山藍紫姫子のレビュー一覧

  • 虹の麗人 第2話 花弁の奥

    不憫だけが彼を裏切らない…

    罠にかかった鹿は恐怖で死ぬことがあるって何かで聞いたことがあるけれど、まさにそれ程の目に遭って、周りに理解者が生まれそうだったのに、諦めて。 結局、イリスは一体何を受け入れてしまったのでしょうか。 本人が思っているコトとは違う絶望?が待っていそうで、それを
期待してる自分にちょっとだけ引いてます笑。...続きを読む
  • 虹の麗人 第1話 半陰陽

    イリスの花言葉って凄く前向き…

    舞台は今よりも未来、人口減少問題で社会的に色々あって、多少の順応が進みつつある頃。 

    主人公のイリス(多分総受け)が、かなりの不憫属性持ちのようです。 各巻の紹介文からも後見人との関係がメインだろうと思いますが、どんな展開になるのか、近未来の設定とどう絡んでゆくのか、楽しみです。 

  • ラ・ヴィアン・ローズ 第一巻 ラ・ヴィアン・ローズ

    独特の匂いがします。

    全3巻となってますが、他2巻は別の作品、なのかな。 とりあえずこの巻は、ものすごく楽しめました。 Juneっぽくて好きです。 作者さん好きなので続けて読んでみようかな。 


    魔性、にもかかわらず本人はそれを不幸の一端だとしか思ってなくて、半端に抗うから余計に執着を煽って…の積立型執着愛(複数)、み...続きを読む
  • 長恨歌下之巻 青蛾【イラスト入り】

    耽美

    衆道もの官能小説下巻です。こちらの方がエロ盛り沢山でBL色は強めですが、やはり女性(お澪)が絡むシーンがあります。
    なかなか登場人物の心理に寄り添うのが難しい作品なのですが、お澪の企てで座敷牢に囚われていた沙門と弁天の再会シーンは美しかったです。それが愛であれ憎しみであれ、この2人には確かな絆があっ...続きを読む
  • アレキサンドライト

     

    初山藍先生でした。
    表紙で気になり、レビュー見て俄然気になり、試し読みで益々気になり購入しました。
    噂に違わぬお耽美。こういうクラシカルな文章好きですね〜。言葉の表現が上手く、すぐ没頭してあっという間に読み終えてしまいました。
    これ続編無いのでしょうか?2人のラブラブ生活も覗かせて欲しい…。
  • 長恨歌上之巻 蛇性の婬【イラスト入り】

    私は好き!

    時代背景、そして驚きいっぱいの設定
    一気読みしてしまいました。

    濡れ場シーンでは、弁天の美しさ、妖艶さが魅力的でした
  • 王朝恋闇秘譚

    良かった〜

    うんうん。
    とてもテンポ良く最後まで一気読みしました。

    エロ満載なんだけど、飽きもせず
    終わり方もアッサリまとまってて、私は凄い好みなんです!
  • 【電子限定完全版】蘭陵王

    なるほど。

    とても魅力的なお話でした。
    酷く腑に落ちる。落ち過ぎて余韻も無いくらい。
    玲司の境遇と抗えない性(さが)のようなものが明かされてゆく過程、囚われ続けながらも移る諸々に、何だろう…「萌え」ました???少なくとも自分の趣味にはハマりました。
    美しすぎるらしい玲司をイメージしきれない自分が憎い。
  • 禁じられた戯び【イラスト入り】

    面白かったです

    まさに、禁じられた遊びですね!
    世界観も好きだし
    ストーリーも面白かったので、最後まであっという間に読めました!
  • デッドライン

    退廃的な雰囲気が良い

    この展開を地雷だと感じる人もいるでしょう。全編通して退廃的な雰囲気ですが、実は案外誰も不幸にはなってない気もするんですよね。こういう作風は私好みですが他ではなかなか見つからないので☆5つにします。
  • タイトロープ

