日乃出が走る 浜風屋菓子話

日乃出が走る 浜風屋菓子話

704円 (税込)

3pt

3.8

時は明治2年。 代々続く一軒の老舗菓子店が、店を閉めた。 世の混乱と父親の謎の急死により店が傾き、悪の豪商・善次郎の手に押さえられたその店――橘屋を復興しようと、ひとり娘である16歳の少女・日乃出は奔走をはじめる。 再建の第一歩として必要不可欠な家宝の「掛け軸」を奪還するため、日乃出は善次郎と「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という勝負をすることに……。 果たして日乃出は、その賭けに勝つことができるのか!? 勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!

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日乃出が走る のシリーズ作品

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  • 日乃出が走る 浜風屋菓子話
    704円 (税込)
    時は明治2年。 代々続く一軒の老舗菓子店が、店を閉めた。 世の混乱と父親の謎の急死により店が傾き、悪の豪商・善次郎の手に押さえられたその店――橘屋を復興しようと、ひとり娘である16歳の少女・日乃出は奔走をはじめる。 再建の第一歩として必要不可欠な家宝の「掛け軸」を奪還するため、日乃出は善次郎と「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という勝負をすることに……。 果たして日乃出は、その賭けに勝つことができるのか!? 勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!
  • 日乃出が走る 浜風屋菓子話<二>
    660円 (税込)
    あの菓子はまさしく稲妻だった―― 和菓子修行を続ける日乃出は西洋人のタカナミに出会い、西洋菓子の味の虜になる。 西洋菓子に惹かれていく日乃出と、ぎくしゃくし始める浜風屋の仲間との関係。 一方、浜風屋で働きはじめた娘・葛葉は兄を捜していると言うのだが、どうやら何かを隠しているようで……。 はたして浜風屋はかつての絆を取り戻すことができるのか!? 甘くて温かい明治菓子物語第二弾!
  • 日乃出が走る 浜風屋菓子話<三>
    660円 (税込)
    浜風屋で菓子を作り続ける日乃出達。因縁の間柄である白柏屋が様々な勝負をしかけて来る中、日乃出達は、「橘屋」の名をかけてあの手この手で立ち向かう。一方、お年頃のお光は縁談に悩む日々。どうやら日乃出にも気になる人がいるようで…。大好評シリーズ第3弾!

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日乃出が走る 浜風屋菓子話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スピーディーに話が進んで行って、面白かったです。
    今ではすっかり定番のお菓子たちの黎明期に工夫しながら一生懸命作る職人たちの姿。
    まだ、冷蔵庫もなく氷も簡単には手に入らない時代に天候や時刻と闘いながら作るアイスクリン、腕がいたくなるほど混ぜ続けるメレンゲ、器具も満足に揃わず、あずきも高くてなかなか手

    0
    2015年10月19日

    Posted by ブクログ

    時は明治2年。老舗和菓子屋の娘・日乃出は、父の遺した掛け軸を取り戻すため、百両を貯めることに。菓子作りの腕はからっきしの勝次と純也が働く、客が誰も来ない寂れた菓子屋・浜風屋

    0
    2023年04月20日

    Posted by ブクログ

    明治初期が舞台

    一旦没落したお嬢さんの再逆転もの、お菓子屋編
    語りは軽快、この時期の横浜が舞台というのも面白い

    0
    2019年07月09日

    Posted by ブクログ

    日乃出ちゃんが最初は意地はってたんだけどだんだん雰囲気柔らかくなっていって、
    それに比例するように助けてくれる人が増えてきて。
    でもそうだよなぁって思った。
    私もみんなが助けたいって思うような雰囲気をかもしだそう(笑)

    0
    2014年06月28日

    Posted by ブクログ

    面白かった。がんばれ日乃出、ピンチを乗り切り百両を目指して掛け軸を取り戻せ、と応援する気持ちになった。
    ピンチはありつつもトントン拍子にうまくいき、なんだかアニメみたいだなと思ったけれど、ポプラ文庫とわかり、児童向けなら納得。夢があっていい。
    おんぶ日傘のお嬢さんが、いっぱしの菓子職人に即席でなれる

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    何もかも失くした大店のお嬢さんがどこまでやれるのかと思えば!
    人との出会いと運に助けられたところが多分にあるけれど、日の出の前向きさとがんばりもあるはず
    仁兵衛さんは思っていた以上にすごい繋がりを持っていて驚き…日の出にしたら本当は生きていてほしかっただろうけれど、自慢の父親として心の支えになってい

    0
    2021年09月07日

    Posted by ブクログ

     恋は甘いばかりの物ではなかった。残酷に人を打ちのめし、地面にたたきつける。孤独な思いに震えさせる。
     それでも人は恋をする。何か分からない力にからめとられるように引きつけられていく。
    (P.185)

    0
    2016年12月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時は江戸幕府から明治政府へと移行した日本、人で賑わう日本橋には将軍家御用達の老舗菓子店 橘屋が商売をしていた。しかしそこの主であった橘仁兵衛が突然なくなってしまったため経営に行き詰まり橘屋は奪われてしまう。仁兵衛の一人娘 日乃出は親戚に引き取られるが、曾祖父が残した掛け軸のことを思いだし、それだけは

    0
    2016年08月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一人の女の子の成長ものとしてとても楽しい小説。
    日乃出の意地を張るところと、「どうせ何もできない」と周りに見られていたと気付くところはちょっと痛々しかった。明治初めという時代が良いですね。西洋の物を受け入れながらのお菓子の工夫がとても面白い。
    浜風屋が復活していく過程とかお菓子の工夫が丁寧だった分、

    0
    2016年07月27日

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