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作品一覧 2024/04/10更新 文藝春秋 NEW 試し読み フォロー 源氏物語 試し読み フォロー 決定版 女人源氏物語 続巻入荷 試し読み フォロー 愛死 試し読み フォロー 愛すること 出家する前のわたし 初期自選エッセイ 試し読み フォロー 愛することば あなたへ 試し読み フォロー 愛する能力 試し読み フォロー 愛と祈りを(小学館文庫) 試し読み フォロー 愛と別れ 世界の小説のヒロインたち 試し読み フォロー 愛のまわりに 試し読み フォロー 愛の倫理 試し読み フォロー あきらめない人生 試し読み フォロー あきらめない人生 試し読み フォロー あこがれ 試し読み フォロー 明日は晴れ 試し読み フォロー 与える愛に生きて 名僧の教え(小学館文庫) 試し読み フォロー あなたにだけ 試し読み フォロー 生ききる。 試し読み フォロー 生きてこそ 値引きあり 試し読み フォロー 生きることは愛すること 試し読み フォロー 生きることば あなたへ 試し読み フォロー 生きるよろこび 寂聴随想 試し読み フォロー いずこより 試し読み フォロー いのち 試し読み フォロー 命あれば(新潮文庫) 試し読み フォロー 命の限り、笑って生きたい 試し読み フォロー いのち発見 試し読み フォロー いのち華やぐ 試し読み フォロー 祈ること 出家する前のわたし 初期自選エッセイ 試し読み フォロー いま、愛と自由を 寂聴塾ノート 試し読み フォロー 今を生きるあなたへ 値引きあり 試し読み フォロー いよよ華やぐ 試し読み フォロー 老いて華やぐ 試し読み フォロー 老いも病も受け入れよう(新潮文庫) 試し読み フォロー 老いを照らす 試し読み フォロー 女の海 試し読み フォロー 書くこと 出家する前のわたし 初期自選エッセイ 試し読み フォロー 花芯 値引きあり 試し読み フォロー かの子撩乱 試し読み フォロー 髪 試し読み フォロー 渇く 試し読み フォロー 求愛 試し読み フォロー 99年、ありのままに生きて 試し読み フォロー 95歳まで生きるのは幸せですか? 試し読み フォロー 97歳の悩み相談 試し読み フォロー 悔いなく生きよう 試し読み フォロー 幻花 試し読み フォロー 源氏物語の女君たち 試し読み フォロー 「源氏物語」を旅しよう 古典を歩く4 試し読み フォロー 現代語訳 とわずがたり(新潮文庫) 試し読み フォロー ここ過ぎて 白秋と三人の妻 試し読み フォロー 孤独を生ききる 試し読み フォロー 死に支度 試し読み フォロー 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 試し読み フォロー 釈迦 試し読み フォロー 生死長夜 試し読み フォロー 掌篇歳時記 春夏 試し読み フォロー 新寂庵説法 愛なくば 試し読み フォロー 新装版 花怨 試し読み フォロー 新装版 かの子撩乱 試し読み フォロー 新装版 京まんだら 試し読み フォロー 新装版 祇園女御 試し読み フォロー 新装版 寂庵説法 試し読み フォロー 新装版 寂聴 般若心経 生きるとは 試し読み フォロー 寂庵コレクション 試し読み フォロー 寂庵浄福 試し読み フォロー 寂庵だより 試し読み フォロー 寂庵だより 試し読み フォロー 寂聴あおぞら説法 愛をあなたに~みちのく天台寺~ 試し読み フォロー 寂聴あおぞら説法 こころを贈る~みちのく天台寺~ 試し読み フォロー 寂聴あおぞら説法 切(せつ)に生きる~みちのく天台寺~ 試し読み フォロー 寂聴あおぞら説法 日にち薬~みちのく天台寺~ 試し読み フォロー 寂聴生きる知恵 法句経を読む 試し読み フォロー 寂聴 九十七歳の遺言 試し読み フォロー 寂聴源氏塾 試し読み フォロー 寂聴 源氏物語 試し読み フォロー 寂聴巡礼 試し読み フォロー 寂聴精撰 美しいお経 試し読み フォロー 寂聴先生、コロナ時代の「私たちの生き方」教えてください! 