花探し

花探し

660円 (税込)

3pt

イケよ、と綿貫は命じた。「我慢しないでイケよ」――男が射精するのをこらえるように、舞衣子は別のことを考える。だって男に命じられるのは好きじゃない。男を選ぶのは私――。舞衣子は不動産王に磨き上げられた愛人のプロ。美しく洗練された容姿を高級ブランドに包み、ベッドではテクニックの限りをつくす。そんなある日、舞衣子は新たな「男」を探すことを決意する。とにかく金を持っている男。それを惜しみなく女に遣う男を――。SM趣味の御曹司、一夜に何度もイカせる有名作家……秘密の館で、ホテルのベッドで、官能と欲望の日々がはじまる。果たして次の「男」は……

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花探し のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年05月05日

    再読。何回となく読んだ作品。
    自らの美貌を武器に贅沢な愛人生活をしている主人公が、次の愛人を探す話。
    バブル期ようなブランドの数々、高級な食事等お金持ちの世界を見るのが楽しい。
    主人公が自分の価値をお金が図るところが、わかりやすくて頼もしい。

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    Posted by ブクログ 2009年11月30日

    中学生のころから何回も読んでいる本
    主人公の女性として、愛人としてのプライドにすごくひかれてしまう

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    Posted by ブクログ 2022年12月21日

    舞衣子のような女性に一度は憧れる女性は少なくないのではないかな。私は憧れたことがある。
    自分の持って生まれた美しさを利用して何が悪い。そこに対して、虚しい女、や、無価値な女というように非難されるのはおかしいと思う。それはただの嫉妬。

    ただ、憧れる一方、男性に囲われた先に自分の欲する幸せはあるのかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    バブル〜バブル崩壊後の時代を生きる
    愛人のプロ、舞衣子の物語。

    バブル崩壊後に生まれたわたしにとって
    本当にこういう人いるのか…
    バブルすごい…
    というのが正直な感想です(笑)

    舞衣子にとっての「花探し」なのか
    おじさま達の「花探し」なのか…
    真相は分からないまま、
    物語は続いているように終わり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月14日

    プロの愛人が主人公の話。
    働かなくてもお金もらえていいなーと思ったけど、わりと大変そうだった。
    私は貧乏でも自分で働くほうがいい

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    Posted by ブクログ 2015年12月19日

    自分の美貌を武器にして「愛人」という立場になり、贅沢な生活をする舞衣子。
    プレゼントの値段で自分の価値を測り、男性に対して傲慢で、全く共感できないけどここまで徹底して突き抜けていると、といっそ清々しいくらいで、虚構の世界を楽しめた。
    女性の旬の時期なんて短いのに……でも、最後の強かさを見ると彼女は年...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月11日

    小説の素晴らしいところの1つは、自分の知らない世界を見せてくれるところだと思います。
    本書の主人公は、プロの愛人。
    お金持ちの人たちが作り出す煌びやかな世界と、自分とは全く違う価値観の人々に触れられておもしろかったです。

    中村うさぎさんが素晴らしいあとがきを書かれてるんですが、私も主人公には1ミク...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月04日

    バブルをいつまでも引きずっている痛々しい女、でもそのセルフプロデュース力はすごいと思いました。真似したいとは思わないけど、とても勉強になりました。参考にはさせてもらいます。
    自分の魅せ方を知ってる女は強いですね。いちいち頷いてしまいました。
    客観的に見ると舞衣子も若くないんだし、チヤホヤされる歳はも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月02日

    サトコを脅したところまでは面白く読めたけど、綿貫にあてがうのはちょっとなぁ…これじゃ舞衣子がただの嫌な女になる気がする。彼女は狡猾ではあるけれど嫌味な女ではないイメージだったので。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    愛人として生きる女。ザ・林真理子。何人ものパトロン(もしくは候補)の言葉や行動を反芻し、金に換算し、天秤にかける。卑しいが、たくましい、そして寂しい生き方。

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