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累計590万部突破! 「蒼穹の昴」シリーズ第5部完結巻!
シリーズ史上、もっとも哀切なラストに涙する。
ふたたび玉座へ。
ラストエンペラー・溥儀は満洲国皇帝に。
日中史の最大の転換点を描き切る奇蹟の小説!
日本軍による張作霖爆殺で、自らの足を失った吉永将は、関東軍への強い不信を募らせていた。
満洲国建国の真の目的は何なのか。
新京では人々のあらゆる思惑を呑み込み、溥儀の皇帝即位の大礼の準備が進んでいた。
その裏に隠された悲劇。その時、春児は。
1934年新京。
梁文秀、李春雲の支えを得て、溥儀はついに満洲国皇帝になる。
上海に帰還した張学良は、次々に襲い来る刺客を返り討ちにしつつ、
龍玉を抱きこの国を統べるべき救世主を探し続ける。
満洲に生きる希望を見いだそうとした正太と修の進む道は。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年05月16日
めくって最初の章のタイトルが「ひといろの青」
蒼穹の昴も一つの大きな節目にきたんだなと思いました。そして語られるのは中国の創世神話。
" 森羅万象はこうして調いました。しかしそれだけでは、人間の住まう世界にはなりません。
天に代わって人の世を統ぶる帝。天命を奉じて政を行う、中華皇帝がい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月26日
2023.11.16~11.26
ラストエンペラーの本当の悲劇が始まる。
史実として、学校で学んだことが、いかに大雑把であやふやであったのか。「嘘」ではなかったが、「黙」ではあった。
で、正太はどうなる?修は?
誰が龍玉を手にするのか?
創作の中で、歳を重ねていく人、新しく登場する人。彼らの人生...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月16日
蒼穹の昴から読んでるものにとって、まさにこのチクルスが最終巻でよいかも。梁文秀と春児と玲玲の終着点。満州国皇帝溥儀を廻り、万感の想いで締めくくられるラスト。彼らをずっと読んできた読者にとってはもうこれ以上の物語はいらない最高の締めくくりだった。
只、歴史はここからが面白くなるところ。
次の兵諫は、2...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月13日
中国近代史の不幸は阿片戦争に端を発する。阿片は依存性が高く、一度使うと止められない。多くの清国人が阿片中毒になった。阿片の需要が高まり、価格が高騰して阿片業者達は大儲けをした。「阿片=悪」の図式が成立する。
阿片の乱用を防ぐため、清朝は阿片の使用を禁止した。阿片を販売し、侵略戦争の口実とした英国の反...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月01日
天子蒙塵。
天子とは、宣統帝溥儀のことだろうが、天子が蒙塵することなどあるのだろうか?
天子は行幸するものではないのだろうか。
悲痛な気持ちでこの小説を読むことになった。
蒼穹の昴シリーズから続く、この物語はどこに着地するのだろうか。
宣統帝溥儀の破滅への道筋は遂に始まった。
春児等の運...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
張学良は遂にイギリスから中国への帰還を決める。一方、東三省に建国された満州国は帝政へと移行し、溥儀が満州国皇帝に即位する。
新しく生まれ変わる中国の胎動と、古い勢力である旧清国の復辟、それに乗ずる日本の帝国主義。様々な思いが錯綜する中国情勢に翻弄される人々。
帰還した張学良はどうなるのか?
満州国と...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月04日
全体の印象としてはジワジワと進展する印象。
「馬賊の唄」に馬賊の鄭が云う。「どうして日本人は、俺もおまえもと誘い合ってやってくるのだ。生まれ育った祖国に住み飽きるとは、どういうことだ。そして、もうひとつー」「中国人は、日本人を待ってなどいない」
満州国の出鱈目にはこの言葉で十分だな。
永田、石原...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月01日
浅田次郎の『蒼穹の昴』から始まる中国近現代史を舞台にした壮大な時代小説もいよいよ佳境に。本作『天子蒙塵』は清朝のラストエンペラー溥儀が紫禁城を追われてから「満洲国」皇帝になるまでの時期が描かれる。また前作『マンチュリアン・レポート』で爆殺された張作霖の遺児である張学良、同じく側近であった馬占山なども...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月11日
シリーズ5作目
溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
登場人物多くて、ストーリが追いきれません。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月10日
溥儀が紫禁城を追われて、満洲国の皇帝になるまでを描いている。今までのシリーズのような主人公がおらず群雄割拠。魑魅魍魎の混沌とした世相を淡々と色んな立場の人目線から書いてる。あえて言うなら溥儀でしょうか。でも魅力的な人ではなかったので中々読み進めるのが難しかったです。
役者は日本軍、張作霖の息子、蒋介...続きを読む
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