感情タグBEST3
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日本はこんなに美しかったのか…に気づくことの出来た1冊。主人公ラリーのものの見方、感じ方を通じて、日本とは何か、日本人とは何か、当たり前に見えて言語化出来ていない部分に気付いた。
ストーリーよりも日本描写の美しさに惹かれた。
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ストーリーテラー・浅田次郎作品の圧倒的な読み応えに感動。東京、京都、大阪、大分、釧路を訪ね、人生の迷子になったアメリカ青年の遭遇する文化の壁と驚嘆の日々。
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アメリカ人が体験した日本。素晴らしいところも変なところも外から来た人の目で教えてくれる。
日本が好きになれる、なってほしいと浅田次郎が綴ったガイドブック。
ジェニファーはすべて知っていたようなラストに感動。
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外国人視点で日本を描くことで母国(日本)を再発見するみたいなパターン。皮肉も利いてるし確かに新発見もあった。
一人称視点でもあるので途中飽きて来るが(ちょっと強引でも)ラストの展開が素晴らしい。
日本を再確認
浅田次郎作品が好きで読みあさりこの本を見つけた。いささか説明くささが気になり、少し放置していたけれど読み始めた。
日本人である自分をいつの間にか振り返っていた。
こんなに深く生きてないな、と思ったり、こんな人と出会いたいと思ったり。
最後の場面で、クォーターを回収。
しっとり静かに読みたい本。
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ユーモアたっぷりでおもしろかった。
ジェニファー命と言っておきながら、出会った女性に恋に落ちるところは、重くならない程度で、ラリーに何をやってるんだか。と言うような感じです。
最後はこういう結末だったのか。と思ってなかったな。
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えっ、すごい。そういう結末?!すごいじゃん!
ユーモアたっぷりに描かれる日本各地でのラリーの戸惑いが、こういう結末に落ち着くなんて。めっちゃ良いじゃん!
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浅田センセの新作かつ新境地ということで張り切って読み進めたが、事前の期待値が高すぎたか・・・。
『・・・東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、・・・』(あらすじより)。
↑なぜ1か所だけ「九州」と大くくりか!(by大分県人)
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アメリカの若者が日本を探索するという共通点から清水義範さんの「スシとニンジャ」を思い出しながら読んでいた。両作品は20年以上の隔たりがあるものの,時代背景を除けば異文化に触れる面白さに変わりは無い。とても面白く,そして浅田さんらしく涙を誘う素敵な作品でした。
あらすじ(背表紙より)
日本びいきの恋人ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本への一人旅を命じられたアメリカ人青年ラリー。ニューヨーク育ちの彼は、退役海軍少将の祖父に厳しく育てられた。太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受ける。京都では神秘の宿に感銘し、日本女性のふたつの顔を知る…。異国の地で独特の行動様式に戸惑いながら列島を旅するラリー。やがて思いもよらぬ自分の秘密を知ることに…。圧倒的読み応えと感動。浅田文学の新たな到達地点!
