死の壁

死の壁

660円 (税込)

3pt

過去に死ななかった人はいない。人間の死亡率は100%なのだから――。誰もが必ず通る道でありながら、目をそむけてしまう「死」の問題に『バカの壁』の養老先生がズバリ解答! Q.自殺はダメ? A.「どうせ死ぬんだから慌てるんじゃねえ」 Q.生きがいとは何か? A.「そんな問いは暇の産物。トイレに行きたいときに考える?」 Q.なぜ人を殺してはいけないのか? A.「死は回復不能だから」……など、死にまつわるさまざまなテーマを通じて、現代人が生きていくための知恵を考える。逃げず、怖れず、考えた最終解答!

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死の壁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月24日

    「生きがいとは何かというような問いは極端に言えば暇の産物なのだ。」
    都市化、意識化が死を遠ざけている。

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    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    ズバリって感じで答えを提示するのではなく、こちらに考えることを促してくるというのか…
    死についていろんな観点から論じているけど、私みたいなアホでも理解できるように、かなり優しい言葉を用いて書いてある本だと思いました。

    自殺はやっぱり駄目。

    自分が自殺した後、周囲にどんな影響を与えるのか考えてみな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月05日

    死は観念ではなく、日々トイレでひねり出さねばならないウンコと同じく、有機的でどうにもならないものなのだという養老節に、毎度のごとく唸らされました。

    都市化と共に生活の場から死も消えたというのは納得です。都市というのはクリーンで支配できるものに満ちています。汚らしいもの、秩序を乱すものは許されず、周...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月21日

    皆安楽死する側の気持ちは考えるが、安楽死させる側の視点は欠如していることがある。
    死体を見る視点では、俺の死体は存在しない。

    普段考えが及ばない視点からの記述があり新鮮でした。

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    Posted by ブクログ 2021年02月17日

    死について色々な視点で書かれている。「死んだら共同体から追い出される」という考えは面白いと思った。冷淡で単純だけど的を得ているような、合理的とも言えるような言い回しがかえって納得させられる感じがした。死について考える事はとても大事だけど、自分の死を怖がって不安になっても仕方ねえよな!って話

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    Posted by ブクログ 2020年11月03日

    解剖学者だった筆者が思う"死"について書かれた本。
    自死は自分は死んでしまって関係ないが、周りに与える影響は大きい。
    だから、"死"というものを軽く考えて自殺をしてはいけない。
    医者である筆者が考える安楽死。医者も人間で人を殺めるということはしたくない。十字架...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月28日

    東京大学名誉教授であり、解剖学者である、養老孟司が死について語った一冊。同氏の大ベストセラーである“「バカの壁」の続きみたいなもの”と位置づけられているが未読でも支障はない。

    日本人の死生観の変遷と、その根底にある歴史的・文化的な土壌をわかりやすい比喩を混じえて考察している。時に諸外国と対比す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月04日

    社会の在り方や問題点について、「死」を視点に述べられていて、面白かった。「死」はどこから「死」なのか、なぜ死んだら名前(戒名)が変わるのか、死体は「モノではなくヒト」、日本では死んだらメンバーズクラブ(共同体)から脱会させられる、など、死の概念的な思索、死と社会の関係性について、漠然とだけど、理解出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月10日

    人生の問題に正解はない、そもそも本に書いてあることを全部絶対正しいなんて思わないでくれ
    実際に、何でも、「調べればわかる」「見ればわかる」というようなことはありません
    ただし、人生でただ一つ確実なことがあります。人生の最終解答は、「死ぬこと」だということです。

    気になったことは、以下です。

    なぜ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    神に愛された人ほど早く死ぬと言う言葉
    自殺してしまった友達もきっと愛されたから死んでしまったのだろう
    都市化が進んで人の心は離れて行ってしまっている。
    しかし、3人称の死が増えてもなお、心が痛むのならきっと人は性善説である証明なのだと思う。

    全ての人間を愛せなくてもせめて目の前にいる大切な人を愛し...続きを読む

    0

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