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Posted by ブクログ 2012年08月16日
林真理子の本は多少読んでいるが、エッセイが多く、彼女はファッションや美容の事に関する関心が強い女性と言うイメージが強かった。
この本は、とても引き込まれて読んだ。眞杉静枝と言う女性に嫌悪感を覚えてしまったが、彼女の哀しさ淋しさと言うものが伝わってきて切なかった。
壮絶な生涯を描いた凄い本だと感じ、著...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『胡桃の家』『幸福御礼』『みんなの秘密』につづき、この『女文士』は「衝撃を受けた林真理子作品」のひとつになりました。
「もっと幸せになりたい。もっと認められたい。もっともっと、愛されたい。男を、結婚を、名声を、執拗に求め続けた女、真杉静江。最初の結婚からは自ら逃げ出した。愛人・武者小路実篤はついに応...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
眞杉静枝・・・・女流作家、らしいんだけど誰?って感じ。
宇野千代、平林たい子、林芙美子・・同世代の作家で活躍してる人は何人かわかるけど、
彼女の名前は初めて知った。
それもそのはず、たいした作品を残してないのだもの。
今でいうスキャンダル女優みたいなもの?
たいした仕事をしてるわけでもないのに、当時...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月18日
林芙美子や宇野千代と同時代に生きた眞杉静江の生涯を彼女の付き人のようなコケシちゃんの視点から描く。
台湾で生まれ、美貌の母から受け継いだ美貌ゆえに先を不安がられ早くに嫁がされるもその結婚生活は不幸なものに。
YWCAの寄宿舎へ逃れ、ようやく読書の楽しみを語り合う友に恵まれ…記者の仕事も得て。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月15日
女流作家になるという幸福はあったけど、他は離婚とか戦争とか麻薬中毒とか辛い事が多くて、波瀾万丈で浮き沈みの激しい人生より、平凡な人生の方がいいって思ってしまいました。
全部フィクションの話なら○○の時に××しておけばよかったのに…とか感想が言えるのですが、実在した人物の話だと事実として受け止めるしか...続きを読む
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