菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~

菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~

660円 (税込)

3pt

3.8

客の求めに応じてさまざまな菓子を考案する小萩庵。評判が評判を呼び、大店の主人からも注文が舞い込むようになっていた。牡丹堂の面々も、新しい菓子づくりに熱を入れる毎日だ。そんなある日、許嫁を亡くした女性から、月見菓子の注文を受けるのだが……。小萩の成長、そして牡丹堂の跡取り・幹太の恋のゆくえからも目が離せない、待望のシリーズ第十弾。

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日本橋牡丹堂 菓子ばなし のシリーズ作品

1~12巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~12件目 / 12件
  • いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~
    660円 (税込)
    なんて、きれいでおいしいんだろう。江戸の菓子に魅せられた小萩は、遠戚の日本橋の菓子屋で働き始める。二十一屋――通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世だが、菓子の味は折り紙付きだ。不器用だけれど一生懸命な小萩も次第に仕事を覚えていって……。仕事に恋に、ひたむきに生きる少女の一年を描く、切なくて温かい江戸人情小説。シリーズ第一弾!
  • なごりの月~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(二)~
    660円 (税込)
    生まれ故郷の村に帰った小萩は、姉の婚礼の祝い菓子を作る。江戸でもっともっと菓子作りを学びたい。あらためてその思いを強くする小萩だった。ようやく戻った牡丹堂に、ある日颯爽と現れた一人の男。かつて店にいた腕利きの職人だという。その男が、思わぬ騒動を引き起こしてゆく――。美味しいお菓子と人々の情に心がほっこりする、好評シリーズ第二弾!
  • ふたたびの虹~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(三)~
    660円 (税込)
    日本橋の袋物屋のおかみが、隠居した父親を案じ牡丹堂に相談にやって来た。女房に先立たれて半年、ふさぎ込んだままだという。茶話会を開いて元気づけてやりたい。ひいては、甘い物が好きな父のために菓子を作ってほしいというのだ。小萩は、ご隠居の望みを知ろうと、三日にあげず通うことになるのだが――。季節の菓子と人の情。切なくて温かい好評シリーズ第三弾。
  • ひかる風~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)~
    660円 (税込)
    西国の大名、山野辺藩から、牡丹堂に菓子の注文が舞い込んだ。小萩をはじめ見世の面々は晴れがましく感じながらも、なにやら落ち着かない日々だ。そんな折、もともと山野辺藩の御用を務めていた老舗の伊勢松坂が、何者かに乗っ取られた。主の松兵衛が相場で大損して、借金の形に取られたというのだが……。菓子の味と人情に心ほっこりする大好評シリーズ第四弾。
  • それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~
    660円 (税込)
    注文が増え忙しくなった牡丹堂に手伝いの女性がやって来た。年のころは三十過ぎ、背が高くて器量よし、さっぱりした気性で働き者。たちまち見世の職人たちの心をつかんでいった。女房のお葉を亡くして十年になる主・徹次とも、じきに親しくなってゆくのだが……。一方、小萩は新しい菓子の考案に頭を悩ませる日々が続いていた。菓子と人情の物語シリーズ第五弾。
  • はじまりの空~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(六)~
    660円 (税込)
    人手の足りない牡丹堂に口入屋が連れてきた少年、清吉。体が小さく働き手としては頼りないが、いたいけな様子に同情して引き取ることになった。素直で働き者。でもなにやら訳ありの様子なのだが……。一方、自分の看板をもらった小萩は、注文を受けて菓子を考案する仕事に夢中で取り組む日々を送っていた。江戸の菓子と人情にほっこりする好評シリーズ第六弾。
  • かなたの雲~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(七)~
    660円 (税込)
    注文に応じて新しい菓子を考案する〈小萩庵〉にも客が増え、牡丹堂は忙しい毎日だ。そんな折、職人の伊佐が仕事の合間に見世を抜けることが増えていた。行く先は、病に倒れた母親が身を寄せる寺だ。かつて、まだ幼かった伊佐を捨てた母。小萩はやるせない思いを抱きつつ、伊佐のためにと奮闘するのだが……。小萩の恋のゆくえからも目が離せない、シリーズ第七弾。
  • あしたの星~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(八)~
    660円 (税込)
    伊佐と一緒になることになり、心弾ませる小萩。まだ内緒のつもりが、年の暮れには見世の面々に知られることとなった。みなに祝福され、ますます菓子づくりに励もうと思う小萩だが、まわりは違う心づもりらしい。〈小萩庵〉の看板はおろして、手伝い程度に働けばいいというのだが……。人生の曲がり角でとまどい悩む小萩が選ぶ道とは? 好評シリーズ第八弾。
  • あたらしい朝~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(九)~
    660円 (税込)
    周囲にお膳立てされるままに祝言の日を迎えた小萩と伊佐。鎌倉から両親と祖父母もやってきて、賑やかな宴が開かれた。喜びを噛みしめる間もなく、見世の仕事に加えて、近所付き合いにも悩まされる日々――。そんな折、山野辺藩留守居役の杉崎から、藩の顔となる新しい菓子を考案してほしいという大きな仕事を命じられる。小萩の新妻ぶりも楽しいシリーズ第九弾。
  • 菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~
    660円 (税込)
    客の求めに応じてさまざまな菓子を考案する小萩庵。評判が評判を呼び、大店の主人からも注文が舞い込むようになっていた。牡丹堂の面々も、新しい菓子づくりに熱を入れる毎日だ。そんなある日、許嫁を亡くした女性から、月見菓子の注文を受けるのだが……。小萩の成長、そして牡丹堂の跡取り・幹太の恋のゆくえからも目が離せない、待望のシリーズ第十弾。
  • ふるさとの海~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十一)~
    660円 (税込)
    藪入りの休みに、小萩は伊佐と夫婦になって初めて鎌倉に里帰りした。地元の幸で歓待される賑やかな日々。そんな中、大仏見物で寄った茶店で、伊佐が梅の干菓子に目を留める。華やかでかわいらしい紅花色。それは、勝代に見世を乗っ取られて江戸から姿を消した伊勢松坂の松兵衛が作った菓子だった――。季節の菓子と人情にほっこりする大好評シリーズ第十一弾。
  • ひとひらの夢~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十二)~
    660円 (税込)
    菓子に込めた少女の願い。小萩はその思いに応えられるのか? 十歳の少女からの小萩への依頼は、母とともに紺屋を切り盛りする職人に贈る菓子だった。実父を亡くして七年、家族同然に過ごしてきた彼に、父親になってほしいと伝えたいのだという。だが、母には大店の主の後添いにとの縁談が。小萩は少女の願いを汲んだ菓子を届けるが、思いがけない騒動が起こり――。季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十二巻。

