わが心のジェニファー

わが心のジェニファー

825円 (税込)

4pt

浅田次郎が描く米国人青年ニッポン発見の旅。

日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。
日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、初めて泊まったカプセルホテルに困惑する。……。慣れない日本で、独特の行動様式に戸惑いながら旅を続けるラリー。様々な出会いと別れのドラマに遭遇し、成長していく。東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、自分の秘密を知ることとなる……。
圧倒的な読み応えと爆笑と感動。浅田次郎文学の新たな金字塔!

※この作品は過去に単行本として配信されていた作品の文庫版となります。

...続きを読む

わが心のジェニファー のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月13日

    日本はこんなに美しかったのか…に気づくことの出来た1冊。主人公ラリーのものの見方、感じ方を通じて、日本とは何か、日本人とは何か、当たり前に見えて言語化出来ていない部分に気付いた。
    ストーリーよりも日本描写の美しさに惹かれた。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月02日

    ストーリーテラー・浅田次郎作品の圧倒的な読み応えに感動。東京、京都、大阪、大分、釧路を訪ね、人生の迷子になったアメリカ青年の遭遇する文化の壁と驚嘆の日々。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月02日

    アメリカ人が体験した日本。素晴らしいところも変なところも外から来た人の目で教えてくれる。
    日本が好きになれる、なってほしいと浅田次郎が綴ったガイドブック。
    ジェニファーはすべて知っていたようなラストに感動。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月26日

    外国人視点で日本を描くことで母国(日本)を再発見するみたいなパターン。皮肉も利いてるし確かに新発見もあった。
    一人称視点でもあるので途中飽きて来るが(ちょっと強引でも)ラストの展開が素晴らしい。

    0
    購入済み

    日本を再確認

    2022年06月04日

    浅田次郎作品が好きで読みあさりこの本を見つけた。いささか説明くささが気になり、少し放置していたけれど読み始めた。
    日本人である自分をいつの間にか振り返っていた。
    こんなに深く生きてないな、と思ったり、こんな人と出会いたいと思ったり。
    最後の場面で、クォーターを回収。
    しっとり静かに読みたい本。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月20日

    ユーモアたっぷりでおもしろかった。
    ジェニファー命と言っておきながら、出会った女性に恋に落ちるところは、重くならない程度で、ラリーに何をやってるんだか。と言うような感じです。
    最後はこういう結末だったのか。と思ってなかったな。

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月07日

    えっ、すごい。そういう結末?!すごいじゃん!
    ユーモアたっぷりに描かれる日本各地でのラリーの戸惑いが、こういう結末に落ち着くなんて。めっちゃ良いじゃん!

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月15日

    作者の年齢を感じるところもあったが、浅田節は健在。

    そして、思わぬどんでんのラスト。ただし、連載ゆえの間に合わせ感も感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月19日

    浅田センセの新作かつ新境地ということで張り切って読み進めたが、事前の期待値が高すぎたか・・・。

    『・・・東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、・・・』(あらすじより)。
    ↑なぜ1か所だけ「九州」と大くくりか!(by大分県人)

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月23日

    アメリカの若者が日本を探索するという共通点から清水義範さんの「スシとニンジャ」を思い出しながら読んでいた。両作品は20年以上の隔たりがあるものの,時代背景を除けば異文化に触れる面白さに変わりは無い。とても面白く,そして浅田さんらしく涙を誘う素敵な作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    日本びいきの恋人...続きを読む

    0

わが心のジェニファー の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

浅田次郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す