短篇七芒星
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短篇七芒星

1,672円 (税込)
836円 (税込) 5月9日まで

4pt

僕の両目は舞城王太郎の言葉を駆け抜けるためにある。
ーー木下龍也(歌人)

遠くで小さく光るあの七つ星は世界が爆発して出来た超新星。
ドカンって音は、読み終わるころにやってくる。

言葉が並んで爆発した星を、七つ並べてもっかいドカン!

<収録作>
奏雨 「人は空想なんかしない。連想するんだ」と雨の日の名探偵。
狙撃 俺はマークスマン。弾は当たる。時々消える。
落下 「や…ヤブヘバス!」と父が慌てふためき、飛び降りは続く。
雷撃 積乱雲と呼ばれた女の子。石につきまとわれる男の子。
代替 俺がお前になって、お前はどこいったんだよ?
春嵐 ストーミー・エヴリデイが素敵な散歩を招くまで。
縁起 妻の海の邪悪な豚が息子をさらいにやってくる。

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短篇七芒星 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    あいも変わらず不可思議な設定とカタルシス(ときおりセンチメンタル)で大好き。
    当初は「ID:INVADED」のスピンオフでしたけど、関係なく読める作品。

    もう、この作者の文体が好きなので、それって声が好きな歌手みたいなもので曲はある程度なんでも……みたいなところではあるんだけどね。

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    Posted by ブクログ 2022年10月12日

    『代替』がとにかく面白かった
    この話のためだけにこの本があると言っても良いくらい面白い
    舞城節が炸裂していて心地良い
    残念ながら他の話は私には今ひとつピンとこなかったが、『縁起』のラストで大爆笑
    こんだけ笑って本を閉じられたのはこれまでにないかもしれない
    良い経験させてもらいました

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    Posted by ブクログ 2022年10月10日

    とても面白い。なにがどう展開していくのか、この後彼らはどうなってしまうのか、まったく想像がつかない。この登場人物が死ぬのか、それとも生き残るのか、まったく予想もできない展開で一気に惹き込まれる。だからこそ短いのが惜しいなって思う。そろそろディスコ探偵水曜日級の長編を出してほしい。

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    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    「ろくでもない人間がいる。お前である。
    くだらないことに執着して他人に迷惑をかける人間がいる。これもお前である。
    何を触っても誰と関わっても、腐敗と不幸をもたらす人間がいる。まさしくお前である。」

    SNSでバズっていた印象に残る書き出しがキッカケで手に取った本。短編集なので非常に読みやすく、内容も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    観念的なものが現実とも繋がっていて、つまり目の前の現実は用意されたものではなく、自分の脳内が用意したもの、という様なお話が多かった気がします。
    そこをそのまま描いた小説はあまり見かけない気がしますが本作で語られている事も腑に落ちるというか、「あるある」の様な気分で共感してしまいました。確かに在るけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    snsで知ったから読みたいと思っていたけど、想像以上にぶっ飛んでで、最初は完全に理解できなかったけど、何回か読んでいくうちに自分の中で少しずつ理解?することができた。
    何回読んでもわからないところもあるけど、他にはない表現の仕方が好き。

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    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    「ろくでもない人間がいる。お前である。」
    書き出しからガツンと来る短編の数々でした。この発想はどこから出て来るのだろうとしげしげ見てしまう、そういった面白さがありました。
    初めての舞城王太郎でしたが短編から入ったのはよかったかもしれません。句読点が少なく一本の棒のような文も面白いし、話ごとにフォント...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月12日

    物語設定も語りも奇天烈だなぁと思う。短編によっては文字のフォントも違うのだけれど、これも態とかな?それぞれの短編は全く繋がりのないような物語にも見えるけど、それぞれの短編を線で結ぶと円環をなすような気がする。時空を超えて繋がっているようなイメージ。連想的というか。舞城ワールド満載でとても面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年07月27日

    この人の本は、ずいぶん前に「好き好き大好き超愛してる」を読んで以来で、たぶん2冊目。
    前回読んだ時は「悪くない」と思ったのは確かなんだけど、当時日本の若い作家は、病んだ感じの一方的な語りが多くて(たくさん読んだわけじゃないので単なる思いこみかもしれないけど、当時はそう思ってた)、その病みの一族の一人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月25日

    あなたの胸にほんの少しだけ、もしくは強烈に響く 摩訶不思議な舞城ワールド炸裂の短編集 #短篇七芒星

    相変わらず意味不明、でも読まされてしまうし、ジワリと心に訴えかけてくる何かがある。正直、凡才な私には理解しやすい作品しか伝わってきません。でも読書を楽しむにはそれでよいですよね。

    不思議な体験をし...続きを読む

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短篇七芒星 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2022年06月29日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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