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菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小萩庵に依頼する人々の心に内在する想いを受け、
    相応しい菓子を考案する小萩の、成長する姿を描く。
    異国の風にときめく甘さ・・・阿蘭陀好みの材木商からの依頼。
      遥かなる異国に想いを馳せ、皆で工夫して菓子を作る。
      異国の如く、俺たち菓子の世界は広くて楽しいんだよ。
    帰らぬ人と月見菓子・・・月見菓

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    時代物ってあまり読まないけど、この著者の作品は読みやすくて好き。

    読み始めたきっかけは和菓子が好きだったから。
    他の作品も読んでるし、この牡丹堂ももう10冊目。
    さらっと読めるけど、なにか心に刺さるときがあって。
    今回タイトルにもなっている菊花ひらくの話の最後、
    真面目に努力した人間が報われて、嘘

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    異国の風にときめく甘さ/帰らぬ人と月見菓子/
    重陽の節句に菊の香を/火の用心と亥の子餅

    おいしいお菓子をごちそうさまでした
    人と人のつながりを暖かく思える牡丹堂界隈が大好きです

    0
    2022年10月24日

    Posted by ブクログ

    202209/シリーズ10作目。この手の物語は季節感の描写も楽しい。色々あまいというかうまく行きすぎてるところはおおいけど、平和に読める。勝代にも一理あったりただの悪人ってだけじゃなさそうなのも今後楽しみ。
    P175「ねぇ、これはどうかした?」は「ねぇ、これはどうかしら?」のミス?

    0
    2022年12月14日

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