とめがね』は、げみさんの挿絵なくして、この幻想的であたたかい雰囲気は成立しないだろうと思ってしまった。
もちろん、文章は素晴らしい。でも、挿絵がなかったとしたら、ただ一人のおばあさん、夜中の見知らない訪問者たちに対して...続きを読むPosted by ブクログ -
過去に読んだ記憶がうっすらとあったが、こんなにしっくり読めたのは年を重ねたせいかもしれない。
挿し絵のタッチが変化していくのも良かった。
挿し絵が、というより文章が挿し絵を引き立てているように感じた。
とにかく文章表現が天才的。Posted by ブクログ -
国語のテストでよくある問に
「この時の主人公の気持ちを答えなさい」というのがある
いや、分かるわけないだろ!
といつも思っていた
要領のいい嫌なタイプの子どもだったので、難なく大人が喜びそうな「答え」を書いていた
でも本当はそんなん本人に聞いてみな分からんだろ!と思っていた
正解なんか分かる...続きを読むPosted by ブクログ -
乙女の本棚八冊目
う〜ん、素晴らしい
ねこ助さんのイラストが素晴らしい
だけど…
『乙女の本棚』シリーズ、読めば読むほどこのシリーズ良いのか?悪いのか?って疑問が大きく膨らんできている
そして、あんまり良くないかもって考えに傾きつつある
例えばこの『赤とんぼ』新美南吉さんが赤とんぼに何を乗っけ...続きを読むPosted by ブクログ -
積読していた1冊。最近、おいしいベランダにハマり
後から作者が同じことに、気が付きました。
なかなか、面白いと読み進めたらとても切ない終わりでした。外で読んでいたので涙が出て来てしまい…最後の数ページは帰宅後にしました。
竹岡さんの他の作品も読んでみたくなりました。Posted by ブクログ -
鎌倉の香房の雰囲気が良い
主人公の特殊能力がチート能力感ちょいあるかなほっこり系とほどほどのミステリー
雪弥さん、過保護すぎてヤンデレぽい。
両思いじゃんってヤキモキ。もう付き合え〜Posted by ブクログ -
徳川時代に京都の罪人が遠島を申し渡されると高瀬舟に乗せられて大阪に廻された。
ある日、弟殺しをした喜助を乗せる。
彼の様子は常の罪人たちとは違って楽しそうですらあった……
今読んでも古びて感じられない文章で読みやすかった。Posted by ブクログ