    スリリング

    緊張感のある展開と容赦ないエロスが良いです。ただ結構短いので、もうちょっと長ければ感情の機微を更に詳細に描くことができたのではと思います。
  • ラ・ヴィアン・ローズ 第一巻 ラ・ヴィアン・ローズ

    好きな作品

    これは…えっちですね…(素直な心)
    作品中の行為がえっちとかそういうわけじゃなく、文自体がなんというか淫靡というか…。
    読んでる間、平日の昼間に惰眠を貪っているのに近い感覚に陥りました。

    終始主人公(受け)目線で物語が進んでいく為、時折可哀想で仕方なくなってしまうのですが、
    登場する男達の目線から...続きを読む
  • スタンレー・ホークの事件簿 II 葛藤──アンビヴァレンツ

    続ききになるー。

    これは綺麗なポリアモリー?と思って読んでたけど…なんか様子がおかしい気がしてきて…ものすごく気になる。
  • アレキサンドライト

    官能かつ耽美

    たくさんあるお色気シーンについて、心理とシチュエーションがエロスを伴って細かく書かれているのに、興醒めさせない美しい表現で描かれていて、素晴らしいの一言でした。攻め様は本命と当て馬の二人いて、いずれも軍人であり、紳士的でありながらも、逞しい肉体と荒々しい強引さをもっています。シュリルは両性具有で美し...続きを読む
  • スタンレー・ホークの事件簿【全4冊 合本版】

    サイコー

    もともと表紙の本仁先生が好きでたどり着きました。
    お恥ずかしながら、今さらながら拝読させて頂いた山藍大先生様の至極の名シリーズ。
    合併本でイッキに読めました。ありがたい。
    もう、矛盾の無い構成と全体的にリッチでおしゃれな文章に目眩がしそうです。
    洒落のきいた会話の応酬にキャラクターがドンとハ...続きを読む
  • アレキサンドライト
    BLじゃなくて耽美で官能だった!!でも下品じゃなくてとてもとても美しい世界。
    20年前の作品だというけれど、そんなことちっとも気にならない作品!!
    主人公に振りかかる辛い出来事がずーっとずーっと続いて、このままバッドエンドかって、物語が終わる3ページ前くらいまで確信してたんだけれどトートツにハッピー...続きを読む
  • スタンレー・ホークの事件簿 I 仮面――ペルソナ
    まさに耽美小説。
    不良刑事のおっさんと、美貌と冷徹を持つ上司、そして日本人精神科医の謎の三角関係が始まったところ。展開としてはいきなりな感じもしたけど、とりあえず続きを読んでみたい。
    特別収録のウロボロスは所変わって中世ヨーロッパが舞台。自分の尻尾を噛んで輪になった蛇(ウロボロス)のように、愛という...続きを読む
  • 花夜叉
    能の家元の御家騒動のお話。幽玄な世界観がまた何とも官能的。
    個人的には明煌さんが好き。弱みを握られて異母兄の女にされているところを、宗家らに唆されて兄を超える野望を抱くも、結局は兄弟そろって御家の駒だったこと。それを知り絶望しながらも、その状況の中で生きていこうとすること。また兄に対して許されざる想...続きを読む
  • スタンレー・ホークの事件簿III 二重自我──ドッペルイッヒ
    これまでの登場人物や事件がそこかしこで絡み合う。BL・ホモ・ゲイというより、耽美・官能というのがふさわしいエロス。イイトコロで終わっているので次が待ち遠しい。
  • アレキサンドライト
    初山藍せんせい作品。

    シュリルの壮麗な美しさが匂い立つような文章で、なんともきらきらしい。
    素敵でした。

    気高いシュリルの儚く脆い一面をみて、読みながら何だかほっとけない気持ちに……!笑
    シュリル大好きです。


    なのでマクシミリアンたちの酷い仕打ちに心底怒りを感じてはいたものの……

    いつのま...続きを読む