天子蒙塵 3

天子蒙塵 3

858円 (税込)

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張学良の帰還。
満洲国建国――祖国を失った将軍の決意とは。

政争に敗れ欧州に渡った張学良。亡命なのか帰国するのか、世界が注目する中、馬占山が、吉田茂が張学良の前に現れる。一方、満洲国の執政として、皇帝に即位する日を待ち望む溥儀の心のよりどころは、「魔法使い」甘粕正彦と、清朝の遺臣、梁文秀だった。龍玉なき満洲で、夢を掴む者は誰なのか。

1933年ヨーロッパ。
ムッソリーニ、イギリス首相などと会見した張学良は、
フィアット戦闘機一個編隊を土産として中国への帰途につく。
日本で殺人の罪に問われた甘粕正彦は満洲で復権、
映画スターオーディションには、馬賊にあこがれた日本の少年の姿があった。


シリーズ累計590万部、「蒼穹の昴」シリーズ第五部。

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天子蒙塵 のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 天子蒙塵 1
    880円 (税込)
    さまよう溥儀。 紫禁城を追われた最後の皇帝(ラストエンペラー)は、日本の庇護下に。 混沌の中国で天命を、龍玉を抱く者は誰か。 累計590万部! 「蒼穹の昴」シリーズ第五部、堂々開幕!!(全4巻) 1933年春。 父の築いた国と軍を失った張学良は、欧州へ向かった。 清朝最後の皇帝・溥儀は「満洲国」の執政となっていた。 北京では前の大総管太監・李春雲が、一人の女性の許を訪れる。 紫禁城を去ってからの溥儀がいかにして生きたか、 その証言者は史上はじめて皇帝を離婚をした、元皇妃であった。
  • 天子蒙塵 2
    858円 (税込)
    あらがう馬占山。 満洲事変勃発。たった一人の戦いが始まった。 日本、満洲国を建国。 張作霖の馬賊たちが選んだそれぞれの道は。 累計590万部! 「蒼穹の昴」シリーズ第五部!(全4巻) 1931年9月の満洲事変。 張学良の不在時に満洲の占領を開始した日本軍に対して 馬占山は徹底抗戦を掲げ、決死の戦いを繰り広げる。 溥儀は「満洲国」にてふたたび皇帝に即位する希望を抱き天津を脱出、新しい都へと向かうが――。
  • 天子蒙塵 3
    858円 (税込)
    張学良の帰還。 満洲国建国――祖国を失った将軍の決意とは。 政争に敗れ欧州に渡った張学良。亡命なのか帰国するのか、世界が注目する中、馬占山が、吉田茂が張学良の前に現れる。一方、満洲国の執政として、皇帝に即位する日を待ち望む溥儀の心のよりどころは、「魔法使い」甘粕正彦と、清朝の遺臣、梁文秀だった。龍玉なき満洲で、夢を掴む者は誰なのか。 1933年ヨーロッパ。 ムッソリーニ、イギリス首相などと会見した張学良は、 フィアット戦闘機一個編隊を土産として中国への帰途につく。 日本で殺人の罪に問われた甘粕正彦は満洲で復権、 映画スターオーディションには、馬賊にあこがれた日本の少年の姿があった。 シリーズ累計590万部、「蒼穹の昴」シリーズ第五部。
  • 天子蒙塵 4
    858円 (税込)
    累計590万部突破! 「蒼穹の昴」シリーズ第5部完結巻! シリーズ史上、もっとも哀切なラストに涙する。 ふたたび玉座へ。 ラストエンペラー・溥儀は満洲国皇帝に。 日中史の最大の転換点を描き切る奇蹟の小説! 日本軍による張作霖爆殺で、自らの足を失った吉永将は、関東軍への強い不信を募らせていた。 満洲国建国の真の目的は何なのか。 新京では人々のあらゆる思惑を呑み込み、溥儀の皇帝即位の大礼の準備が進んでいた。 その裏に隠された悲劇。その時、春児は。 1934年新京。 梁文秀、李春雲の支えを得て、溥儀はついに満洲国皇帝になる。 上海に帰還した張学良は、次々に襲い来る刺客を返り討ちにしつつ、 龍玉を抱きこの国を統べるべき救世主を探し続ける。 満洲に生きる希望を見いだそうとした正太と修の進む道は。

