本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

720円 (税込)

3pt

「(すべては情報という)社会でおそらくいちばん忘れられそうなこと、それはモノである。モノとカタカナで書くのは、私の場合には、ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、という定義になる。……私は日本人で、人間を中心に考えるから、ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい。以前からそう思っていた(養老孟司氏のまえがきより)」。 このような立脚点から養老氏が知見を論じ合うのは、ダム行政に手腕を発揮し、また地形やデータから日本文明の歴史を解き明かしてきた元国土交通省河川局長。石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化などの問題の本質に迫る。「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。戦う農業経済学者・神門善久との鼎談「日本の農業・本当の問題」も掲載。ものの見方、日本の見方を変える一冊。

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本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月22日

    今から、草むらに行って虫でも捕まえた方がいいのかな〜、っと言う読後感。抽象的な議論を積み重ねてもどうにもならない、と言うのは確かにそうだと思われた。「下」から積み上げていくことが、確実である方法である、と言うのは、確実性の高いこと、かつ自分の中で何度も咀嚼したことしか言わない(言えない)養老さんらし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    石油、温暖化、少子化、水に農業の問題。事の起こりを知ってから自分の頭でしっかり考えることをしなくては「だめ」ですなぁ!

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    Posted by ブクログ 2015年03月29日

    読書録「本質を見抜く力」5

    著者 養老孟司、竹村公太郎
    出版 PHP新書

    p144より引用
    “いまの人はいらいらしがちで、すぐ全か無
    かと考えますけれども、生態系を扱うにはほ
    どほどという考え方が必要です。”

    目次から抜粋引用
    “人類史は、エネルギー争奪史
     温暖化対策に金をかけるな
     少子化...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月23日

    読むの二回目だけどやっぱ面白い。以前より自分に内容が近い感じがするのは、震災や原発のことがあるからだろうな

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    Posted by ブクログ 2010年11月14日

    養老孟司氏と元国土交通省竹村河川局長との対談形式の本である。
    幼年期を少国民と過ごされた方らしいコメントがほんの少し目に入るが、
    意図的に読み飛ばす。情報は多く入手し吟味する。

    以下に備忘録を掲載。
    <石油>
    ・アメリカの自由経済は原油価格を一定にするに限りの自由:無限にオイルを供給することが条件...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月22日

    メディアが喧伝し始めた所謂〝環境問題〟を見つめ直すよいきっかけになります。養老氏、竹村氏の主張の根拠となる統計データ、文献など、非常に興味深い情報を披露しています。

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    Posted by ブクログ 2009年10月09日

    博識な二人の対談形式。

    世の中の色々な社会問題に対して二人の見解に触れられる一冊です。

    仮説をしっかりと立て、それに対して図や資料を使って分析し、立証しているし、
    仮説自体もおもしろく思慮深さを感じることができる一冊です。
    普段の新聞やテレビの出来事を深く掘り下げて世の中の問題に対面してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    理科系の視点として「モノ」から物流、歴史、環境問題を論じようという養老氏の試みにより出版された本。
    人間の感情や、思想から行動が起こるのではなく、全ての事象は「モノ」に起因するという信念を養老氏は持っているというが、随所に前者の文系的視点での議論もあり、「モノ」だけで議論することの難しさを感じる。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月16日

    物事のうわべだけを見て分かったつもりになってる。今の日本にはそういう人ばかりいる。 もっと物事の本質を見抜く「ものの見方・考え方」を身に着けておかないと、この先大変ですよ。 という感じの内容です。 読んでると、自分の中の「バカの壁」に気づかされ、目が開いて行く心地がしました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    値段(760円)の割に相当お得な本である。
    きっかけ:石破茂農林水産大臣のすすめ
    普段考えてもみなかった視点を得られ、世の中の見方に関して相当考えさせられた。自分たちの存在のベースになっているものはエネルギーということに気付かされた。

    ○アメリカの言う自由経済は、原油価格が上がらないという前提あっ...続きを読む

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