羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
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羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

新たに誘拐されたのは上院議員の娘だった。捜査当局をはさみ、犯人の特定をめぐって議員とレクターとの間で取引きが進行する。だが、その過程でレクターは秘かにある計画を練っていた。一方、クラリスはレクターとの会話を咀嚼し、犠牲者の身辺を洗うことで、しだいに“バッファロウ・ビル”に肉薄してゆく――。稀代の“悪”と対峙し、内なる暗黒とも戦う彼女が迎える壮絶な終幕。

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羊たちの沈黙(新潮文庫) のシリーズ作品

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  • 羊たちの沈黙(上)(新潮文庫)
    693円 (税込)
    獲物の皮を剥ぐことから“バッファロウ・ビル”と呼ばれる連続女性誘拐殺人犯が跳梁する。要員不足に悩まされるFBIが白羽の矢を立てたのは訓練生クラリス・スターリング。彼女は捜査に助言を得るべく、患者を次々に殺害して精神異常犯罪者用病院に拘禁されている医学博士ハンニバル・レクターと対面するが――。1980年代末からサスペンス/スリラーの潮流を支配する“悪の金字塔”!
  • 羊たちの沈黙(下)(新潮文庫)
    737円 (税込)
    新たに誘拐されたのは上院議員の娘だった。捜査当局をはさみ、犯人の特定をめぐって議員とレクターとの間で取引きが進行する。だが、その過程でレクターは秘かにある計画を練っていた。一方、クラリスはレクターとの会話を咀嚼し、犠牲者の身辺を洗うことで、しだいに“バッファロウ・ビル”に肉薄してゆく――。稀代の“悪”と対峙し、内なる暗黒とも戦う彼女が迎える壮絶な終幕。

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羊たちの沈黙(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

時代を超えて色あせない魅力を放つ、ホラーサスペンスの金字塔!

主人公・クラリスは成績優秀なFBI訓練生。ある日、上司のクロフォードに呼び出されて、元精神科医にして凶悪犯のレクター博士に会うように命じられます。目的は、巷を騒がせている連続殺人犯"バッファロウ・ビル"のプロファイリング。
クラリスはレクター博士から、"バッファロウ・ビル"について聞き出そうとします。彼はクラリスに興味を持ち、ある条件を呑んだらプロファイリングを手伝うと申し出ます。
その条件とは、クラリスの少女時代のトラウマを教えることであり……。

本作の魅力はなんといっても、レクター博士の強烈なキャラクターです。
彼は人食い殺人で収監された危険人物でありながら、こちらが礼儀を失さないかぎりは理知的な紳士としてふるまうのです。間違いなく悪人なのに、嫌いになれない……このギャップこそ、彼の一番恐ろしいところなのかもしれません。
博士は底知れない狂気とカリスマ性で、多くの読者をとりこにしてきました。筆者もそのひとり。レクター博士が次に何を言い出すか戦々恐々としつつも、その言動に目が離せず、一晩で一気読みしてしまいました。

映画史に残る傑作『羊たちの沈黙』の原作にして、ベストセラー小説でもある本作。博士とクラリスの、命をかけたやりとりの緊迫感を、ぜひ味わってみてください。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文句なしの面白さだった。レクター博士、理解し難く残虐な殺人犯なのに、彼はなぜこんなにも魅力的なのだろう。映画も気になるが、シリーズ他作品も手に取りたい。

    0
    2021年04月11日

    Posted by ブクログ

    既に知れ渡っているレクター博士の脱出劇の模様、バッファロウ・ビルのラストに至るまで、一旦流れ始めたら息もつかせぬ展開。細部の描写は偏執的だが、その分一つ一つ調べながら読んでいくと情景が浮き上がってくるようだった。クラリスとミスター・ガムの応酬、蛾の出現で張り詰めるその場の緊張感、手紙によって多少窺い

    0
    2020年08月23日

    Posted by ブクログ

    結局、最後まで読んでも映画の内容は殆ど思い出せず。でも良いんです。原作の内容が素晴らしかったから。これに対して素晴らしいというのも不謹慎かもしれないけど、でも面白かった。サイコもの百花繚乱の現代においてすら、本作の優位性・孤高性は揺るがないというのを、改めて思い知らされました。後半、脱走劇で圧倒的存

    0
    2019年08月19日

    Posted by ブクログ

    読みたいと思いながら、怖そうな雰囲気で今まで読んできませんでしたが、村上龍「オールド・テロリスト」で出てきたこともあり、読んで見ました。
    思っていたよりグロい描写もなく、登場人物たちに魅力があり、楽しめました。
    クライマックスのシーンが、どちらの人物を描いているのか分かりづらかったです。
    ケータイが

    0
    2016年05月12日

    Posted by ブクログ

    レクター博士とクラリスの交流の触れるような触れないような距離感がすごく良い。
    また後書きも秀逸でとても充実した最高の本でした!友人にもシリーズごとに勧めたい!

    0
    2013年10月28日

    Posted by ブクログ

    映画よりもずっと物語が理解しやすく、面白かった。
    人間のドロドロとした欲望がむき出しになっていて、
    その衝突を高みの見物と洒落込んだレクター博士が
    最も利を得ていたのはさすが。

    0
    2014年06月12日

    Posted by ブクログ

    有名なだけある。
    展開も読みやすさも、後味も。
    すっごく引き込まれるというよりは、
    気付いたら読み終わっちゃった!といった感じ。

    映画を見たことなかったので、良い小説読めたな〜感が味わえた。

    0
    2013年03月20日

    Posted by ブクログ

    映画(ハンニバルやレッドドラゴンは何回か観たけど、羊たち〜はいまだに観れていない……)もあってか、「ハンニバル・レクターの物語」という印象が強かったけど、あくまでほんの一部、「クラリス・スターリングの物語」なんだと実感した。

    上巻を読み、そして下巻を読んで、クラリスがさらに好きになった。

    読みな

    0
    2023年03月25日

    Posted by ブクログ

    さすが有名小説。
    行方不明の連続殺人犯を天才連続殺人犯からヒントをもらうという設定がもう面白い。

    翻訳されたものだからか内容がわからないところがあった。

    わからない部分を知りたいので映画も観たい。
















    以下ネタバレ!!!





















    0
    2022年10月27日

    Posted by ブクログ

    ハンニバル•レクターがやはり大変魅力的な作品(魅力的と言ってしまうと俗っぽいが)。
    緊張感、レクター博士に出し抜かれる感覚、そして頭の中に映像が流れ込んでくるような緻密な情景描写。映像化に成功した作品としても頷ける。イイね!

    0
    2022年09月23日

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