月の輪草子

月の輪草子

583円 (税込)

2pt

3.5

崇拝する中宮定子を慰めるため「枕草子」では美しいことばかり描いた。智識と才気で紫式部と反発し合った清少納言も、いまは山の庵でひとり九十を迎える。自分の定命がわからないのも仏の慈悲。心には華やかな宮中での日々が甦える。九十歳の著者が九十歳の清少納言に乗り憑ってのモノローグ。著者畢生の意欲作。

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月の輪草子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年08月04日

    清少納言が90歳まで生き、過去の想い出に身を馳せたらどうなるのか。
    最愛の定子様の幸せや不幸。
    自分を愛してくれた父や元亭主との想い出。
    定命を待つ清少納言の、今と昔を行き来する物語。

    90歳の瀬戸内寂聴さんが、90歳になった清少納言が何を想うのかを書いた小説です。
    清少納言を通して、自分の死生観...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月17日

    面白かったです。90歳の寂聴さんが、晩年の清少納言を描く。
    寂聴さんの後書きにあったように、本当に清少納言が乗り移って、つらつらと思い出を語っているような作品でした。
    何度も何度も描かれるエピソードが、華やかなようであり、寂しくもあり、しみじみとしました。
    人の世の儚さよ…政の駆け引きが特に無常だと...続きを読む

    0

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