スクールアタック・シンドローム

スクールアタック・シンドローム

484円 (税込)

2pt

崇史は、俺が十五ん時の子供だ。今は別々に暮らしている。奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染――。ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろし問題作「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を併録した〈ダーク&ポップ〉な作品集!

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スクールアタック・シンドローム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年06月22日

    始めての舞城。おもろかったー。
    無茶苦茶な感じがいい。
    どの話も印象深くて、引き込まれて、残る。

    真の友達なんてない。救われた。

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    Posted by ブクログ 2014年02月10日

    ソマリアのリアルな痛みがすごくすき ほかふたつも三回目以降くらいからはわりと好きに 特にスクールアタック

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    Posted by ブクログ 2012年12月08日

    【スクールアタック・シンドローム】題名からしてもっとどうしようもない話だと思っていたのですが至極まっとうな話でした。親子愛にほっこり。好き。【我が家のトトロ】りえがいい女すぎる。これも家族愛が感じられて良かったです。りえと主人公のやりとりでなんか泣きそうになってしまった。こういう風に生きていけたらい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月18日

    やっぱり舞城氏さいこう!!

    文章のテンポがたまんなくて電車の乗り換え中すら読み続けた。
    この人の文章がすきでスキで読んでる時ずばばばばってなってギャーってなって楽しすぎてそれだけで個人的には満点なんだけどね、ストーリーもぐっとくる。

    グロくてもエロくても
    やっぱせつなくて、泣きそうになる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月23日

    『《手負いの熊》って俺ら全員そうだよ。皆何かに傷付いて怒って危険な状態なんだよ』

    『部屋も人生もゆっくり悪くなるからどこまで酷くなってるんだか判断がつきにくい。』

    『お前はお前で、《学校襲撃イメクラ》楽しんでたんだろ?コスプレだったんだろ?猫殺しも小説もあの包丁も、単なる衣装だよな』

    『レスカ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月11日

    ソマリア、サッチ・ア・スウィートハートだけで★5つです。
    ヤバい。これはヤバい。

    特に主人公がボッコボコにされるのをソマリアが庇う場面、主人公がソマリアにほとんど愛情に近い感情を持ったあたりがたまらーん!
    「キスしようか」「バカ」とか、泣きながら言ってんじゃないよう、こっちも泣きそうになるじゃない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    元々は『みんな元気。』という単行本で出版されたのが、文庫化にあたって『みんな元気。』と『スクールアタック・シンドローム』に分冊されている。『みんな元気。』の収録作は「みんな元気。」「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」。『スクールアタック・シンドローム』は「我が家のトトロ」「スクール...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月16日

    デスメタルで演奏されるマタイ受難曲のような、3つの短編。どれも死が過ったり、直面したりもするけれどトイレをするように軽い。
    好きじゃないけど、凄い熱量で一気に読んでしまった。

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    Posted by ブクログ 2018年01月06日

     三編収録の短編集。
     最初の二編はもっと凄い展開になるのかと思いながら読んだのだけれども、意外とまともに完結。
     それはそれで面白かったのだが、「ズボンを穿いたまま便座に座ってパンツの中にプリプリプリ~とやった」人間が主人公の割にはその後の展開は普通すぎて、ちょっと肩すかし。
    「ソマリア、サ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月27日

    この本収録の、「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を読んで、おおいに頭を抱えた。この後味の悪さ。優しさ。無力感。
    自分の生きている世界こそが現実なのに、その現実はなんとグロテスクで即物的なのだろう。私達はこの現実に対して、どうやって立ち向かえばよいのだろう?

    「でね、あんたが言うの。どんなに...続きを読む

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