試し読み フォロー 寂聴相談室 人生道しるベ 試し読み フォロー 寂聴・猛の強く生きる心 試し読み フォロー 寂聴辻説法 試し読み フォロー 寂聴 天台寺好日 試し読み フォロー 寂聴と読む源氏物語 試し読み フォロー 寂聴 残された日々 試し読み フォロー 寂聴の仏教入門 試し読み フォロー 寂聴 美の宴 試し読み フォロー 寂聴仏教塾 試し読み フォロー 女徳 試し読み フォロー すらすら読める源氏物語 試し読み フォロー 生とは、死とは 試し読み フォロー 瀬戸内寂聴×堀江貴文 対談 試し読み フォロー 瀬戸内寂聴の源氏物語 試し読み フォロー 先生、ちょっと人生相談いいですか? 試し読み フォロー その日まで 試し読み フォロー 増補版 笑って生ききる 寂聴流 悔いのない人生のコツ 試し読み フォロー 大切なひとへ 生きることば 試し読み フォロー 小さい僧の物語 試し読み フォロー 超合本 源氏物語 巻一~十 試し読み フォロー 月の輪草子 試し読み フォロー 1~100件目 / 146件<<<12・・・・・・・・>>> 瀬戸内寂聴の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 花芯 瀬戸内寂聴 実は今まで寂聴さんの本は読んだことがなかった。でも、『携帯小説』を少しだけ読んだことがある。瀬戸内寂聴さんが名前を隠して投稿したと話題の作品を読んでみた。 すごい……と思った。 他のケータイ小説と変わりのない時代の物語が忠実に書かれている。高校生が書いているものと思っても不思議ではないくらいのクオ...続きを読むリティのものが仕上がっていた。 バカにしているわけではなくて、ちゃんと流行が取り入れられていてその時代の言葉も散りばめられていて、古臭いものが一切消えている事に感動してまうくらいの作品だった。 それでいて、文章は携帯小説にしては固いような気もした。私はその硬さも好きだった。 ただ『ケータイ小説』が好きではなかったため、途中で挫折した。 私が当時知っていた寂聴さんの事と言えば、尼になってる人、小説を書いているようだというぐらいしかなかった。 ケータイ小説の最初しか寂聴さんの小説を読んだことがない。 私がこの『花芯』を読もうと思ったのは、それが『性的だと話題になった作品』だというからだった。その部分に興味を持って、読んでみることにした。 やっぱり『すごい』しかない。ケータイ小説が軽い文体だったので、そのような感じなのかと思えば、全く違って古くて硬い。それでいて、女性の部分の表現が柔らかい。女性の視線があちこちに紛れ込んでいて、ドキッとする。 ・いろ るいという五目(踊、長唄など)の師匠と銀次郎の恋物語。銀次郎18、るい49という年の差から別れて、銀次郎は結婚し、るいは死を迎える。銀次郎もいつの間にかいなくなり、死の連絡が来る。 短くて読みやすい。江戸という馴染みのない設定なので、よくわからない部分もあるけど全体的にはしんなりとしていて嫌いではない。 『きゃしゃなるいの体は、うす青いらんぷの灯りの中では、人魚のような妖しい白さに濡れ、底のない泉のようにゆたかにあふれ続けていた。』25p 性行為中の描写がこれ。すごくしっとりしている。 ・ざくろ 亮吉とナミの恋物語。どちらも別の伴侶との間に子供がいる。亮吉は子供が欲しいと言い、ナミはいらないというが……。 『皮を弾いてのびてゆく、白い粉をふいた若竹のようなすがすがしい少女の肌の弾力が、未知の触感として、ひどく私の好奇心をそそってくるのでした』53p 亮吉の娘に生理が来たと聞いて、ナミも自分の娘がそんな年ごろかもしれないと想像しつつ他の少女を眺めているシーン。すこし異常な感覚かもと思うし、これ男性の視線だと危険になる。でも、女性もそんな目で少女を眺める瞬間があるのは分かるような気がする。世間的にはアウトだけど。 子どもが欲しい云々は、正直よくわからない。 ・女子大生・曲愛玲 中国人の曲愛玲(チュイアイリン)とみねの恋愛模様? 女性同士の恋愛かと思いきや、愛玲には男がいて妊娠しているといい……。 正直、この物語はわからない。時代背景も複雑な感じがするのに、人間関係も複雑だった。 ・聖衣 電車の中で二人のシスターに出会いながら、けい子は過去を考える。 「性の喜びは、けい子にとって、いつまでたっても、あの幅広い、とらえがたい風に似たオルガンの音のようなものであった。男がじぶんの上でうごめき、嘆きを忘れ、恍惚と虚脱するのを感じる時、けい子はじぶんが、まんまんとふくれ上がった、ゆたかな海になった想いがする。」108p ひっそり言葉が隠されてるのだろうかと思いながら読んでしまった。でも、すごく素敵な心理描写だなと思う。 