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長崎・波佐見焼の窯で働く青子と、そこに新入りとしてやってきた龍生。
お互い第一印象は良くなく、時に対立しながらも
次第にお互いを認め合い距離を縮め、
ぴりついた気持ちが恋に変わっていく(?)姿が描かれます。
ふたりとも自分の仕事観をしっかり持ち、簡単に妥協しないので
読んでいてドキドキします。
皿を見ていて絵付けのデザインを思いつく青子のシーンは
魔法少女もののようで、また違った魅力があります。
ぶつかり合いながらふたりが作る器がそれぞれ素敵で、
磁器の世界の楽しさが少しのぞけます。
モノ作りに賭けるふたりがお互いを別の意味で意識し出したとき、
そこには何が生まれるのか…。
未だ語られないながらも絶対に何かありそうな龍生の過去も
とっても気になります。
馴染んできましたね
誰にも心を開かなかった龍生君が、少しずつ波佐見の工房に馴染んできて、青子さんとの距離も近づいてきている、そんな様子が自然に描かれているのがとても良いです。
熊平はすごく人がいいのはわかる…でも青子さんに何もなかったように普通に接してくるのがすごくむかついてしまいました。彼女がどんなに苦しんだのか想像
龍生くん
龍生くんの性格がかなり温厚になってる!青子さんにすごく心開いてるね。熊平さんはほんとに人がいいんだね。でもその人の良さが、ときに身近な人を傷つけることもあるということなのかな。焼肉屋で会った友達の発言は無神経に感じるけど、田舎ってこんな感じなのかもな。
この二人の距離感が最高に良い。ほぼほぼ恋愛感情が生まれているのに無自覚な感じや、二人で作り上げたお皿を愛でている様子にときめきます。お皿が本当に素敵なので、物語に説得力が生まれています。
良い!
とにかく絵を丁寧に描いてるのが分かる作品。絵だけじゃなく心の動きも丁寧に丁寧に描いてるから、じんわりと染みて優しい作品です。お試し読みからの購入決定です。
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