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前半は『そうそう!』と思いながら読み進め、
中盤からは『?』がちらほら、
最後『そなの??』と、若干急ぎすぎに感じた。
(過去に読んだ別の数作品はとても好きでした。)
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結婚の条件としてPC、スマホ無し3週間の日本旅行を命じられるアメリカ人ラリーの日本と自分探し物語
前半は勘違いもありながら楽しい旅行記ですが、後半はラリーの重い人生観と、浮気性なアメリカ男に嫌気が……
プロポーズを受け入れてもらうため、価値観を同じくするため日本に来ているのに、日本人女は抱くし、更に別の女性とまでそういう展開になりそうになる。2人目の女性は、地下街で知り合って仲良くなった小学生男子の母親
アリエナイ
こんな男からのプロポーズは受けなくていいと思います、ジェニファー
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この数年不作な気がしている浅田次郎だけど、久しぶりに読みやすい一冊だったと思う。
ジェニファーもラリーも好きになれないし、サブキャラも魅力的ではないけど、そこはもう考えないようにして、ファンタジー色のある旅の本と思えば楽しく読める部分もあった。
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あるアメリカ人が恋人の命に従い日本を旅するお話。うらやましい、温泉宿に行きたくなった。
東京2020が決まりすぐ書かれたものらしく、異国人の目を通して日本の美点を再発掘しようというのが小説の目論見としてあると思う。
軽薄な主人公に辟易するが軽妙なテンポでさくっと読める。
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正直いまいち(笑)
アメリカ人の青年を通しての日本文化論。
日本再発見小説という帯の触れ込みや、日本が好きになるという触れ込み、涙と感動の人間ドラマという帯のメッセージに対して、あまりにステレオタイプ+ユーモア的で、逆に日本をコケおろしているようにも感じられます。
ストーリとしては、
日本びいきの恋人ジェニファーから、結婚するなら、価値観を共有するために、日本へ一人旅をしてくるように言われます。パソコンもスマホも持たず、ラリーは一人、日本を旅することに。
彼の珍道中を通して、語られる日本
成田から、東京、京都、大阪、別府、釧路と3週間の旅です。
旅の所々でジェニファーに手紙を書くラリー
興ざめなのは、女性とのロマンス系。ラリーの軽薄さが目立ちます。
それを手紙に書くのか...
そして、なによりいまいちなのは、最後の釧路。
驚きの真相は、逆にあまりに安っぽい展開で残念。
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主人公はアメリカ人の青年で、結婚を申し込んだ彼女から、「日本を旅してきて」と言われる。彼の中には、日本びいきの彼女から吹き込まれた「素晴らしい国・日本」の印象と、日本と戦争をした退役軍人の祖父から聞かされ続けた「油断ならん国・日本」の印象が混在する。
彼女(わが心のジェニファー)を想いながら旅をする彼の、本音(心の中)と、建前(彼女への手紙の記述)のギャップが面白い。旅をしながらいろんな個性的な日本人と出会って、ちょっとロマンス(?)もあってこっけい。
最後には彼女の提案や、祖父の日本嫌いの裏に、いろんな思惑があったことが分かり、なかなか感動しました。
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ラリーが途中で
日本人の魅力的な女性と
ねんごろになっちゃう展開
その上 ジェニファーにまで
懺悔ともとれる手紙を送るにあたって
男の都合のいい夢に
うんざりしてきます
ラリーがお子様に思えて
いらっとしますね
ラリーが北海道で出会う
運命の出会いの良さが
かすんでしまうわ
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プロポーズ承諾の条件に
「日本にひとり旅に行く」と言い渡されたアメリカ人の青年ラリー
日本の技術に度肝を抜かれ
京都の美しさに感動し・・・
日本各地を旅しながら人と出会い
最後にたどりついた釧路で待っていたものは。。
アメリカ人から見た日本ってこんな感じなのかなと
面白く読んだけれど
ラストはちょっと強引かなぁ
こんな都合よく偶然ってある?? な感想
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3.5自分の存在を確かめるロードノベル。日本人がわすれがちな日本の美点をアメリカ人の視点から表現する。戦争という歴史を通してアメリカと日本とのつながりを描いているかな。
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恋人からの結婚承諾の条件として、日本を体験してきてほしいと要請されたアメリカ青年のラリー。
彼の目を通して語られる日本文化論ともいえるエンターテイメント。
著者は、日本で暮らす外国人に取材を行い、この作品を仕上げたそうだ。外国人から見た日本は、このようなのかと、改めて感じったものだ。もちろん、ユーモアを交えた著者の恣意が入って入るだろうが。
外国人用のガイドブック(実在のもの?)として、ポジ・ガイドブックとネガ・ガイドブックの内容が記述され、その解説に、いかにも!と、納得も。
主人公の旅の終わりに、もう一つ仕掛けがしてあり、著者の巧みな小説手法を見る思い。
Posted by ブクログ
内気な、ザ・アメリカ人が旅する日本文化との出会い、その都度味わう驚きや感動がおもしろく描かれている。登場する日本人も、ザ・日本人というか、誇張した日本感が面白かった。
文化の違いをジョークにすると、差別だと言って騒ぐ人がいるが、文化の違いは楽しむべきだと思う。