女文士

女文士

627円 (税込)

3pt

もっと幸せになりたい。もっと認められたい。もっともっと、愛されたい。男を、結婚を、名声を、執拗に求め続けた女、眞杉静枝。最初の結婚からは自ら逃げ出した。愛人・武者小路実篤はついに応えてくれなかった。若い恋人・中村地平は逃げ、夫となった中山義秀も最後には背を向けた。死の間際まで艶聞にまみれたスキャンダラスな女流作家。こんなにも狂おしく哀しい女がいた――。

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女文士 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    林真理子の本は多少読んでいるが、エッセイが多く、彼女はファッションや美容の事に関する関心が強い女性と言うイメージが強かった。
    この本は、とても引き込まれて読んだ。眞杉静枝と言う女性に嫌悪感を覚えてしまったが、彼女の哀しさ淋しさと言うものが伝わってきて切なかった。
    壮絶な生涯を描いた凄い本だと感じ、著

    0
    2012年08月16日

    Posted by ブクログ

    『胡桃の家』『幸福御礼』『みんなの秘密』につづき、この『女文士』は「衝撃を受けた林真理子作品」のひとつになりました。
    「もっと幸せになりたい。もっと認められたい。もっともっと、愛されたい。男を、結婚を、名声を、執拗に求め続けた女、真杉静江。最初の結婚からは自ら逃げ出した。愛人・武者小路実篤はついに応

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    林さんのエッセイは面白いけど、小説は驚く!!面白くてゾッとするッ!!コレは学校の便覧で登場する文士の名前を探しながら読み2・・・。決して静枝に同情はせんけどもな(好かんタイプ)〜〜〜モヤ2・・・。気持ちが納まらんので、今年の読書感想文にしよう・・・。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    決して共感は持てない、やりきれなさすら感じた。林さんが持つ独特の感性で書かれる誰でも持っているだろう一面を見た気がした。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    【自称女流作家の波瀾万丈ダメんずウォーカー】
    「白蓮れんれん」「ミカドの淑女」との評伝三部作内では、一番良かったかもしれない。
    眞杉静枝の波瀾万丈の人生の目まぐるしさと寂しさ。
    彼女の、登場人物たちの著作も読みたくなった

    0
    2017年04月26日

    Posted by ブクログ

    眞杉静江という人は正直苦手だ。
    私のなりたくない人間NO.1。
    美人で、何もしなくてもチヤホヤされて、知名度の割には何もしていないのに。
    でも、あとがきの女流作家の業という言葉に納得した。
    世間は飽きっぽく、次々と仕事をしなければ存在を忘れ去られるのだ。
    なんだか教訓というか、戒めというかを得た。

    0
    2016年10月29日

    Posted by ブクログ

    眞杉静枝・・・・女流作家、らしいんだけど誰?って感じ。
    宇野千代、平林たい子、林芙美子・・同世代の作家で活躍してる人は何人かわかるけど、
    彼女の名前は初めて知った。
    それもそのはず、たいした作品を残してないのだもの。
    今でいうスキャンダル女優みたいなもの?
    たいした仕事をしてるわけでもないのに、当時

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    文才も美貌も持った真杉静枝。ひたすら愛を求める姿には辟易する反面、プライドもなく愛に縋る姿にはどこか憎めない部分がある。自分もそうなのかもしれないな。もちろん、歴史小説として内容が濃く読み応えあり。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    林芙美子や宇野千代と同時代に生きた眞杉静江の生涯を彼女の付き人のようなコケシちゃんの視点から描く。

    台湾で生まれ、美貌の母から受け継いだ美貌ゆえに先を不安がられ早くに嫁がされるもその結婚生活は不幸なものに。

    YWCAの寄宿舎へ逃れ、ようやく読書の楽しみを語り合う友に恵まれ…記者の仕事も得て。

    0
    2016年11月18日

    Posted by ブクログ

    女流作家になるという幸福はあったけど、他は離婚とか戦争とか麻薬中毒とか辛い事が多くて、波瀾万丈で浮き沈みの激しい人生より、平凡な人生の方がいいって思ってしまいました。
    全部フィクションの話なら○○の時に××しておけばよかったのに…とか感想が言えるのですが、実在した人物の話だと事実として受け止めるしか

    0
    2010年11月15日

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