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あの血みどろの逃亡劇から7年――。FBI特別捜査官となったクラリスは、麻薬組織との銃撃戦をめぐって司法省やマスコミから糾弾され、窮地に立たされる。そこに届いた藤色の封筒。しなやかな手書きの文字は、追伸にこう記していた。「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、それを教えたまえ」……。だが、欧州で安穏な生活を送るこの差出人には、仮借なき復讐の策謀が迫っていた。
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Posted by ブクログ
レクター博士にまたお会いできました。相変わらずのパワフルさでたじろいでしまいます。下巻、また楽しみですが、食欲はなくなりそうです。
ゾッとするような描写があり得るはずのない光景を見せてくれるサイコホラー(?) シリーズが進むごとになぜかレクター博士を段々助かって欲しいと望む気持ちが強くなる自分の変化が一番怖かったりして。
『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』に続く第三作目。カニバル・ハンニバルこと、レクター博士のフィレンツェでの華麗なる生活から、クラリスとの再会まで。 この作品を読んで、すっかりレクター博士の虜になってしまった。 左手小指くらいなら、食べられてもいいかな。
言うまでもなく、天才的精神科医で稀代の殺人鬼ハンニバル・レクター博士シリーズの最新作にして最終作。……最終作ではないのかもしれないけど、私はもうこれで完結でいいと思った。 たしかにすごく面白い。下巻に入れば一気読みだが、想像とは全く違う続編だったので、期待を裏切られたという意味で★マイナス1。個人的...続きを読むに期待していたのは「レッド・ドラゴン」のグレアム刑事とクラリスとレクターの三つ巴(笑)。やっぱり殺人者としてレクターにちゃんと裁きが下されるのを期待していたの……などと書くとレクターのファンから殴られそうだが、三人の鬼気迫る攻防が見たかった。 ところが、レクターは今度こそ完全なる主役(ヒーロー)になってしまった。ヒロインであるクラリスとの例の賛否両論のラストへなだれ込むためのお膳立ても十分に整っている。 「羊たちの沈黙」から7年後、なんだかんだいってまだまだ男社会のFBI上層部の中で孤立していたクラリスは避けがたい失敗を犯したことから職を解かれそうになる。そんなクラリスにレクターから手紙が届く。クラリスは数少ない手がかりからレクターの居場所を探り出そうとするが、同時に水面下でレクターを探す男がいた。大富豪メイスンはレクターの手にかかって生還した唯一の犠牲者だったが、四肢麻痺と顔の大半がなくなるという姿にされたのだった。復讐に燃えるメイスンはレクターが唯一接触をはかってくるであろうクラリスを使い、彼をおびき出そうと各策するが―― 賛否両論あろうが、とにかくハリスが「羊たちの沈黙」によって確立したこのジャンルを今回自ら見事に超えたものを書いたことは間違いないと思う。ここまでくると「文学」と呼んでも差し支えないのではないかと思うほど重厚な部分もある。ただ、私はクラリスはレクターに催眠術か何かをかけられたのだと信じたい(笑)。
レクター博士は冷酷な食人鬼でありながら、冷静で知識教養があり、一人で生きていく力に満ち溢れている。そこがもうどうしようもないほどに魅力的に感じてしまう危険な人物。目を覆いたくなるような描写にうわぁ、と思うのに読むのを止められない。トマス・ハリス大好き!
満を持して、レクター博士を主軸に置いた物語である。 冒頭を読むとアクション方面に風景が変わった?と驚くのだが、いやいやそれは猫だましのようなもので、アクションスリラーにはならない。大丈夫。 バーニーの語るレクター博士像が美しい。 「レクター博士は完璧なマナーを身につけていました。とはいって...続きを読むも、堅苦しいマナーではなく、優美で気取らないマナーを。あの頃自分(バーニー)はある通信教育のコースで学んでいたんですが、彼(レクター博士)はその学識をこちらに分け与えてくれた。といっても、チャンスと見たらこっちを殺そうという意思まで失くしていたわけじ一人の人間の中で人間のなかで、ある資質が別の資質を抹消し去るこ有り得んのです。それは両立するのですよ、良い資質と恐るべき資質とは(後略)」 格好いい!
映画は見てない。 おい、レクターさん…というよりも、いやハリスおじさん…と言いたくなる。 ハリスおじさんは、最後の章を描きたさにそもそもの初めから設定したんじゃないだろうか。 クラリスは羊〜での活躍からFBI捜査官になれたわけだけど、ヒール役(もはや精神的SM相手)のクレンドラーの妨害なんかもあっ...続きを読むて、出世どころかやりたい仕事もままならず、メイスンの件でだんだんとダークサイドに落ちていく。 羊〜ではあんなに重要ポジションだったクロフォードの存在感が薄れていき、レクター博士の存在が大きくなる。 (クロフォードの扱いが前作に比べてぞんざい過ぎて、出さなきゃいいのにレベルなのが個人的に悲しい) 父性に憧れ、また裏切られながら、問題の最終章に向かっていくクラリス。 ジョディー・フォスターが大成功を収めた羊〜の続編である本作の映画に出演しなかった理由の一つに、今作では彼女はモンスターになってしまった、と述べている理由がわかる気がする。 前作から一気読みしたせいで、最初のクラリスは何だったの…と思ってしまうけど、これはこれでハッピーエンドであることは間違いない。
逃亡中のレクター博士とそれを追う人々の話。 レクター博士だけでなく、それを追う周りの人たちのキャラもみんなたってて読みやすかった。
レクター4部作のうち、3作目。前作の「羊たちの沈黙」では、監獄の中にいて、自由のない牢の中でも、精神的な自由を謳歌していたレクター博士。そんな彼が外の世界に飛び出し、肉体的にも自由な生活を営んでいたのが今作だ。その天才性を存分に発揮し、自らの欲望をとことんにまで追求していく彼の姿は、間違いなく「悪」...続きを読むなのであろうけれど、その中に「美」を感じてしまうのは、その彼のエゴイズムがあまりに純粋だからなのだろうか。 上下巻のうちの上巻である。前作よりもよりダイナミックにキャラクターが動きだし、エンターテイメント性は増している。初見でも問題ないと思うが、「羊たちの沈黙」を先に読んでおいてよかった、と思っている。だけれども、「レッドドラゴン」を読んでいた方がもっと面白いのだろうか?(上巻では、ウィル・グレアムの名前などは全然出てきていないが)
テレビドラマでハンニバルを見て、気になったので久しぶりに読み返してみる。 以前にも増して楽しめました^ ^
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