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天子蒙塵 3 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イギリスに留まるかそれとも故郷に帰るか考え続ける張学良。そして生きていた王逸。春雷はいよいよ、その弟子に龍玉を渡そうとする。王逸が家庭教師として育てた弟子の名前は毛沢東。
    ああ……ああそうなるのか……そうなるんだけどいよいよここまで来たんだなという感慨に溢れる第3巻。

    "恐怖心は武士道に

    0
    2023年04月26日

    Posted by ブクログ

    2023.10.31〜2023.11.16

    翼を拡げる。でも、その拡げた翼で正しい方角へ飛べているのか。飛んでいけるのか。
    もしかしたら、黒い翼が生えていたのか。

    歴史上の人物以外も登場して、彼らの今後がどうなるのか、楽しみ。

    0
    2023年11月18日

    Posted by ブクログ

    第三章「漂白」はヌルハチの神話から始まる。『蒼穹の昴』シリーズは中国近現代史の歴史小説であるが、ところどころに清朝の過去の物語が挿入される。第一部『蒼穹の昴』では乾隆帝の時代の話が挿入された。第三部『中原の虹』では明末清初の話が挿入された。第五部ではヌルハチの時代と遡っている。

    近代中国史の屈辱は

    0
    2022年06月12日

    Posted by ブクログ

    満州が日本によって整備されていく過程を描く。春雷の持つ龍玉はどうなるか?なんか毛沢東に行っちゃうのかな? 張学良が欧州でぶらぶら、英気を養って帰国するまで。さて最終巻はどうなるか?満州帝国ができて?

    0
    2021年09月11日

    Posted by ブクログ

    満州国建国を背景に、新たな登場人物を加え、最終巻に向けてさまざまな布石が打たれるように物語が展開する。

    0
    2021年08月23日

    Posted by ブクログ

    今巻の主な視点は、溥儀と張学良。
    溥儀は清の復辟を成すため、日本が作った満州国の執政に就任。そのまま、満州国皇帝を目指す。
    溥儀は孤独の概念を知らず、孤独を感じることはないとの独白があるが、彼の感じる感情の多くは孤独そのものである。
    張学良は蒋介石に実権を渡した後、ヨーロッパに身を移すが、外から見た

    0
    2021年07月25日

    Posted by ブクログ

    満州国に執政として捕われた溥儀と欧州で目的のない日々を暮らす張学良が交互に語られる。それぞれにどうにもならない不幸な境遇。
    満州の唯一の希望だった武藤将軍は暗殺(?)により舞台を去る。判っていることとは言え暗澹とする。

    中盤で登場する袁金鎧。以前、袁世凱に名が似ていると書かれていた小物。こういう人

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    張学良がメインの巻。

    登場人物が増えてきたな。
    本のオマケの、しおりタイプの登場人物紹介が便利だ。
    1巻の分からまとめて持っておくとよい。

    登場人物、実在も架空もどれも魅力的。

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    シリーズ5作目
    溥儀が満州国の皇帝になるまでが描かれています。
    前作「マンチュリアンレポート」をはじめ「中原の虹」や「蒼穹の昴」から随分間が空いたので、人間関係や相関が忘却の彼方でした。
    自分のレビューやググってようやく思い出したところ多々あります(笑)
    登場人物多くて、ストーリが追いきれません。

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    関東軍の謀略で父・張作霖を爆殺された張学良。蒋介石の国民党に東三省を渡し失意のうちに欧州に渡る。
    溥儀を執政に迎え満州を実質的に支配する関東軍に対しひとり馬占山のみが孤軍奮闘するが力及ばず。
    甘粕正彦、石原莞爾、川島芳子など満州を舞台に暗躍する役者達が続々登場。完結編が楽しみです。

    0
    2021年07月14日

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