物語のラストは男に「私とだけじゃなかったんだろう」と言われて子供を下ろして、男が死んでいてくれたらと願う……。過去はドロドロだけど、電車の中ではシスターが微笑むというほのぼのシーンで終わってる。ひっそりとシスターでも『性的なものがある』とほのめかしているのも、どんな意味なのかを考えてしまいそうになる。 ・花芯 園子の物語。雨宮と結婚し、越智と浮気する。その後、雨宮とは離婚し園子は娼婦になる。 物語は好みではないし、娼婦になるまでの過程も共感できる点は少ないのだけど、細部は確かにと思うものが多々散りばめられている。 『私の処女なんて、全く偶然に、結婚まで守られたにすぎない。』147p 『女というものは、自分の目でさえ遂に確かめることのできない、小さな薄い一枚の膜のため、死ぬまでの貞操を約束させられねばならないのだ。』147p 『臨月近くには、お臍まで飛び出してくる醜悪な我身の裸を、真正面から真横から鏡に映したことのある女なら、じぶんが女に生まれたのを呪いたくなるだろう』151p 『死というものを、私は、セックスの極におとずれる、あの精神の断絶の実感でしか想像することができないのだ。』249p 女や身体への呪いがこれでもかと書かれてるのはすごいなと思う。ただ性に奔放なわけではなくて、出産後に性の喜びを知ったというのもあり得そうな話だとは思う。(すべての女性がそうなるわけではないし、大半の女性は出産後の性行為は苦痛でしかない。ホルモン的には出産後は性欲が抑えられる) 女性とはこうだと言いたいわけでもないし、人によっては子どもを置いていくなんてありえないのだろうけど。(この短編集の女性キャラたちは子どもに対して淡白すぎる気はする) 母子神話を信じたいわけではないけど、そう簡単でもなさそうな……でも短編だからその辺りがあっさり見えてしまうだけなのかと考えてしまう。 一冊読んで満足したので、寂聴さんの本はもういいかなと思った。 Posted by ブクログ 源氏物語 巻十 瀬戸内寂聴 光源氏の死後は蛇尾になっていくのかと思いきや、浮舟からの話でもうひと盛り上がりした。紫式部はどんな気持ちでこれを書いたのかは分からないけど、全編通して男のことをろくでもないものとして描いていて、それが宮中の男女問わずウケていたのもすごい。どんな所だったんだろう…。 Posted by ブクログ 源氏物語の女君たち 瀬戸内寂聴 男が好きなのは夕顔、苦手なのは六条御息所に深く納得。 とても面白かった。一通りは知ってるつもりなんですけど、夕顔の娼婦性とか全然考えたこともなかったです。 寂聴先生ならではの仏教観や作家から見た時紫式部もとても興味深い。 「女が恋物語を好きなのは、成就した恋のハッピーエンドに拍手するのではなく、恋...続きを読むに心が傷つき血を流す哀しさと美しさに感動するからです」 ここに深く感動しました。 光源氏はいわゆる狂言回しで本当に書きたかったのは女たちというのは、本当にそうだと思います。 久しぶりにざっくり読み返す時の手引きとかにおすすめです。 Posted by ブクログ 利他 人は人のために生きる 瀬戸内寂聴 / 稲盛和夫 東日本大震災で亡くなられた方や、大変な思いをしている方へのエールがたくさん書かれていた。まず、印象に残っているのは、借金を踏み倒しても生きる選択をしてほしいと言っていたこと。人のために生きることの素晴らしさを気づかせてくれる本だった。 Posted by ブクログ 笑って生ききる 瀬戸内寂聴 小説家の瀬戸内晴美さんを知ったのは十代の頃。 テレビで出家するときの得度式を見たとき。 瀬戸内寂聴さんの本は、かなり読んできた。 美容室での雑誌に載っていると、必ず読んだ。 我が子を置いて、不倫にはしったり、 つぶれそうなお寺を私財をなげうって建て直したり、 国会の前で座り込みをしたり、 とんでも...続きを読むない波乱万丈の生き様だったと思う。 だからこそ、人の悩みや辛さに寄り添えうことができる。 「無常」 平凡な人生は決してない。 どんな人にも。 でも、「笑って生きる」ことは、少しはできるが、 「笑って生ききる」など、 並大抵のことでは出来ないと思う。 寂聴さんならでは。 戦争中の苦労した話や、晩年、娘さんが家族を連れて会いに来てくれた話は、とても胸が熱くなった。 思い残すことはもうないと思う。 あちらでの、法話、行ったときに、聞けたらいいな~ Posted by ブクログ 瀬戸内寂聴のレビューをもっと見る